黒く濁る村
劇場公開日:2010年11月20日
解説
韓国で人気を博したWEBコミックを、「シルミド SILMIDO」のカン・ウソク監督が映画化したミステリー。ヘグクは20年間にわたり音信不通だった父の訃報を受け、父が暮らしていた山奥の村を訪れる。村人たちはよそ者のヘグクに対し警戒心をあらわにするが、村長のひと言で態度を一変する。そんな村人に不信感を抱きはじめたヘグクは、父の死因を探るべく行動を開始する。主演は「殺人の追憶」のパク・ヘイル。
2010年製作/161分/PG12/韓国
原題:苔
配給:CJ Entertainment Japan
スタッフ・キャスト
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2020年10月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
主人公(パク・ヘイル)は、長年音信不通だった父が死んだとのことで、山奥の村に行くが全員が閉鎖的で、村長(チョン・ジェヨン)の顔色を窺っていた。
父の死を調べ始めた主人公は命を狙われ・・・。
スリラーだが、ちょっと長いので肩が凝る。
3.0.
2019年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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自宅にて鑑賞。韓国産で原題"이끼"。相変わらずのよく判らない邦題だが、Y.テホのweb配信された同題コミックが原作。161分と長めの尺だが、決して駆け足や中だるみ等を感じさせないゆったりとした作り。その一例として、タイトルコール迄16分も掛るが、この間にH.ジュノ演じる“ユ・モッキョン”のカリスマ性やそもそもとなる30年前をしっかりと描いている。意地汚い者の純粋さ、敬虔な者の醜さ、純真な者の強かさ等、人間臭い深い心情が前面に押し出された物語だが、混乱せず共感出来る範囲内で巧く纏めている。65/100点。
・ストーリー自体は概ね想定内と云えるが、ラストの表情のアップで或る仕掛けに気付かされ、鑑賞者自身の置かれた立ち位置で、後味が変化するかもしれない。作り手はストーリーテリングや感情の誘導の手腕に長けていると感じた。ただ驚く程の意外性が無い分、やや小粒な印象が残ってしまう。
・よく考えれば、本作の骨組みはステロタイプな先入観に支えられており、あくまでその上で成立している事に気付かされる。その意味で、どの程度絵空事と思えるか、どこ迄がリアルに感じ取れるかにより、評価が分かれるのではないだろうか。
・後半、P.ヘイルの“ユ・ヘグク”の母親がツイストに絡んでくるのかと思ったが、母親については一切触れられなかった。そして何故、20年も父親と疎遠だったのかも説明が無く、謎である。
・演者達──特に男性キャストは鬘とメイクを駆使して、青年期から老いに差し掛かる現在迄を自身が演じている。
・“キム・ドクチョン”がそれ迄の心の内を吐露する独白のシーン──演じるY.ヘジンの長科白で延々と感情をぶつける熱演が凄く佳かった。鍵となる謎多き“イ・ヨンジ”のユソンも少女期から現在迄の演じ分けは流石。そして何と云っても“チョン・ヨンドク”のJ.ジェヨン、彼の存在感溢れる演技が無ければ本作は霞んでしまい、成り立たなかったであろう。
・鑑賞日:2017年9月10日(日)
2018年2月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
韓国ミステリー映画にしてはグロもエロもかなり控えめですが、父の死の謎、元刑事の秘密、そして女の正体など、雰囲気たっぶりで引き込まれました。昨年の公開映画コクソンなど、韓国の田舎ってどうしてこんなにおどろおどろしいのでしょうか。確かに市川監督の横溝映画のような怪しい雰囲気は感じられます。こういう雰囲気だけでドキドキしてしまい、楽しめるので星4つです。