ナイト&デイのレビュー・感想・評価
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言ってしまうと、予定調和的作品
トム・クルーズとキャメロン・ディアスと言うゴールデンコンビに依るエスピオナージ風ラブコメディ。
キャメロン・ディアスが、ラブコメの女王の貫禄たっぷりの演技を見せます。もっとも、女性にこう言う事を言うと反発を食らうかも知れませんが、引きの映像ならば全然大丈夫ですが、アップになると・・・。キャリア的には、そろそろ彼女も、次の得意分野を開拓すべきではないかと。
トム・クルーズが演じるロイ・ミラーは、超人?(笑) まぁ、この手の作品の場合、超人じゃないと務まりませんけどね。
ピーター・サースガードが良い演技しています。『ジャーヘッド』の時も思ったんですが、彼って、何か冷たい目をしていますよね。逆に言えば、裏切り者を演じるため、冷たい目の演技をしていたのかも知れませんが。
基本的に、予想通りに進むストーリーです。終盤、ロイの真の姿?が明らかになり、「えっ?」と思わされますが、それは目眩ましでした。薬でジューンが寝てしまって物語が一気に進むと言う作り方は、若干如何なものかと思いますが、ラブコメですからねぇ。あまりうるさい事は言わないことにします。って言うか、この手のラブコメには有りがちな、終盤に同じ様なことが、別の形で使われたりしますが。
タイトルの、ナイトはいいとして、もう一方のデイの意味が分かりませんでした。もしかして、KNIGHTとNIGHTを掛けているのでしょうか?
アクション全体がロマンスのためのマクガフィンとなっている作品ではないかと感じました。
たまには息抜きで、レビューもさくさくお手軽に書ける作品があっても楽しいものです。そのぶん、のほほんと映画のアクションに集中できますからね。そんなただただ楽しめるエンタテイメント作品が本作。
真面目にレビューどうしようかなぁと、緊張して画面に対峙するばかりでなく、まぁ~たまにはこんな作品で気晴らしするのも、映画の醍醐味と言えましょう。
とにかく作品は売れ線狙いなんです。主演はハリウッド屈指の人気者二人だし、いかにも、これがハリウッド映画だといわんばかりにど派手なアクションが満載。絶対に退屈はさせません。
舞台はアメリカに始まり、南海の無人島からアルプスを走るオリエント急行の車内、ス
ペインの闘牛場まで。カーチェイスありスカイアクションあり、爆走する列車内の格闘ありと、やりたい放題の展開。まるでアクション映画の名場面カタログ集を見ているかのようです。この何でもありのストーリーを通常のレビュー感覚で鑑賞したら、突っ込みどころばかりで、発狂しそうになるかもしれません。その辺がアメリカ本国での興行が大ゴケした要因でしょうけれど、絶対あり得ないシーンをこれ見よがしにスローモーションで描くシーンなど、確信犯的作りが目立ちます。これはアクション映画のパロディーだ思ったほうがいいのかも知れません。そんな意図に気づかれて見方を変えれば、こんなに楽しいアトラクションムービーはないかと思います。
本作を一口に語るなら、絵に描いたようなマクガフィン作品であるといえます。「マクガフィン」とは、何かしらの物語を構成する上で、登場人物への動機付けや話を進めるために用いられる、仕掛けのひとつ。登場人物たちの視点、あるいは読者・観客などからは重要なものですが、作品の構造から言えば、他のものに置き換えが可能な物をそう呼ぶます。これはヒッチコックがしばしば、自身の映画を説明するときに使った言葉です。
