八日目の蝉のレビュー・感想・評価
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重い余韻が残る作品。 偽りの親子でありながら全ての母性をもって子ど...
重い余韻が残る作品。
偽りの親子でありながら全ての母性をもって子どもに愛を注ぐ母親役を永作博美が鬼気迫る演技で熱演。
井上真央もかわいい見た目に反した影のある役を上手く演じている。
あと小池栄子が少し風変わりな役を好演している。
劇団ひとりはいらんかったわ。
現在と過去を切り替えてのストーリー展開も人物への感情移入が深まり良い。
エンジェルホームの不気味な雰囲気や瀬戸内の穏やかな日々等、情景のコントラストが印象的。
誘拐した犯人側の視点で描かれ美談のようにまとめられているが、子どもを誘拐された実の母親の心労を想像すると胸が痛む。
不倫男がクズ。
子供の頃を思い出す。 親の愛は無条件で、大事に育てられた記憶が、大...
子供の頃を思い出す。
親の愛は無条件で、大事に育てられた記憶が、大人になってからの生きていく拠り所となる。
決して贅沢やら都会の文化やらではなく、自然と共に親の愛に包まれる感情が豊かさを育む。
たとえその親が誘拐犯だったとしても、といった所か。
ヒグラシや暗くなった時の火が綺麗だった。
ただ、全体的にちょっと長いかな。
永作博美の演技がすごすぎる
この頃の永作って確かまだ独身だったはずよね?
10年前に見た時と今再度また後では感じ方はかなり違ってたけど、永作のうまさ、母性には圧倒された。
子役の「来て…」も、永作の「この子はまだご飯を食べていません!よろしくお願いします…」も、うますぎて涙なしでは見れない。
いい笑いで言えば、絶対に「悪い」なんだけどね。
原作とドラマのが良い、俳優がイマイチ。
原作が大好きで映画を観てガッカリしました。
井上真央さんではない、しっくりこなかったです。
原作ご素晴らしいからカットされた映画は残念。
檀れいさんのドラマのがまだ良かったです。
封印されていた薫の記憶が呼び起こされる
原作小説は10数年前に読了。そのため記憶の怪しい部分があるが、今作は原作以上に素晴らしい出来栄えだと思う。
忌まわしい事件の記憶を封印していた薫が、かつて自分が過ごした場所を訪れることで徐々に記憶の封印を解いていく。そして忌まわしい記憶という認識は誤りだったことに気づく。薫は普通の家庭で育って無いから、これから生まれてくる子供にどう接していいか分からなかった。しかし、実は自分が希和子に愛情をもって育てられていたため、子供にも同様に接すればいいのだと気付いた。そのため薫は、これまでのくすんだ灰色に見えていた自分の人生が、急に彩りを持ったように見え方が大きく変わったのだ。
希和子を演じる永作博美の演技が、文句のつけようが無いほど素晴らしいのがさらに感動を誘う。地域のイベントに参加したり、近所の子ども達と話したりする姿は、まさに愛情に溢れた優しい母親そのものだった。写真館の無愛想な店主も、色々察しているはずだがそれを態度や言葉に出さないところが、人それぞれの人生があることを理解しているように感じられてしみじみとする。
さらに、小豆島の美しさが素晴らしい。山の上から見える夕焼けに染まった海や山林の眺望や、ヒグラシの鳴き声が日本の夏を感じさせる。これらの映像が、希和子と薫の過ごした時間と合わさって、2人の色褪せない思い出になっているのを感じられる。
『見上げてごらん、夜の星を』
数年前にこの本読んで泣いたが、映画でも泣いた。
『この子は、まだご飯食べてないの!』
愛情を持って育てられた記憶は、忘れられない。
それだけに、強制的に別れさせられた心の傷は癒せない。
誘拐犯が身勝手に、あちこちと子供を振り回した、という
見方もできるかもしれないが、自分は、愛情を持って育てることの
大切さを感じた。
本では、小豆島に渡る薫を、遠くでキワコが見ていた。
いずれ、薫の子と三人で暮らせたらいいねと、読後に感じた。
正直、本は超えないだろうなと思いながら観てたが、
永作博美がすごく良くて、切なさが尾をひく。
女性視点なので好きな作品。 女性陣の演技が圧倒的に凄いので、見応え...
女性視点なので好きな作品。
女性陣の演技が圧倒的に凄いので、見応えがある。
不倫、誘拐など、人のものを奪うことについて考えさせられた。
堕胎は人の命を奪うことだ。合法で人を殺している。
良い悪いを判断する根拠は何か。
自分の野心や本能に純粋に従うことが悲劇になってしまうなら、間違っているのは自分か、もしくは社会のほうか。
語りたくなる映画だ。
生き抜く生命力‼️…え?!
