インフェルノのレビュー・感想・評価
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サスペンス映画として楽しめる
ラングドン教授は、まるで「ダイハード」の主人公のように、絶対絶命
の人類の危機を並外れた知性と行動力で解決に導く。不本意ながら事件に巻き込まれた、気の毒な学者が、自分の得意分野だとばかりに夢中になっていく姿は爽快感がある。中世と現代の「地獄」の対比の映像効果や、敵味方よく分からないままスピード感をもって終結に向かっていく展開など、映画らしい映画だと思う。トム・ハンクスの演技は言うまでもないが、フェリシティ・ジョーンズの、悲しみを秘めたヒロイン役もとてもよかった。
これで打ち止め?
ロバート・ラングドン教授が大活躍するシリーズ3作目。
今回はダンテの「地獄」がテーマの一編。
いろいろなことを企てたのがアメリカ人、しかも冒頭で死んでしまうという、かなり弱いところから物語は始まる。
この弱さは、全編通して克服されることはなく、そのまま終わってしまう。
人類を半分にするためにウィルスを飛散させる、というのはいかにもである。そのようなウィルスを民間で個人的に作りうるものだろうか。
そういう映画的ウソは大目に見るとして、ラングドンがずっと追いかけられる展開は、見ていてややしんどいものがある。
このシリーズにおけるラングドンの仕事は謎解きなのだから、そちらに集中させてほしかった。
デビッド・コープ脚本、ロン・ハワード監督はいかにも手練れで飽きさせないものを見せてくれたが、深みにかける。
ラングドンは傍観者であるほうが、見ているほうは安心だ。そう、金田一耕助がいつも傍観者だったように。
そうきましたか、、、。
原作読んでから観に行きました。
途中からおやおや?と思ってましたが、原作と大きく内容がちがうじゃありませんか!
お前誰だよって登場人物もいましたし。
シエナ好きからすると、なぜそんな方向で話を作っていったのかと残念で仕方ありませんでした。
ゾブリストとの関係性、ラングドンとの絆を描いてこそ、彼女の誠実さや可愛らしさが垣間見れると思っていたからです。
あれでは気狂いしたただの女性です。
シンスキーの立場もラングドンとの関係性を変えたせいで、威厳が無くなっているように思えました。
原作の好きなシーンを映像化してくれたものだとばかり思っていた側からすると物足りない作品かもしれません。
もし、原作を読まずして観たとしたら。
面白いとは思います。
ただ、端折り過ぎているので、予備知識なく1回観ただけで理解できるのかは分からないです。
でも、観なきゃよかったとは思いませんでした。
やはり、本物のフィレンツェの街並みや作品をみてみると、なるほどこういう状況でこの話は進んでいたのだなと理解が深まるからです。
原作とは、違うということを念頭に置いてみれば、がっかりせずに新しいストーリーなんだという視点で観れていいのかもしれません。
ちょっと残念
あの面白い原作が、なんだかな〜。
あっという間の映画
ひさびさに良い映画でした!
そうじゃない
割と好きなシリーズ。
最近のトムハンクスはなんか個人的にささるんですね。
そんなこともあり、凄く、すごーく期待していきました。
このシリーズの好きなところはやはり謎解き。いろんなところにある謎を解いていき、最終的に目的にたどり着く、的なね。
それが今回少ない!少なすぎ!
いや、前作もそんな傾向がありましたが今回はよりアクション多め。
見たいのはそこじゃないんです!
という、個人的に非常にがっかりした作品でした…
ダンテ
「シエナ」と「ゾブリスト」の扱いが残念!!
原作との相違は必ずあるだろうし、時短と明解さのためには仕方ないと理解して鑑賞したが・・・。
残念だったのは、「シエナ」と「ゾブリスト」について。
「シエナ」について:
他の方も書いているが、シエナは孤高の天才ゆえ孤独に苦しみ、ゾブリストというもう一人の天才に出会って初めて、この世界に理解者と居場所を得る。その彼女は、ゾブリストの理念には共感するが、結果的に問題のウイルスを自分の責任として破棄するために、ラングドンを裏切る形で、誰より先にウイルスに辿り着こうとする。
このような設定が説明されないままでは、シエナは「単なるイタい女」でしかない。
「ゾブリスト」について:
また、もう一人の天才ゾブリストの作成したウイルスの性質についても一切説明されず、「大量殺人ウイルス」みたいになってしまっている。原作で説明されるウイルスが現存すれば、ある意味「本当に世界を救ってしまえるのではないかと思ってしまうほどのウイルス」である。
さらに、原作では想像するだけでおぞましいゾブリストの残した動画の不気味さも全くない。
映画だけ見ると、ゾブリストは「悪の権化」「狂気の研究者」といった域を超えていないが、原作を読むと、ゾブリストは単なる悪人ではなく「本当に天才なんだ」と実感させられる。
これを見たかたで原作未読の方は、古本でも売っていると思うので、原作を読むことをお勧めする。その結果、映画とは全く違った結末について、また、その後の世界について思いを馳せることになると思う。
個人的な感想:
原作を読んだ者としての感想=★1つ
原作未読で観ていたならば。=★3つ
予備知識ありの方がいい
当然知ってる文化が、背景にあって100%楽しめる作品なんだなと思う。
宝探しゲームのように面白い展開、どんでん返しもあるが、ヨーロッパの旅行に予備知識無しに行く様でもったいなさ感じた。
何とも言えない
幻覚で地獄を…
見せて、地獄篇とつなぐ所は面白かったし映像としても凄かった。西洋美術と文化が大きな鍵なのがこのシリーズの面白い所だし勉強にもなる。いろいろと面白い仕掛けがあって飽きずに楽しめた。監視カメラで泥棒を確認する所は観てる方もかなり気まずい!
筋書きとしてちょっと弱いと感じたのは、冒頭から銃で命を狙われ、過激な大富豪とのつながりに気づいた時、あまり根拠もなく恐ろしいウィルスを撒くに違いないと決めつけたように思う。
1作目は世界がひっくり返るほどの驚愕の事実?が明かされインパクトありすぎ、2作目は反物質を爆発させる所までやって、今作は歴史がひっくり返るようなこともウィルスが撒かれることもなし。驚かされるのは献身的な医師の裏切りだけ。それしかないから裏切り方がかなり不自然で唐突。
それにしても、またもや女性が愛という感情のためにやっちゃいけない線を越える話だったのには笑いそうになった。またもや、というのは、私の中では、インターステラー、トランセンデンスに続いてという意味。
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