ばかもの

劇場公開日:

ばかもの

解説

芥川賞作家・絲山秋子の小説を、「デスノート」シリーズの金子修介監督が映画化。内田有紀と成宮寛貴が主演を務める。19歳の大学生ヒデは、27歳のおでん屋の娘・額子に映画に誘われ、その夜、童貞を奪われる。男勝りでぶっきらぼうな額子には強くひかれ、アパートに通いつめるようになるが、ある日突然別れを告げられてしまう。呆然としたままヒデは大学を卒業し、新たな恋も経験するが、額子のことを忘れられず、やがてアルコールに依存するようになる。

2010年製作/120分/PG12/日本
配給:ゴー・シネマ
劇場公開日:2010年12月18日

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(C)2010ばかもの製作委員会

映画レビュー

3.5【”一組の男女の流転の人生を描いた作品。”今作は、中盤は鑑賞していて心理的に厳しいが、成宮寛貴さんと、内田有紀さんの凄みある演技に観られた作品である。】

2023年2月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

難しい

幸せ

■19歳の甘い考えを持ちながら日々意味のない生き方をする薄っぺらい男、秀成(成宮寛貴)は強気な年上女・額子(内田有紀)と初体験をする。
 美人で率直にものを言う額子に、秀成はのめりこんでいく。
 しかしある日突然、額子は一方的にヒデを捨て別の男と一緒になる。

 そして10年後、2人は再会する…。

◆感想

・今作品は、酒、宗教、セックスに溺れて行く弱き人々の姿を前半では描いていく。

・その結果、秀成はアルコール依存症になり、宗教に溺れた女は命を失い、男を誘惑した女、額子は戒めの如く、仕事中の事故により左腕を失う。
ー 観ていて、非常にキツイシーンが続く。
  だが、秀成の家族や大学以来の友人加藤(池内博之)は、必死に彼を真人間にしようとする。
  そして、秀成は何とか立ち直り、額子の母が営む店に行き、額子に会う決意をする。
  10年振りにあった額子は、白髪で左腕が無い状態で一人暮らしをしている。
  口の悪さは相変わらずだが、山裾の額子が住む家には清潔感がある。-

・秀成は、心機一転中華屋で真面目に働き始めるが、どうしても額子の事が忘れられず、惜しまれながら店を辞める。

■今作で、白眉のシーンは額子が、左腕を無くしたがために洗えない右手を秀成に洗って貰うシーンであろう。額子を演じた内田有紀さんの女優根性が伺えるシーンであり、額子と秀成が心を再び通わせる美しきシーンだと思う。
 そして、今作での内田有紀さんと、成宮寛貴さんの演技は特筆に値すると思う。

<非常にキツイシーンが中盤は続くが、ラスト、額子が笑顔を浮かべながら清流の上に枝を伸ばす木に登り、額子が落ちても大丈夫なように川に入って、笑顔でその姿を見る秀成の爽やかな表情が印象的な作品である。
 きっと、二人はあの清潔感ある小さな家で、人生の再出発をするのだろうな、と思った作品でもある。>

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NOBU

2.5違和感ばかりで集中できず。

2020年10月26日
iPhoneアプリから投稿
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猫柴

4.0男は女性から口説かれると

2019年10月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

難しい

男は女性から口説かれると頭がおかしくなる、女性は口説かれ慣れているから、頭はおかしくはならない、男は以外とダメです、

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まさ

3.0前半勢いすごい。逆ナンして出会って即合体のエロ展開。大学生男子は無...

2018年12月12日
iPhoneアプリから投稿

前半勢いすごい。逆ナンして出会って即合体のエロ展開。大学生男子は無限にできるのでやりまくる。中盤くらいまでは溺れることの愚かさを描いた話。女に、金に、宗教に、酒に溺れ破滅の道を辿る。
後半は連作もののTVドラマ風な感じ。
しんみり。救いのあるラストで良かった。

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