アヒルの子

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アヒルの子

解説

「ゆきゆきて、神軍」で知られるドキュメンタリー作家・原一男総指揮のもと、小野さやか監督が日本映画学校の卒業制作として製作したドキュメンタリー。東京でひとり暮らしをしながら専門学校に通う小野は、5歳のときに農業を中心とした理想社会を形成するコミューン団体「ヤマギシ会」幼年部に1年間預けられた過去を持つ。親に捨てたれた記憶としてその過去に苦しみ、それ以降、家族の前で偽りの“いい子”を演じてきた。小野は自らを鬱屈(うっくつ)から開放するため、家族ひとりひとりと正面から対じすることを決意する。2018年1月、小野監督の新作「恋とボルバキア」公開を記念して7年ぶりにリバイバル上映。

2005年製作/92分/日本
配給:ノンデライコ
劇場公開日:2018年1月6日

その他の公開日:2010年5月22日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

1.5私の不幸自慢

2015年3月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

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松井の天井直撃ホームラン

4.0「八日目の蝉」:スピンオフ・ドキュメンタリー

2011年1月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

『八日目の蝉』
北乃きいさんが演じた薫が実在して、何かの拍子に
『戦場にワルツを』に触発をされ失われてしまった
自分の記憶を探し求め始めたのをドキュメンタリーに
したらこんな感じになるんだろうなぁ・・・

上映終了後、今作、
セルフドキュメンタリー作の
小野さやか監督の舞台挨拶と
パンフレット購入者へのサイン会が急遽開催されました。

パンフ買うまでは心を動かされなかったなぁ

小野監督がパンフにサインをしながら
一人一人に映画の感想を尋ねているのを
私は横目に見つつ、皆様の感想に聞き耳を
たてていたのですが、眼を潤ませたまま、
監督に話している人もいて、なかなか好評でした。

パンフサイン会終了後
サインだけはもらいたいなと、
チケットの裏にサインをダメもとで
お願いしたところ快く応じてくださり頂いてしまいました(笑顔)

◇   ◇

5歳のとき
ヤマギシ会に預けられ
1年間家族と離れ離れに
暮らしたときの記憶がなかった小野監督。

その記憶を探し求めること、
そしてどれだけ自分が寂しい思いをしてきたか、
どれだけ家族に気をつかって生きてきたのか、
思いのたけをすべてぶつける様子を描いたセルフドキュメンタリー。

私は最近まで愛知県に住んでいたこともあり
お隣の三重県にあるヤマギシ会のことはニュースや
新聞報道で知っていましたし、また『八日目の蝉』を
読みながら、主人公が身を隠した施設にヤマギシ会と
似た部分を感じていましたので、なかなかドギツイ描写も
ありますが、作品の世界には、案外すんなりと入ることができました。

ただなぁ。
小野監督の苦しさや家族たちと向き合おうとする勇気に震えつつも

芸人じゃないんだから、ここまで身を削らなくてもいいじゃん

との思いが、どうしても最後まで拭えませんでした。

だって家族がよく今作の上映をOK出したと思いますもん。
それくらい小野監督の気持ちが赤裸々に出し切られていますからね。

『息もできない』
ヤン・イクチュン監督は自分や周囲の体験を
フィクションにして同作品を完成させました。

もし、それをフィクションにせず
今作のようなドキュメンタリー仕立てに
したとしたら、似たようなテイストになったのかもしれません。

☆彡     ☆彡

撮影をしたのは5年前。
公開するまで、それだけの
年月を要したことになります。
それだけの重さが作品の中には確かに存在しました。

生きていてよかった

小野監督、
作品の中の姿よりも
遥かに美人で垢抜けていて驚きました。

本当、生きていてよかったですね(笑顔)

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septaka

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