コクリコ坂からのレビュー・感想・評価
全159件中、1~20件目を表示
高校生の切ない恋心。学園闘争という設定は高校生には無理が無いか?
皆さんのレビューを読んでいたら
ここにたどり着いた
思い出して、レビューする
主人公は高校生の女の子「松崎海」
父は早くに他界し、母は海外に単身赴任中
祖母と弟と一緒に暮らし、実家の下宿「コクリコ荘」一人で切り盛りしている
高校では、部室棟のカルチェラタンの取り壊しが計画されていて
ここで活動する男子たちが反対運動を始めていた
反対運動に参加する風間俊と出会い、次第に惹かれていく
そして海も反対運動に協力するようになる
という物語
お互いの気持ちに気付き、距離を縮める二人だが
俊は、自分たちが兄弟であることを知ってしまう
これまで通り友達でいようと言う俊
訳を知りたい海
で、結局は
「戸籍上は兄弟だけど、血は繋がっていない」
というオチ
なんか、二人の出生の秘密ばかり気になってしまい
ほかのエピソードについて理解できないままに見終わってしまった気がする
例えば、なぜ海はひとりでコクリコ荘の仕事頑張るのか?
とか
20233年7月
金曜ロードショーを録画して鑑賞
時代考察の参考にしようと思って観ました。ノスタルジックな雰囲気で好...
時代考察の参考にしようと思って観ました。ノスタルジックな雰囲気で好きです。主人公をはじめ登場人物たちには清潔感や爽やかさがあります。
声優の棒読みは気になりませんでした。むしろ特徴があって好ましいくらいです。
カルチェラタン、上を向いて歩こう、戦後の復興など気になるテーマがいくつもあり飽きません。
よかった
見たことあると思ってたら見たことなかった。
•学生の恋愛だと思ったらきょうだいで恋愛できないとなって最後きょうだいじゃなかったから恋愛できるという話
•掃除のシーンとか好きだった。
•主人公めちゃくちゃいい子!
バンカラ時代の上澄み
1960年代初頭。下宿屋を切り盛りする女子高生と、新聞部部長の淡い恋を描く物語。
宮崎吾郎監督のジブリ作品ですね。ネットでは割りとネガティブな意見を目にする作品ですが、金曜ロードショー放映を機に鑑賞。結果、それ程悪い作品とは思えませんでした。
作品は、恋愛物。60年代の学生運動全盛期の高校を舞台に、カルチェラタンの存続運動を絡ませながら物語は進みます。
主人公の海。いかにもジブリ作品に出てくる女性らしいキャラですね。綺麗で、逞しくて、生活力があって・・・それでも可憐で、一途で・・・とても魅力的です。
絵も流石にジブリクォリティ。キャラも安定していますし、表情もしっかり。アクションはそれ程ありませんが、動きもなめらか。
ネガティブな評価の中に、兄妹の恋愛が描かれていることで「気持ち悪い」との感想があるようですね。でも、それは流石に無理があるように思います。ず~と一緒に過ごしている兄妹ならまだしも、一度も一緒に住まず、存在も知らなかった間柄。その二人が先に恋愛感情を持ってしまったら、気持ちを抑えられなくても仕方ないでしょう。寧ろ「兄妹だからこの恋はお終い」と割り切れる人間の方がどうかしています。
ただ、宮崎監督がこの時代を描く動機、理由が分かりません。これが駿監督が描くのであれば、意味も想像出来ます。
自らが生きたバンカラ時代への郷愁。その良さと勢いを映像に残す・・・となれば、その気持ちに共感出来ます。
でも、吾郎監督は1967年生まれ。この時代を積極的に描く動機があるように思えません。カルチェラタンの生徒たちのデフォルメされた言動や、女子生徒達が大掃除に駆け付けるシーン等は、バンカラ時代の上澄みを救ったような底の浅さを感じてしまいます。
「実は兄妹ではない」の経緯もご都合主義に感じますし、海がカルチェラタン存続の中心人物になった描写も少し足りないようにも思えたのも残念なところ。
始終切ない
始まりはコクリコ荘に住む主人公。
船乗りの父を亡くし、大学の先生である母とも離れ、兄弟と共に暮らしている。
長女である主人公の声優を務めるの次女である長澤まさみ。そして主人公と同じく船乗りの父を亡くした駿の声優は次男の岡田准一。声優が次女と次男にも関わらず、長女らしい責任感と一人っ子らしさのある声ができることに驚いた。心情が籠ってて違和感がない。
