コクリコ坂からのレビュー・感想・評価
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飛び抜けた何かがあるというわけでもないのかな
ていねいに作られているし、『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』あたりの難解なファンタジー路線よりはずっと好きだけど、飛び抜けた何かがあるというわけでもないのかな。
舞台が横浜の山手だということで注目していました。映画で描かれている時代から約20年後、私は山手にある学校に通っていたので、昔の山手はこんな感じだったのかなあと、興味深く見ました。根岸線ができる前は横浜にも路面電車が走っていたというのは、知識では知っていても、絵として見せられると俄然イメージが広がります。
昭和の生活を描いているところは『ALWAYS三丁目の夕日』と似てますね。けっこう好きかも。
大学生を中心とした学生運動ですら身近ではない世代なので、高校生が学生集会を開くというのは、自分の中には全く持っていない感覚でした。うちの学校、当時は生徒会すらなかったからなあ。
長澤まさみの声はすぐそれとわかりましたが、岡田准一は意識しないとわかりませんでした。他にも有名な俳優さんがいっぱい参加しているはずですが、どのキャラクターを誰が演じているのかわかったのは意外と少なかったなあ。それはつまり、声の演技が自然に絵にハマっていたということだと思いますが、俳優さんの個性はあまり感じられなかったということでもあるのかもしれません。
恋愛マンガ映画
恋愛マンガが原作にされてる〜って感じの作品。
人によっては、物足りない感じがするかも。
ジブリだからといって、子供さんが観たら、全然おもしろくないって感じると思う。
私は、好きな映画です。
画はもちろん、音楽も良くて…終始ほんわかした雰囲気を感じました。
これこそ、ジブリ効果?
DVD買って、家でのんびりしながら観たいなって思いました。
学生運動的な感じとか良く分からなくて…時代背景が分かれば、もう少し楽しめそうな気がする。
1000円DAYで観たのですが、得した気分になる映画でした。
思っていた以上によかった
前から気になっていたのだが、休みがとれたので見てきた。
思っていた以上によかった。アニメなのに実写のような映画だった。
昔は自分も学級新聞をガリ版きって作ってたなあと思いました。
よく考えたらガリ版は修正ができないわけで、間違いがないように
いろいろ書く前に段どって考えていたなあと。
携帯もインターネットもない時代、コミュニケーションはストレート
だった。それがとても気持ちよく、一つ一つのせりふが心に響いた。
見た後に頭に情景や余韻が残る、とてもいい映画だった。
平板な感じ
話は分かるんだけど、正直どこが面白がれるポイントなのかよく分からない、平板な感じがした。
学生運動が盛んだった時代の雰囲気に実感がないから面白がれないのか、とも思ったが、ジブリ映画でそんな高齢者だけをターゲットにしてもらっても困る。
そして、本作のクライマックスである少女・海と少年・俊の関係が判明して行くくだりは、ご都合主義さえ感じてしまい、チープな印象さえ。うーむ。
しかし、相変わらずアニメは素晴らしい。家事の細かい所作まで絵のキャラクターがきちんと芝居をしているのは、見ているだけで楽しいし面白い。こういうのは経験の蓄積が為せる技なんだろうな、と思う。
40歳より若い人は事前の予習が必要
ゲド戦記で脚本・監督を担当して大ゴケした宮崎息子吾朗氏の監督第二作。(あまりに評判が悪くビデオすら観ていない)ゲド戦記のことがあるので全く期待していなかったのだけれど、冒頭で「脚本 宮崎駿(と丹羽圭子(ゲド戦記、借りぐらしのアリエッティなどで脚本)」と出て「おおお!」という感じ。映画はやっぱり脚本が大事だからだ。ちょっと期待が高まる。
さて、映画だが・・・・これは・・・・結構良い。女の子が空をとぶわけでも、ロボットが出てくるわけでも、戦争を始めるわけでも、風力発電をPRするわけでもないのだが、大人のためのアニメ映画として十分に成立している。
舞台は1960年頃の横浜。チョコレート色のウンコ電車(客車の真ん中に縦に棒が立っていた)が懐かしい。
というのはまぁどうでも良いのだけれど、高校を舞台にしたちょっとした恋愛模様。主人公は女性ばかりの大家族兼下宿を切り盛りする女子高校生。味付けは学生運動っぽい学生会館(サークル等、カルチェ・ラタン)保護運動。戦後の混乱などの社会情勢を加味しつつ、将来日本の高度成長期を支えていくことになる子供たちをいきいきと描いている。
