ルイーサ

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ルイーサ

解説

アルゼンチンの地下鉄会社メトロビアが主催した脚本コンクールの大賞受賞作を映画化した人間ドラマ。ブエノスアイレスの小さなアパートで猫のティノと暮らす60歳のルイーサは、夫と娘に先立たれながらも2つの仕事を掛け持ちして規則正しい毎日を送っていた。そんなある日、ティノが死に、職を2つとも失ってしまう。人付き合いが苦手なルイーサだったが、ティノの埋葬費をどうにかして捻出するため地下鉄の駅である行動に出る。主人公ルイーサにはベテラン女優レオノール・マンソ。監督は本作で長編デビューを果たしたゴンザロ・カルサーダ。

2008年製作/110分/アルゼンチン・スペイン合作
原題または英題:Luisa
配給:Action Inc.
劇場公開日:2010年10月16日

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映画レビュー

3.5すがすがしいおばさま

2015年4月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

幸せ

還暦にもなって、仕事とネコをなくし途方にくれるルイーサ。

でも、何もしないほどお金に余裕があるわけではない。知恵を絞りお金を稼ごうとしますが・・・?

初老女の吹っ切れ感がすがすがしくて、あんなに根性のすわったおばちゃんになりたいと思いました。歳をとると図々しさも武器になります。

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ミカ

4.0孤独はつらい、だが人は誰かと繋がっている。

2012年4月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

萌える

孤独な初老のルイーサ。話し相手の猫と仕事をいっぺんに失う。手元にはわずかな金。まさにどん底状態。さて、自分に置き換えて見るといったいどうするか?ふん、しばらくはふて腐れ何もせず寝て暮らすか・・・。だが、ルイーサは行動に出る。バスに乗り地下鉄に乗りあちこち彷徨いながら、自分は何をすべきか何が出来るか探して歩く。バックに写る都会の風景、人の姿。だがみんな背景に過ぎない。ルイーサは独り歩く。物悲しいギターの音色をバックに歩く。やがて他人と思っていた人が自分に手を差し伸べてくれることに気付く。そう、どんな時でも希望はある。負けてはいけない。あまりにも小品。でも、これも映画。この間劇場で観た『バトルシップ』が一流ホテルでのディナーなら、これは駅前の小さな食堂の焼き魚定食だろう。
でも庶民の味方の味も大切。何を感じるかは観た人の感性。
朝の来ない夜は無い。そうだねルイーサ。

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みっどないと・シネマ

4.0彼女と猫と地下鉄

2011年9月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

幸せ

喪失感と絶望に向き合っていくお話です。心がふんわり軽く温かくなりました。

なんとしても猫の火葬費用を!ルイーサの思いがけない果敢な行動に驚かされます。急に色々しょいこんでショートした心には、周りを見渡す余裕なんかないのでしょう。
孤独の沈黙は、ブエノスアイレスの景観と気持ちの良い音楽が埋めてくれていました。なかなか素敵でした。

声をかけたり、かけられたり。家族を失った30年前から封印されていたらしい彼女の愛らしさや茶目っ気が、肩の力が抜けて少しずつ見えて胸が熱くなりました。

地下鉄が彼女の活動の舞台になっていますが、ブエノスアイレスでは日本の中古車輌も結構使われてるとか。確かに懐かしい感じの車輌もあったかも、詳しい方ならすぐに見分けられるんでしょうね。

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グッドラック