どこかで見かけたのだが、コクリコ坂はメロドラマチックでありながら、映画にしてはリアリティがあるそうだ。例えば、メルが料理を作っている時の顔。普段から料理を作る人ならわかると思うが、料理を作るときに真顔でない人はそうそういない。この作品は無駄に描かないから、淡々としていると言われがちなのも納得だ。無駄のない綺麗な作品だと思うのだが、あまり惹かれないものなのだろうか。ハウルの城や千と千尋をジブリの代名詞だと豪語する人たちに魅力が伝わらないのが残念だ。アクション映画ではなく人の心情に特化した映画だと私は思う。映画ではアニメに関わらず、ドラマでもオーバーリアクションが付きものなのだが、主人公たちのリアルな表情といい街並みや時間の流れが昔を彷彿とさせるかのようにリアルだ。
難しい内容だと感じるのもわかる。おそらく、朝鮮戦争や旗の意味、カルチェラタンの歴史を知らないとわからないのかなと思ってしまうのだろう。簡単に言えば、部室取り壊しを反対する生徒たち動きと亡くなった父親が一緒かもしれない海と駿のメロドラマが並行に進んでいる。カルチェラタンを掃除したのにも関わらず夏休み中に取り壊しが決定したり、お互い惹かれあったのに父親が同じかもしれない、などとこのいい加減な理不尽さがあるのがこの作品の醍醐味。
なにをもってジブリではなくジブリとはこんな部分もあると感じた作品だった。
誰か教育したほうが
先日テレビ放映されたのを観ました。
で、これ、過去に観たことある。
けどカケラも印象に残ってなかった、と気付きました。
ジブリなので絵も音楽も一定基準はクリアしてます。
あらすじは・・・一昔前の流行り?
たわいない内容ではあるものの、
これもうまく描ければ甘酸っぱい青春ドラマと
楽しめたかもしれない。
が。いかんせんつまらない。
説明は不足しているし、
それなりに人数が出るわりには
どの人物も多彩と言えるほどの味付けもない。
ヒロインも事実判明でほっとしたふうだが
その前にそんなに葛藤してましたっけ?
わかりやすい構成の組み立て方や
人物の掘り下げ、活き活きした動きなど
誰か教えてあげて。
立派な先輩達がジブリにはいるんだから・・・。
タイトルと設定だけ拝借
原作漫画は「なかよし」で連載されてるのを読んでいた…ような気がする。こと細かに覚えてないけど。「りぼん」に乗り換えた頃かもわからない。でも、スタジオジブリがアニメ化すると聞いた時、こんな古い、無名の作品をなんで?と思った。原作には、ジブリ好みのまっすぐで前向きな雰囲気もなかったしなぁ。でもまあ、結局タイトルと設定だけで、中身は別物であった。「風立ちぬ」もそうだけど、それなら原作なしでもいいんじゃないのだろうか。素朴な疑問。
ヒロイン海の食事作りが、くどいくらい丁寧に描写される。マッチでガスの火を点けるなんて、今の子は見たことないだろうな。昭和の風俗として、博物館で収蔵して欲しいわ。
カルチェラタンの建物はいい感じなんだけど、中にいる人達が暑苦しい。やたら歌うのもなんだかな~。あと、理事長を「閣下」って、気持ち悪い。学生の自治権を主張する割に、権力にすり寄るみたいで、なんか嫌だ。こういうのも描き方で受け取り方が変わりそうなので、やっぱ作り手のセンスなのかな。
ただ、物語に破綻があっても、声優はきっちり仕事してたし、絵は相変わらずクオリティが高い。あと、手嶌葵の歌が本当にいい。
日テレ金曜ロードショーを視聴。
長澤シワだらけやぞ‼️❓そんなはずは❓‼️ほんまや‼️❓
テレビの録画。
ジブリのようで、ないような。
映像は間違いなくジブリ、内容は二流、いや、三流。
良いスタッフを揃えても、船頭が酷いとこうなる見本。
私でも、もう少しマシに出来る、テヘペロ、ただなんで貶すのやめます。
暇ならどうぞ。
本気に応える
自分の思いを言葉や行動で伝えていく若者達、それを受け止めてきちんと返していく大人達。そんな関係が清々しい。
子供扱いして逃げないというのは、意外と難しい。もちろん、本人が本気だからこそ相手をする価値があるのだが。
魔窟のようなカルチェラタンや、海を見下ろすコクリコ荘の雰囲気、いいなー。
やっぱり才能は息子には受け継がれなかったのを痛感させられる作品 ゲ...