全く事前情報なしで観たのだけれど、しばらくは海ちゃんとメルちゃんがしっかり把握できず、ちょっと混乱した。そういう不親切なところも逆に楽しいところなんだけれど、子供にはちょっとハードルが高いと思う。あと、普通にどこにでもプリンターがある現代じゃ、「ガリ版」とか、わかんないよね。ちょうど僕が大学生だった1985年くらいがガリ版からプリンターへの過渡期だったけれど。そうした社会的な背景とか、学校生活とかも含め、高校生ぐらいにはちょっと難しく、ノースタディでは十分に楽しめないんじゃないかと思う。大学生でもどうなんだろう・・・。メインターゲットは僕たち、1960年代生まれのような気もする。でも、考えてみればナウシカやラピュタをリアルタイムで見ていた世代でもあるんだよね。そういう意味では先日の「SUPER 8」とかと一緒で、おじさん、おばさんをメインターゲットにした映画なのかも知れない。あぁ、昔はああやってご飯を炊いたよね、とか。
ジブリならではのワクワク感とかはほぼ皆無(無理に言えば自転車の二人乗り?)だけれど、さらっと楽しめる作品だと思う。
ここ10年くらいのジブリ作品の中では一番面白かった。いつも出色の音楽だけど、本作も主題歌は透明感があって良い(とはいえ、「いつも何度でも」ほどのパワーはない)。あと、声優を使わずに俳優を使う点もいつも批判されるところだけれど、本作ではそれほど違和感がなかった。強いて言えば、長澤まさみさんの声がちょっと年長に聞こえちゃうことぐらいだろう。
ちなみに海が毎日揚げていた旗はU旗とW旗。ふたつ並べると「安全な航海をお祈りします」の意味になる。このくらいはネタバレでも知っておいた方が楽しめる。
#文字旗がわかる人間なんて全日本人の0.1%もいないはずで、そのあたりを全く解説しないのは、多分こうやって「あの旗はね・・・」みたいに語ってもらうことを期待しているんだろうなぁ。
コクリコ坂から
懐かしいにおいのする作品でした。
単純な気持ちなのですが、絵がストーリーと一緒に動くという
アニメーションを観る楽しみは十分に感じられました。
冒頭から、しばらくの間は単調で静かだった画面が
壮大な「お掃除」のシーンからワクワクするような描写が
たくさん盛り込まれていました。
やっぱりジブリのみなさんってすごいですね。
絵は、動き始めました。
それと同時に登場人物の小さな心配事や
しまっておいた悲しみが素直に伝わってきたように思えます。
どうかまた見せてください。
と、思いました。
画が綺麗!音楽は素晴らしい!でも、何だか解らなかった
スタジオジブリの作品て、殆んどハズレ無しの記録
で今日まで来たけれど・・・
その神話も、もしかして崩壊するの?!?
相変わらず、画像が綺麗で、心が和む!
音楽もファーストシーンから良いよね!
それに、坂本九さんの『上を向いて歩こう』は、ぐっと心に
来ました。
坂本さんの事故死を知るものには、どうしてもその記憶が重なりあう・・・
とても、大好きな歌で、あの時代を象徴しているけれど・・・
あの曲を聞いたら、何故か今年の3,11の震災の事もだぶってしまいました。
そして、私は個人的に、映画の内容より、自分の想いが九ちゃんの事故死にそれて
行ってしまいました。
映画って本当に、難しいね。時代を表現するのに、音楽は必要不可欠
そして、アニメでは声優さんの声が大切な点と同様に、音楽の持つイメージも
とても大切で、またその音楽にまつわるイメージも大事な要素だと
この作品で痛感しましたね。
決して、あの九ちゃんの歌がいけないのでもなく、それを使ったのが、
ダメと言っているのではありません。
選曲の重要性に改めて気付いたのでした。
青春の淡い初恋は、むねキュンで、「好いよね」って言う映画なのかな?
途中、シェークスピアの世界になったらどうしよう的な心配が、脳裏を
かすめましたが、心配には、及びませんでした。ホッとしました。
絶対に、懐古趣味ではないでしょう・・・?
昔は、純情で、純粋で、心優しい善い時代でした!ってことを監督さんが
言いたい訳では決してないはずだけれども・・・
では、何が言いたくて、この作品創ったの?って、私は素朴に疑問が沸きました。
今の時代、受験勉強もヘビーで、景気も悪いから、進学や、就職も不安かも
知れないけれど、
やっぱり、そればかりでは無いと思うのだよね。
今の、ティーンもそれなりに楽しんで、そして悩んでもいると思うのだけど、
それって、今も昔も、全然変わらない、人間本来の普遍性だと、思うけど
テーマが私には、ハッキリ掴めなかった、久し振りの宿題映画になりました!