本作でもゼファーと呼ばれている物も典型的なマクガフィンといえます。ロイが敵から命がけで守ろうとする。それが何なのかは最後まではっきりしません。そんなゼファーの激しい争奪戦にすっかり白けてしまう人もいらっしゃることでしょう。だけどヒッチコックによれば、マクガフィンに過ぎないものに観客が気を取られすぎるとそれに続くサスペンスに集中ができなくなります。だから、マクガフィンについては軽く触れるだけで良いというのがヒッチコックの作劇術でした。これがわかると本作の見方もがらりと変わってくることでしょうね。
女性の方なら、ちょっと素敵なおとぎ話として、はまってしまうかも知れませんよ。何と言っても、主人公のロイは、謎だらけのミステリアスで、デンジャラスなハンサムボーイ。そんなロイにとたまたま偶然出会い、危険が迫る度に、ロイに薬を飲まされて意識を飛ばされるジューンはごく普通の平凡な女性でした。薬が切れて、意識が戻ると、別世界につれて行かれるジューン。まるで白馬の王子様が突如現れて、自分を遠くの世界に連れて行ってくれる(しかも、それがトム・クルーズだとしたら!)展開には、きっと多くの観客が感情移入して、胸をきゅんとされられるでしょう。クルーズは48歳、ディアス38歳という大人同士の酒落た恋の駆け引きも楽しいところです。
こうしてみるとロマンスの方は丁寧に作られていると思いました。ジューンに接近するロイは、いつも自然に繊細に懐に飛び込んでいるところにご注目ください。きっと彼女でなくても心を奪われることでしょう。揺れる女心も丁寧に描かれていて、彼女のジューンの心境の変化の様子がまた興味深いところです。
だからこの作品の軸足は完全にロマンスの方に置かれていると思います。ヒッチコックが語ったようにゼファーの争奪戦自体には、あまり意味がないのです。二人が出会い愛を深め合うための添え物にしか過ぎないのではないでしょうか。アクション全体がロマンスのためのマクガフィンとなっている作品ではないかと感じました。
アクションのトップヒーローと、ラブコメの代名詞ともなった二人ですが、そろそろ年齢的には、きつい年代に近づいてきました。それでも自虐的に自分の十八番を演じているのは、可笑しさすら感じさせます。だけど、それを大まじめに演じきるからこそ、このコンビならではの味わいが出ているのではないでしょうか。そんな味が、突っ込みどころ満載の本作のストーリーをユーモアに昇華させていると思います。それがわかる人は、なかなか大人の映画の見方ができる人だと言えるでしょうね。
追伸
いつも薬を飲まされて、気がついたら、勝手に水着姿にさせられていたことに憤慨するジューンでしたが、ラストには知らず知らずスパイのテクニックを覚えてしまい、ロイにギャフンと言わせるところが可笑しかったです。
ちょっとエッチなジューンの復讐内容は、ラストシーンをご覧になってください。
単純明快に欠ける。
面白さがとまらない♪♪♪
キャラクターが魅力的で、アクションが楽しい!
あまり激しすぎないのが逆によかったです♪
やや、脇役が弱い感と、何でもあり感はありましたが、
それでこそエンタメ作品!と、納得させてしまう作品でした☆
デートで見たら、すごく盛り上がると思います~vv
アクション&コメディ
いやぁ~、アクションでゲラゲラ笑ってしまったwww
こいつぁいいですね!最高です!
このタイプの、コメディ要素たっぷりのアクション映画って、此処何年も目ぼしいのって無かった感じしたんですけど、これは「アクションコメディ」と呼んでも差し支えないですよね??ね??
だってね!もう、ベタなアクションと小気味良いテンポでポンポン展開も弾んでいって、終始飽きずに笑いっぱなし!
ストーリーもイイ!
個人的に、こういう荒唐無稽なスパイモノの筋書きって好きなんですよねー。
一般市民の所謂“普通の人”が諜報合戦に巻き込まれて、普通じゃない経験を経て、混乱しつつも順応―いつしかその世界に魅せられて行くっての!
もうクソガキの頃から憧れてますよね!
キャストも最高!トムクルとキャメロン!