やっぱり才能は息子には受け継がれなかったのを痛感させられる作品
ゲドといいこれといいジブリでやる必要がない
独立してこれを制作したならまだしも「ジブリの」がどうしても付くからそうしたらこれはジブリではないにしかならない
もちろん独立して公開してもこれはヒットしてないのは言うまでもない
魅かれ合う男女が実は血のつながった兄妹であったという、まさに昼ドラ...
魅かれ合う男女が実は血のつながった兄妹であったという、まさに昼ドラのような展開。
最終的にはハッピーエンドのようにはなるが、まあ、可もなし不可もなしという内容だった。
ただ、何となく良い雰囲気の作品ではある。
それにしてもヒロインの本名は「海」なのに、なぜ皆から「メル」と呼ばれていたのだろう。
悪くはない…。テーマはなに!?
ジブリには珍しくテーマや伝えたい事が見えない作品。
『耳を澄ませば』の劣化版的な…。
声優陣は豪華絢爛。
内容よりも話題性で集客を計ったか。
でもまったく面白く無いわけでもない。
日本の古き良き時代の熱量は伝わった。
ジブリだと思って見なければ良かったのかも。
2回目で惚れた
昔観たときは良さがわからなかった。
確か、カルチェラタンって何?となってガリ版とか知らないし、劇中の歌も知らないから入り込めず、学生たちの台詞聞き取れなかったり理解できなかったのが大きいんだと思う。
今回は字幕をつけて観たせいか、理解しやすかった。
改めて観ると、風間父や理事長も声が小さいのとかすれがちなのとで聞き取りづらかった。
演出上そうなるときもあるだろうけど、台詞がわからずに物語を理解できず、それ故に良さがわからないのは残念すぎるから、そういうことがないといいな…
海ちゃん(メル)と風間の恋、メルと母の絆、父たちの友情、
学校も大切な舞台なんだけど、そこよりはメルと風間を中心とした人間模様に魅かれた。
パリが好きになったことで気付けたことがいくつかあった。
カルチェラタンが何であるか→パリ セーヌ川西岸の文化面で豊かな地域
海ちゃんのメルってフランス語で海をメールということからか!(トトロのさつきとメイを思い出したり)と自分で気付けたのも好きになった理由のひとつかも。
でもこういうことって気になると、わからないまま終わってしまうことで消化不良感から不満を持ちやすいから、簡単でいいから理解の手助けになるような、連想させる描写があるといいな。
昔の話だし、長女が自分を犠牲にして他人に尽くすのは当然だったのだろうけど、「お肉買ってきて」程度のお願いごとを聞かない妹弟、それを咎めるどころか「家政婦に頼まなかったのか」と訊ねてメルの落ち度かのように言う祖母にイラついてしまった。
(特に妹!姉の帰りが遅くなったのはあんたのせいなのに、手伝いもせずテレビかよ!!と)
横浜が舞台らしいけど、私はあくまで映画の中の世界が好きかな…
絵が美しかっただけに、写実的な現実に魅かれない。
吾郎監督の中では1番好きかな。
これぞ作画アニメ
タイミング合わなくて今になって観たけど、とにかく絵がいい。嫌味がなくて上品でさわやか。うっとり。これよ。これが私のみたいジブリなのよ。しかし肝心の内容は…
昭和のメロドラマみたいな路線を狙ったのかもしれない。確かにそれは宮崎吾朗監督の資質にも合ってると思う。
でも、当時の日本映画って、とはいえちゃんとしたドラマの骨格があるんじゃない?