うーん・・・
海がきこえる 耳をすませば…その他ジブリ作品大好きなんですが、これは…ダメでした。ごはんが美味しそうな所と、映像が綺麗なのは良かったんですが、ストーリーはまったく面白くなかった。この時代を知ってる方だと楽しめるのでしょうか?あとやっぱり声は声優さん使ってほしいです。
駿先生…先生の作品が見たいです;
個人的にハマりました。
気に入った映画は何回も観ちゃうんです。この映画も公開初日から15回くらい観ましたね(爆)ほとんどポイント鑑賞ですが。
海のあだ名や信号旗の意味などはパンフレットで知りましたが、未だに不思議なのは海が必要以上に周りからヨイショされてるってとこですね。水沼クン曰わく『幸運の女神』だから?ま、エエんですがね。
ラストシーンにはいつもジーンとさせられます。小野寺さんの万感の想いがよく伝わってきます。海も俊もホント良かった♪
ちゃんとする
見終えて、そう感じました。
ちゃんとして、ちゃんと働いてちゃんと生きようと。
物質的な豊かさを得たことにより、大きな何かを無くした現代では
感じることのできないもの。
一生懸命に慎ましく、暮らして(生きて)いる登場人物に
僕らが忘れかけている品性を見せつけられました。
何気ない生活があって、家族の食卓があって、友達が居て。
そこには、やっぱり「一生懸命」に生きている人々の躍動がものすごく伝わってきました。
60年代学生運動を連想させるカルチェラタンの高校生たち。
だけどそこにはきちんとした規律があって、礼儀があって。
高校生ながら、家事いっさいを切り盛りする女の子。
みんなまぶしいくらい生き生きしてて凛としてました。
映画なんだけど、アニメなんだけど、自分はそんなフィクションな世界に
羨ましささえ感じて嫉妬してます。
お勧めです
スタジオジブリ作品にしては
ファンタジーのあまりないほんわかとした作品です。
宮崎吾郎さんはお父さんの駿さんの為に、戦後間もなくの日本を上手に描いている。
子供も楽しめるが、団塊の世代にもお勧めしたい作品です。
親子で楽しめる。
うん、良かったです!
santanです。
とても良かったです。
駿先生ではなく、息子さんの吾郎さんの作品ですね。思っていた以上によかったです。
ジブリの作品は必ず、劇場で観ることにしています。DVDでは味気ないです。感動を大画面で!!。TOHOシネマは1000円で見ることができます(鹿児島)。
レビューなので書かせて頂きます、応援の意味を込めて。
昨年の、「借りぐらしのアリエッティ」は、私の中の評価は星2つでした。ジブリでの1,2を争う際の野方でさえ、やはり映画というのは難しいのだと感じました。米林宏昌監督もう一度チャレンジして頑張って頂きたいです。次も必ず見に行きます!!
今回は吾郎監督でしたが、とても良かったです。抑揚を感じられましたが、ストーリーも良かったですし、間も良かったですし、音楽も良かったです。練に練っている感が致しました。
子供さんよりも、30代、40代、50代、60代の方が楽しめるかもしれませんね。
コクリコ坂から
小学生には難しいかなと思いながらも、ぜひ見に行きたいという、小4の娘を連れて行きました。展開が速いということで、見る前に登場人物や、大体のあらすじ、時代背景を少し説明しました。娘にはわからないのではという心配は、全くいりませんでした。ジブリ映画の好きな高学年なら、親子鑑賞も不可能ではないのでは。映像の美しさと懐かしさ、登場人物のひたむきな行動、期待以上でした。「耳を澄ませば」が昭和から平成に変わるころの時代背景(たぶん?)なら、「コクリコ坂より」は高度成長期の昭和まっただ中版です。3丁目の夕日をメルヘンチックにしたような感じです。
よかった
観終わってすぐの気分、
なんだか晴れ晴れとしていた。
爽やかですがすがしい映画。
色んな評価があるが、私は好き。
時代、恋愛、学園闘争、出生がテーマだが、
まず、母親の代わりに、早起きしてご飯を作って洗濯をしてから
学校へ行く主人公をみた時点でグッときた。
恋愛に関しては、もうちょっと甘酸っぱい
シーンやセリフがあってもよかった気もするが、
ふたりの表情やしぐさで気持ちは十分に伝わってきた。
さりげないしぐさに隠れた意味を汲み取ってほしい。
耳をすませばのような
青春恋愛映画として期待すると、
物足りないかもしれない。
だけど直接的な言葉は少ないものの、
それ以上にもどかしい気持ちや、
強い気持ちが感じられた。
出生の事実をつきとめるため、
ふたりは過去を辿る。
私は小さいころに親が離婚してるため、
主人公の気持ちとリンクするものがあった。
そのためか、映画の最中、
三回は泣いた。
あとは、理事長のキャラや、
生徒会長やその他生徒のキャラが個性的で
面白かった。
現代で、
『きさま、、、』なんて言葉はなかなか聞かないので、
笑ってしまった。
なんというか、メインで登場する男の子たちが皆、かっこよかった。
よく気がきくし、気持ちが熱い。いい!!
