人生、ここにあり!

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人生、ここにあり!

解説

法律により精神病院の撤廃が進められていた1980年代のイタリア・ミラノを舞台に、実話を映画化したコメディドラマ。革新的な考え方をもつネッロは労働組合から疎まれ、精神病院から追い出された元患者たちの協同組合に左遷される。精神病の知識などないネッロだったが、元患者たちとあらたな事業を立ち上げるために奮闘する。イタリア映画祭2009にて「やればできるさ」のタイトルで日本初上映。11年劇場公開。

2008年製作/111分/G/イタリア
原題:Si Puo Fare
配給:エスパース・サロウ
劇場公開日:2011年7月23日

スタッフ・キャスト

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(C)2008 RIZZOLI FILM

映画レビュー

3.0様々な個性が絡み合う考えさせられる答えの出ない問題。

2022年8月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

幸せ

内容1983年イタリア🇮🇹ミラノに実際あった精神病患者を一般社会に馴染ませ様とする運動家とイタリア特有の社会連帯組合についての物語。WW2戦後共産党と民主主義思想が対立する激動の時代に1人の気が狂っていると言われる人とそれを取り巻く人々の物語。好きな言葉は『只の精神を病んだ気の毒な人達なんです。軽い気持ちで、あの人達に勘違いさせてはいけないのです。』寄木床張り職人ジージョが好意を寄せた女性に客観的に言われた情け憐れみの言葉。この言葉は非常にパンチ力ありました。見えない大きな壁を突き付けられている様で無力感一杯になったのを覚えています。好きな場面は、やはり無言の理事長挨拶・切手を貼った便箋の束・愛の告白にと認めたパラパラ漫画でした。言葉にならない大切な思いを伝える術は雰囲気や五感に訴えかけるものなんだなと自分も汁が出そうになりました。そして注目すべきは、当時イタリア🇮🇹の社会連帯組合の時代背景が分かり非常に勉強になります。WW2以降親しくなる日本との🇯🇵関係も面白かったです。それを説明する冒頭2分の走りかたは流石で、とても軽快でスタイリッシュです。あまりに情報盛り過ぎて、やり過ぎな感覚はありますが非常に興味深くそして、ひたすらに軽く楽しめました。それでいてイタリア🇮🇹の怖さも見え色んな角度から鑑賞できるいい作品だと思います。

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コバヤシマル

3.5実話をもとにした・・・。

2022年8月12日
PCから投稿

誤解を承知であえて言うと、
障害者と健常者と分けるのがすでに差別であり偏見であり。
男も女も、LGBTQも。
赤ちゃんも子供も大人も老人も。
黒人も白人もアジア人も。
貧乏も金持ちも無職もバイトも派遣も。
imagin all the people living for todday.
ってジョンレノンが言ってた。

そんな意見を理想主義者だって
非難する心がそもそも差別のはじまり。

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にゃろめ

0.5なんか俯瞰した目で見ている。

2022年1月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

実話と言うが、コメディで語れる内容では無いし、2時間位で語れない話だと思う。
イデオロギー的には分かるが、あまり、共感出来ない。80年代の話だから、まだまだ、市場経済も好調な時。現状はどうなのか知りたい。
この映画見て泣いては駄目だ少なくとも。

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マサシ

4.0組合こそ人生

2021年12月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

単純

幸せ

1980年代のイタリア、精神病院の患者たちで構成された組合とそのマネージャーネッロの、実話を元にしたサクセスストーリー。

久しぶりのイタリア映画。
これは喜劇なのか、それとも悲劇なのか。
でも、少なくとも希望のあるとにかく良い映画だ。
組合についてはあまりよく知らなかったが、色々と勉強になった。
自分自身、はじめは精神障害者というフィルターをかけて見てしまっていたけれど、ネッロと組合員たちの熱量を見ていれば、そんなの本当にどうでも良く感じる。
「やればできる」
仕事だって恋だって。
松岡修造ばりの激励にこちらが勇気をもらった。

物語は後半急展開を見せる。
決してサクセスコメディだけでは終わらせない、彼らゆえの厳しい現実。
彼の母親がネッロだけに息子の写真を渡さなかったシーンがなんとも苦しい。
組合員たちは、恋をして良くも悪くも変わった。
「金の次は女だ!」と、ダンスホール行くためにおめかししている彼ら。
自分を責めるネッロを支える彼女。
組合には新たなメンバーが加わって、いつの間にか上達してるの寄木張り。
喋れないだけなのに威圧感半端ない理事長。
「フロだぁ!」と叫ぶ優しい心の彼に、彼氏100人持ちの彼女。
みんな愛おしい。
突き付けられる現実と真っ向から闘う彼らを描いた、とてつもない愛の映画だった。

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唐揚げ
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