ちょっと間って((((っ・ω・)っいやいやいや👋( 'ω'👋)犯罪者だよ?ただの。誘拐しちゃだめでしょ。
何で泣いてんだろ、永作博美が可愛いからなんですけど((o(。・ω・。)o))
何いい感じに撮ったつもりでいるの笑、あんた加害者やから✋そうめん真剣に作ってる場合じゃないよ。
永作博美とぱこりたい、この映画のテーマはね?男はヤリたいだけのクズって事。👏🏻·͜·👏🏻·͜·👏🏻·͜·え言ってい?赤ちゃんほっぽり出して2人で何処行ってたん?おかしない?雨の中ちょっとそこまででも普通片方だけ出掛けるやろ( ˙꒳˙ )?????「お詫びの言葉もありません」
犯人視点だときれいなストーリーに見えてしまう
1985年、自らが母親になれない絶望から、希和子(永作)は不倫相手の子を誘拐してわが子として育てる。4歳になり初めて実の両親の元に戻った恵理菜(井上)は、育ての母が誘拐犯であったと知り、心を閉ざしたまま成長する。やがて21歳になった恵理菜は妊娠するが、その相手もまた家庭を持つ男だった……。(解説より)
希和子(誘拐犯)視点に立つと本当の愛だとか、子への愛とは、というものを考えるところがあるが
本来であれば感情移入するのは恵津子(本当の母)視点であって、そう考えるとなんともいえない誘拐犯の歪んだ愛のストーリーだなと感じてしまった。
希和子が子へ注いだ愛は確かなものであると思うが、そもそも誘拐されてなければ恵津子もきっと今とは違った育て方、コミュニケーションが取れたのだろうと推察する。
どなたかが他のレビューでおっしゃっていたが、某朝鮮国の拉致と何ら変わらないのではという意見を拝見し、確かにそうだなと納得してしまった。
最後のシーンも「え、ここで終わり?」というような尻切れ感が否めなかった。
キッツい、たまんねー
もう5回目です。
主題歌の『Dear』を聴くたびに涙が勝手に出てきます。
ストーリーや台詞を思い出すたびに絶対に泣きます。
演者の表情を思い浮かべるだけで嗚咽が出ます。
余りにも切な過ぎます。暖か過ぎます。
この切なさと暖かさに包まれた心情を上手く表現出来ません。
本気で文字にしようとしたらものすごく長くなるかも。
いつかまた見るかもしれませんが、キッツいです。
愛しさと優しさと切なさと心強さと哀しさ。
たまんねーっす。
やっとタイトルの意味を理解。
最近 親がテーマの一つである作品をよく観ており本作も気になり今更ながら鑑賞。
ヒューマンドラマは淡々としている作品も少なくないが飽きずに観ていける作品だった。ただ結局は何が言いたいか分からない作品だったと思う。
希和子の恵理菜に対する愛は本当に感じたし、希和子がそのままバレずに親でいられたら恵理菜は幸せな人生を歩めたのだろうか。
父が不倫をしていたことについては何の制裁もなく理解に苦しむ。
逮捕されるシーンは涙無くして観られない。
間違った環境で本当の愛を受け取ったら人はどうなるのか
誘拐犯が連れ去った子を本当に愛していたからこそ生まれてしまった苦しい現実。
大人になって幼少期の記憶が蘇る。
自分を誘拐した血の繋がらないお母さんとの悲しい別れの状況が。
そして自分は愛されていたと認識する。
自分が愛されていると実感した時に、次は誰かを愛したくなる。
その思いが自分の子供に受け継がれる。
最後は涙が溢れてエンドロールを迎える。
つくり手の視点
2人の母の愛
一方は子供を誘拐されて精神が壊れてしまった母親
もう一方は愛人の子供を誘拐して逃亡を繰り返しながら4年間育児し、発覚され手放す事になった母親
この映画では、前者が悪母で後者が善母であるかのように描かれている
しかし、どちらも自分の感情ゆうせんで、本当に子供の幸せを考えていないようにみえる
誘拐した側は、逃亡中は運が良すぎる感じで、実際はそんなうまくいくものではない、もっと悲惨な事になっていてもおかしくない
所詮、物語りなのだからと言っても、あまりにも誘拐した側を善に描き過ぎてるように思える
どうしても比べてしまう
ドラマ「Mother」と、どうしても比べてしまって自分は高評価つけれなかった
全然違うものって分かってるけどMotherが良過ぎて.....
キワコも薫もみんなの気持ちが理解できなくて泣けもしなかった
美化し過ぎだなあって まあこれ言ったら終わりだけど
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