個人的に好きで印象に残っているシーンは、
雨の中、風間がメルに自分たちは兄妹かもしれないと打ち明けたとき、
メルが間髪いれずに、
『じゃあ、どうすればいいの?』と聞き返すシーン。
それまで表面上はわざとらしいくらいあっさりとしていたくせに、
もうお互いの気持ちを知ってる前提でしか出てこない言葉に、
ヒョッとなった。
風間も動じず普通に答える。
『今まで通り、普通の友達だ』と。
ただ、去り際にメルの手を一瞬にぎって走り去る。
見逃してしまいそうなほど一瞬だが、
このしぐさで猛烈に切なくなった。
切ない恋愛も父への憧れも恋しさも、
自分の経験した気持ちと重なる部分が多かったので、
より共感できる映画であった。
余談ですが、
映画の中のお弁当がめちゃくちゃおいしそうにみえた。
コクリコ観てから、しばらく気合い入れてお弁当作ってます。
そういう意味でも、頑張るメルから刺激をうけました。
あまりジブリっぽくは無いが、意外とおもしろかった
戦後まもなくで、自分がしらない時代の学生の行き方の映画。
過去に学生闘争的なものを映像で見たことはあったが、何をそんなに争っているのか分からなかったが、メリハリを付けてひとつの目的に向かって一致団結して生きていく姿は、少し羨ましく感じました。
自分が肌で感じた時代ではないが、急成長の理由が分かった気がする。
そんな日本の時代を感じさせる良い映画でした。
#5
期待していたよりはだいぶ良かったです。ふつうに楽しめたし、感動もした。
ただ、もう少しテーマの焦点を絞ってほしいし、登場人物たちの個性も強めてほしかったなあとも思いました。そのぶん上映時間がのびてもあたしは全く構わないです。
ここ数年のジブリ作品の中では一番いいと思う!
父子の葛藤を乗り越え、良い作品に仕上がっていた
NHKのドキュメンタリー番組で、この映画を巡る宮崎駿、宮崎吾朗父子の葛藤を描いていたのを観て、興味深く観賞した。
宮崎吾朗の「ゲド戦記」は物足りない作品だったが、「コクリコ坂から」はスタジオジブリの新しい境地をみせてくれた気がする。父子の葛藤は、無駄ではなかったようだ。
凛々しい女性がいつも登場するジブリ作品だが、今回の舞台はオリンピックのころのニッポン。懐かしい音楽、風景が随所で楽しめる。そのせいか、映画館は年配の客が多かった。
SF、メルヘンの要素がなくても、ジブリは魅せてくれる!と感心した。
宮崎吾朗氏はこれで、偉大な父親の存在に脅かされずに、今後、新しい表現の映画をどんどん作り出してくれるのではないかと期待する。
トトロ、ナウシカあたりと比べると宮崎駿作品も壁にぶち当たっていたと正直、感じる。息子に辛くあたる駿は、もしかしたら自分の壁を乗り越えられないところにいらだちを感じていたのではないか。
宮崎吾朗氏は父にない感覚を間違いなく持っている。がんばれ!
時代背景の描写が素晴らしかった☆
今 コクリコ坂から見て来てきましたよ!
映画の感想は すごく面白かった!時代背景とか理解できなかったら 多分わからないだろうし 今の若い人は引いちゃうかもしれない。
中学生以下の子供にはまず無理やわ
俺的には時代背景の描写が すごく綺麗にされてて、愛と友情をメッセージとして伝えられている作品だと思った!
それに音楽とか当時の学生のパワフルな主張とか 今の若い世代にはないモノを当時(1960〜70年代)の若者が持っていて、すごく触発された映画だった!
それに 複雑(全然悪い意味じゃなくて)な家族環境に育った二人の運命的な出会いとか関わりが 心打たれました。
少し難しい映画だから、わかんないかったり 途中でおいて行かれたら、そのまま取り残されてまうやろぉな
賛否両論あるんは、そこら辺の問題やと思う!
時代背景(戦後)と友情(今の人からしたら行き過ぎた)が理解できたら、普通に120点の映画だと思う!
ジブリらしいファンタジーな世界を想像していたら、残念って思うんやろうな!思ひ出ぽろぽろほど大人ぶってないけど、耳をすませばよりはきゃぴきゃぴしてない感じと思って見に行ってください。
また上記の2作品が好きではないかなって人にはオススメはできません!
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