トムってば、幾つになっても落ち着きがないというか、生涯アクションでやってく所存なんでしょうか?今回もずっとアクションで出ずっぱり。んで茶目っ気たっぷりに笑わしてくれるw
キャメロン・ディアスも相変わらずキュート!この人本当可愛くて好きですわ~。
オチも最高ですね!伏線が何気にあっちこっち散りばめられてて、思わずニンマリw
トゥルーライズを彷彿とさせる、コラテラル型アクション&コメディ!
観て損ないです!エンジョイ!!
楽しめます!
めちゃめちゃですが、娯楽映画としては十分楽しめる作品です!
とにかくめちゃめちゃ、そしてスッキリ爽快、ハラハラドキドキ、なんだか分らないけど楽しめる映画です.....。
トム・クルーズ扮するロイ・ミラー....とにかく強い、負けない、玉に当たらない....そして、いつも冷静.....かと思えば、修羅場でラブシーン......気絶したり眠らされているとどんどんシーンが変わり....安心していると再びピンチ!....そんなこんなで楽しい!
だれが敵か味方か?さっぱりわからない中、ストーリが流れ.....途中から深く考えちゃいけないんだと思いました.....。
このゴタゴタピンチに巻き込まれ、いつも驚きぱっなしのキャメロン・ディアス扮するジェームズ・マンゴールド.....最後のシーンで御返しを.....笑えます!
スカッとアクション映画を見たい方にお奨めです!
めちゃくちゃに”らしい”
近いよ…
やっぱり、でした。 『バウ○ティー・ハ○ター』と同じ系。 撮影してるときから“この二人の組み合わせって どうなの?…”思ったけど スクリーンでますますそう感じてしまいました。
アクション・コメディは、どちらもうまく引き立ててくれないと 退屈な作品になってしまう。
キャメロン・ディアスのコメディ演技はGOOD。 アクションはイマイチ。 トム・クルーズのアクションはまあまあ、コメディはイマイチの下。 そして欲張りなことにセクシー路線まで加えようとしたから、ますますシラケってしまった。。 なんで水着のシーンが必要だったのか。 なんでトムは脱ぎたがる?
いろんな町(国)を舞台にってところも、『007』や『M:iシリーズ』なら理解できるけど “この程度”の内容ならば アメリカ国内を舞台に選ぶほうがもっとストーリーに集中できた気がします。
そして何より、カメラ近いよ。。。 トムとキャメロンが主演なのは 一目了然、なのにこれでもかというほどアップのシーンがつづく。。 どうでもいいセリフも、“アナタがそう言ったじゃない”的ラブラブシーンも、常にアップ。 だから、どこに(どの国に)いたのか印象薄いまま、どんどん話は流れ・流されます。 トムとキャメロンって組み合わせも、それぞれの映画出演でのイメージが強すぎて 不自然というか“顔見るだけで お腹いっぱい”。
しかし、悪いところばかりではないです。 キャメロンは ますます腕を上げたなと感じる演技で、『チャーリーズ・エンジェル』での経験生かされてるって思いました。 年齢を感じさせるお顔にはなってるけれど、まだまだキュートで ブルーアイが魅力的。 スタイルも抜群で、次回はもっと 作品と相手を選んでほしいです。
またアクションの良いところは、トムの銃さばきや、バイクで追うシーンで キャメロンと共同での銃撃戦(プレビューにもありました)。 スタントも(トム)自身でこなしたらしく、まあ悪くはなかったです。。 たぶん、衣装をもう少し考えてくれたら 彼のカッコよさもアピールされたかも?
…ただ、トムのアップは そろそろ限界かもしれません。 いや、ただただアップなら問題ないかな。 それが、スクリーン上で、ラブコメディなのにシリアス演じようとするから ぶち壊しです。 ここはジェラルド・バトラーなんかをもう少し見習って ポップな演技を見せてほしかった。 トム、コメディやるなら“グロスマン”くらい弾けてくれ。。
わたし自身は、観終わって かるく疲れました。。 単純にキャメロンやトムのファンなら、お勧めできる映画です。 でもストーリーも月並みですし、あまり期待せずに観るのが 賢いかも・。★
キャメロンがいたから +0.5です☆
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