インフェルノのレビュー・感想・評価
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ハングオーバー系鬼ごっこ
エンドロールが流れるや否や本当にロンハワード監督作品なのか?と調べ直した。
トンネルを通過する辺りまで劇場内には大量の「?」マークが漂っていたし、右後ろからはイビキが聞こえてきた。何故追いかけられているか、何が目的なのかが判明する頃には、正直くたびれていた。構成が悪い。フィレンツェやイスタンブールの街並みが美しいからまだ観ていられたが、これと同じことを都会でやってたらきっと僕も寝てしまったと思う。
テンポよく進む
じっくり考えるすきも与えず次々と物語は進む。
懐かしい、美しいイタリアの風景も駆け抜ける
記憶を失っているラングトン教授同様 何が何だかわからないうちに物語は進む。
細菌の恐怖もあまり現実実がないまま 教授の活躍により世界は救われた。
よかった、よかった。
面白かったです
久々にトム・ハンクスがラングトン教授を演じる本作、面白かったです。
ロケ地の映像の美しさも楽みました。
フェリシティ・ジョーンズが、ラングトン教授の相棒の女性ぽくて良かったです。
前作、前々作でポール・ベタニやユアン・マクレガーが演じたような強烈な印象の男性キャラクターがいなかったのは残念。暗い神秘性と、翻弄される人間の苦悩がこれまでのシリーズの魅力だったように思っていたので。
早い段階でぐっとのめり込んでから終わるまでずっと前のめりになってみ...
早い段階でぐっとのめり込んでから終わるまでずっと前のめりになってみてしまった!体感時間が1時間くらい。いつも一息ついたりつまらなくなった時に時計を見るのだが、時計見たら終わる10分前だった。ダヴィンチコードしか観ていなかったけど、十分楽しめた。
世界の人口問題について
おなじみのトム・ハンクス演じるラングドン教授シリーズだ。ミッキーマウスの腕時計も健在。となると、困難な状況に陥った教授が、持ち前の宗教学の知識と頭の回転の速さで次々にパズルを解いていくストーリーになるのは必須だし、お約束だ。そういう意味では安心感のある映画である。
とはいえ、今回はいきなり教授が怪我をしているシーンからスタートする。いったいどういう状況なのか、教授にもわからないが、観客にもわからない。そこに危険が迫り、記憶がはっきりしないままに追われて逃げることになる。教授は超物知りというだけで、特殊な能力を何も持たない普通の人間であり、暴力には極端に弱い。しかし時には蛮勇を発揮することもある。観客は教授とともに謎解きと逃避行の旅に向かうが、誰を信用していいのかもわからず、極めて心もとない心情を共有することになる。感情移入せずにいられない展開だ。
フィレンツェから始まり、ヴェニスのサンマルコ広場、そしてイスタンブールと、誰もが行きたい観光名所が舞台であるところも感覚的になじみやすい。どこも観光客で一杯だ。みんなが見ているはずの観光地に、みんなの気づかない秘密があるところがこの映画シリーズの一番の魅力である。
映画のタイトルはダンテの「神曲」の地獄篇を意味するが、ダンテのことを知らなくても、映画は十分に楽しめるようになっている。むしろ知らない方が一層面白いかもしれない。
そもそものきっかけを作った大金持ちの男性の、人類が地球上に増えすぎているという思想は、あながち間違っているわけではない。生物兵器を用いて人類の半分を減らそうという目論見は、手段として否定されるが、ラングドン教授はその思想自体を否定してはいないのだ。
地球の人口は80億に達しようとしていて、地球温暖化その他が齎す天災地変は人口増加が原因のひとつであることは誰もが認めざるを得ないところだ。「人口論」のマルサスが警告したのは食糧危機だったが、飽食の日本では、実感に乏しい。世界各地では貧困と飢餓にあえぐ地域があるのは情報として得られるし、それらの地域ではまぎれもなく食糧危機が現実である。だがそれは地球全体の問題というよりも、格差の問題であるように思われる。飽食の地域と飢餓の地域の格差だ。むしろ人口問題は、人口の増加が格差を生み出したというところに本質があるのだ。
映画はスリリングで息もつかせぬ面白いストーリーだったが、人口問題は映画で解決されはしない。戦争で人口が減るのが人間の自然淘汰だと主張する学者がかつていたが、人類は戦争を減らす方向で努力している。戦争をしないで人口問題を解決するには、子供を産まない選択をするしかない。そして高齢化が世界で最も進んでいる日本では、すでに国民がその選択をしはじめている。少子化は政策で解決できる問題ではない。人類にとってもっと根本的な、構造的な問題だ。人口増加が格差を生み、その格差が少子化を齎しているのだ。世界の人口減少の最先端に日本がある。
