あの夏の子供たち

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あの夏の子供たち

解説

第62回カンヌ国際映画祭のある視点部門で審査員特別賞を受賞した家族ドラマ。多くのアート系映画を手掛けてきたプロデューサーのグレゴワールは、不況の波に押され、未完成の映画と多額の借金を残したまま自殺してしまう。幸せな日々から一転、遺された妻と3人の娘たちは絶望の中に光を見出そうとするが……。ミア・ハンセン=ラブ監督の実体験から生まれたストーリー。主演は「愛のめぐりあい」のキアラ・カゼッリと「隠された記憶」「不完全なふたり」のルイ=ドー・ド・ランクザン。

2009年製作/110分/G/フランス
原題または英題:Le Pere de mes enfants
配給:クレストインターナショナル
劇場公開日:2010年5月29日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第62回 カンヌ国際映画祭(2009年)

受賞

ある視点部門
ある視点部門 審査員特別賞 ミア・ハンセン=ラブ

出品

ある視点部門
出品作品 ミア・ハンセン=ラブ
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(C)Karine Arlot

映画レビュー

3.0 長編映画2作目となるミア・ハンセン=ラヴ(29歳)だが、彼女の長...

2018年10月26日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 長編映画2作目となるミア・ハンセン=ラヴ(29歳)だが、彼女の長編1作目をプロデュースするはずだったアンベール・バルザンの自殺をもとに作られた映画。

 映画って製作するのが大変。ムーン・フィルムではこれまで50本ほどの映画を作ったと言ってたから、まだまだ映画会社としては小さいほうだろうか。累積の借金にプラスして、芸術肌のわがままなスウェーデン監督のせいで予算が逼迫。銀行も融資してくれなくなり・・・と、前半は会社をなんとか立て直そうとするグレゴワールだったが、ついに疲れ果てて拳銃を手にしてしまった。ケータイ人間と子どもたちからも批判されるほど仕事人間。仕事上の人間関係は誰にでも温かく好かれる性格だが、家に帰ると家族を溺愛。そんな中でのイタリアへの家族旅行(長女除く)が輝いて見えた。

 後半は彼が死んでからの物語。妻シルヴィアは夫が映画会社で働くのを嫌がってたけど、いざとなると再建に奔走するのだ。そして、長女は映画館に通い、様々な映画を理解しようとしているところが痛々しくも勇気をもらえる。それでも父の隠し子という秘密を知って微妙に揺らぐ思春期の娘。凛々しく立ち振る舞う妻の姿もいいが、親とは疎遠になるんじゃないかと反抗期のような雰囲気から一変する長女がよかった。

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kossy

4.0ケセラセラ

2018年3月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

身近な人が亡くなると思う何故?特にそれが自死だとその何故が自分に向かう。何故?どうして?

だけど、きっと、彼なりに彼女なりに生きたのだ。私は分かってあげられなかったのではなく、私はあなたの事は分からないのだ。分かるというのは、驕りなんだ。

多分私は歩くしかない。残された者にできることは、自分の人生をただ歩くしかない。

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ミカ

5.0光を、灯す

2011年3月2日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

幸せ

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ダックス奮闘{ふんとう}

5.0受け継がれる記憶

2010年6月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

楽しい

「夏時間の庭」を髣髴とさせる、
複数の主人公による構成と‘印象派的’映像感覚。

感情移入できる登場人物、出来ない登場人物が
色々出てくるのは当然かもしれないが、
思春期の娘の存在感には誰もが胸を打たれると思う。

流れるように日々を映し出す中で、
家族の記憶は確実に受け継がれているのを感じさせ、
ほろりと涙した。

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あもと