私もそんなに本数観てるわけじゃないけど、少なくとも観終わって「この作品なにが言いたかったのかな」とはならないけどなー
いろいろと描かれてるはずなのに、いちいち舌足らず。トントン進むばかりでまるで心動かされない。そもそも最初の15分がダメだったし…カルチェラタンが出てからはちょっとワクワクしたけど、それもほんのわずかの間だった。
たとえば全校集会で突然みんなが歌い出すシーン、初めて参加する主人公は最初とまどって、それから時間差で納得する、みたいな段階あってもよくない?感情どうなってんの?
全編通してこの調子。登場人物たちがあまりに感情を失調してるので、ちょっとホラーを感じるくらい。
劇場で観なくてよかった。たぶん激おこで帰る羽目になってた。ダータなら腹も立たない。絵はいいし。
謎の下宿屋経営と父への思い、学校と「カルチェラタン」、淡い初恋と出生の秘密、などなどもしかして要素を盛り過ぎなのかな?
でも「海が聞こえる」はあの短さでもばっちりだったのになー。同じ脚本家なのに、なんでこう…
なにしろ引きってものがない。ずっと平熱。ケレンとかハッタリとかスリルとかサスペンスとか、そーいうのが一切なくて、終始凪。これをみる限り、きっと吾郎氏、お父さんと違っていい人なんだろうなぁ。
でも申し訳ないけど監督には向いてない気がする。
世界的名作、かつボリュームのある原作を現場経験もない人にいきなり2時間にまとめて!の前作はさすがに無茶すぎて同情した。でも今回は、もうちょっとどうにかなりません?と言いたくもなる。
絵はいいんですよ。なにしろサービス精神はないしつまんないけど…
音楽の使い方も合ってるのか外してるのか、もはやそれすらもわからない。
同じ手間をかけるなら、いっそ高野文子とかやってほしかった。
1960年代の横浜から
時代設定が1960年代で、坂本九さん「上を向いて歩こう」が流れていたり、朝鮮戦争やピカドンって単語が出てきたり、
町並みも、古き良き昭和で、いい感じ。
最初40分ぐらいは少し退屈ですが、驚愕な事が分かり…
結果は、最後まで、ぜひ観て下さい。
時代設定が同じ『おもひでぽろぽろ』より好き。
コッチの方が、当時の町並みだとか全体的に、オシャレに描かれてます。
65~70点ぐらい。
つまらなくは、ないけど、特別おもしろく、もない。
観なくても、いいっちゃ、いい(笑)
必見作だけ観たいって方は、スルーしても大丈夫かと。
絵のタッチが結構好きです。
人の温かさ
現代ではあまり考えられないような人同士のつながり、人の温かさを感じる作品です。
ジブリは人間関係の細かい部分の表現が上手でおもしろい。
ただ少し思想が強めな内容でした。
個人的には好きな作品です。
ゲド戦記が全くだったので、当時あまり期待していなかったのだけど、企...
ゲド戦記が全くだったので、当時あまり期待していなかったのだけど、企画・脚本が宮崎駿でこれだけ変わるんだなぁということを覚えている。脚本って大事だと。
60年代の東京オリンピック前の日本。
映像、音楽を含めてレトロ感、懐かしさがたまりません。なんか懐かしいって安心する。音楽もぴったり合っていてカッコいい。
恋の始まり、時代のせいですれ違ってしまう淡い恋、青春。
どれもが清清しく、キラキラしていて、心が晴れ渡るよう。観ていて心地いい。
ジブリの中でも好きな作品のひとつです。
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