世界の人口増加はいつかは止まるだろう。そして減少がはじまる。そのときにたくさんの問題が次々に湧き上り、たくさんの人々が苦痛を味わうことになる。それはまさに現実のインフェルノとなるだろう。日本ではそれがもうはじまっている。
映画的なハッピーエンディング
原作と異なるエンディングですが、「あり」だと思います。謎解きもそれなりにあったしラングドン教授らしさも出ていたと思います。WHO長官とのエピソードがもう少し欲しかったかも。誰が敵か味方かわからない展開もハラハラして面白いと思います。
是非映画館で。
強引な展開もこのシリーズの魅力
物語はラングドンがイタリア・フィレンツェの病室で目覚めるところから始まる。
意識が混濁する中で、悪夢か妄想か、はたまた現実かわからないような惨劇(地獄絵図)の映像が彼の頭の中を過ぎっていく。
頭部の右側に真新しい傷のあるラングドンは、時折激しい頭痛に苛まれながら記憶を振り返るが、一時的な健忘に見舞われていた。
前2作の面白味は「タブーへの抵触」と「暗躍する組織との対決」であったが本作はそのどちらも色合いが薄く感じた。
『ダヴィンチ・コード』はキリストの存在とその子孫についての自説で論争を巻き起こし、『天使と悪魔』では宗教と科学の対立を描いた
本作で描かれるのは「人口爆発問題」であり、その方策としてゾブリストが目論むのが「人類の半分を死滅させるウイルスの製造と散布」であり、現実的な問題を扱っている反面、タブー色はほとんど感じない。
そもそも、「人類増えすぎちゃったし殺しちゃお」計画は今に始まった思想ではなく、これまでに同じような主義主張を描いてきた作品は多い。
その中で真新しいものがあるとすれば、「古典を引用し意味ありげな謎を散らばせていく犯人像」に他ならない。
この物語の主人公はラングドンであるが、ダン・ブラウンのこのシリーズでは彼が謎解きをするものの、諸問題の動機は彼以外が創り出してきた
『ダヴィンチ・コード』ではソニエールが遺書を残して陰謀の一幕を提示し、『天使と悪魔』ではカメルレンゴが信条の元に行動を起こしている。
本作でもゾブリストの思想信条を基に計画が行われるが、そこに潜むべき「秘密」の暴露は弱い。
教会やイルミナティのように表向きとは違った思想を蓄えているのではないかという懸念はなく、それが前2作の面白味のひとつであったが今回はそれがない。
出てくる組織はWHOという国際組織と機密に関する危機管理を担う大機構という組織が出てくるがミステリー色はそこまでないのだ。
前半のシークエンスは、物語開始時にラングドンが置かれた状況へのアプローチと全体を包む大いなる意思の解読だった。
それが露見した後半は、いかにして陰謀を阻むかに注力するのだが、そこで最大の裏切りが発覚する。
ラングドンを必要としていた者の存在は、利用価値と大いなる意思の狭間で嘲笑い、彼の元を去るのだがその動機がイマイチ弱い。
シエナの動機も軽く、命を守る側が奪う側の助けをしていくという流れには違和感が募った。
それでも褒めるべき点はある。
ダ・ヴィンチ コード シリーズの抹香臭さがマイルドに調整され、グローバルな破滅テーマに集中した分シネマ的昂揚感が膨らんでいた。
相変わらずの都合の良い謎解きも、教授の記憶喪失というハンディキャップで多少スリリングになっていた。
何よりダンテ・アリギエリの神曲、フィレンツェ、ヴェニスの観光地ロケをおまけに、イタリアツアーも楽しめる。
劇場鑑賞代1800円ぽっちで実に美しい外国の街並みと、歴史あるサン・ジョヴァンニ洗礼堂やヴェッキオ宮殿にある絵画等を拝めてしまうのだからこんなにお得感溢れる映画はない。
むむむむむっ。
1も2も大好きだから高まる期待からか、物足りなかった。
謎解きがほとんどなく、わくわく感も少なく夢に出そうな映像が続く…。
人物の描写が少なく、ふーん。となる場面も多く、
珍しく眠かった。
ただ、フィレンツェ、ヴェネチアはうっとり✨あぁ、これを見るための映画なのか!とも。
うん、帰って1を見よう。
今回は微妙~
公開初日『インフェルノ』レイトショーで観てきた!
前2作とは違ったアプローチで終始ラングドン教授の具合が悪く、謎解き要素は少なめ。
果たして人類滅亡の計画を阻止できるのか⁉︎謎のラブロマンスもあり色々と詰め込まれて消化不良ぎみ。
あのダンテのマスクを一緒に盗んだ人はどうなったんや!誰か説明して!笑
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