借りぐらしのアリエッティのレビュー・感想・評価
全142件中、21~40件目を表示
おバカな子はジブリアニメにふさわしくない
後先考えない、人の迷惑より自分の好奇心で行動する翔とアリエッティに全く共感できず。
アリエッティのお母さん、お父さんがひたすら可哀相だった。アリエッティをしつこく誘っておいて別れを告げられた途端、遠い目をして(アリエッティから視線をそらしてるのがポイント)「君たちは滅びゆく種族なんだよ…フッ(含み笑い)」と言い出す翔に、薄気味悪さを感じた。
この少年、飼ってた動物が自分に懐かなかったらアッサリ捨てるタイプだよね。人の心がないのか、それともかまって君なのか。気持ち悪い。
そして、夢ばっかり追いかけてるバカ娘ほど、ダメんずが好きなんだよね…。
借り?狩り?
カマドウマとかダンゴムシとか、やっぱり『風の谷のナウシカ』へのオマージュなんだろうな。探せば色んな宮崎アニメへのオマージュがありそうな気がする。
それにしても、ずっと気になるのが借りぐらし一族というか、仲間がどこかにいなければおかしい世界観。それも一軒家には一家族というルールがあるのだろうか。ネズミ、カラスといった天敵の存在も興味深い。と、思っていたら、スピラーという小人の少年が登場。これが風貌も性格も『未来少年コナン』のジムシィ似。 住み込み女中のハルの声を担当しているのが樹木希林。これがまた実に彼女の雰囲気にそっくりで、動きも似せてあるものだから、途中からは樹木希林にしか見えてこなくなる。そのハルが小人を捕獲しようと躍起になってることからストーリーは佳境に入るが、この緊張感があまり長く続かず、静かに別れのエンディングを迎えてしまう。
絶滅種や絶滅危惧種に対する問題提起(?)もテーマになっているような気もするが、それに対する人間たちの心理が見えてこないのが残念。結局のところ、翔の大叔母の父から4代に渡って小人との出会いを夢見る、どちらかというと変わった生き物に出会えた喜びだけで生きていたような家族。ドールハウスなんかも凝ってはいるが、下手するとドールフェチのようなものに陥りそうなDNAを受け継いでいる家系なのだ。翔が心臓病のか弱い少年じゃなければ、吾妻ひでおの世界に入ってしまいそう・・・
心に余裕をもって観よう。
家の床下に住んでいて、人間の家から少しずつ物を拝借しつつ暮らす小人。通称借りぐらし、その主人公、アリエッテイ。
決して人には見られてはいけない、のだが、父親と初めて行った借りの日に、最近家に引っ越してきた男の子(手術の都合で来ている)に姿を見られてしまう。男の子は言わないというけれど、アリエッテイ家族は引っ越しを決意する。
捕まえられないうちに。
あっさり言ってしまうと、家の床下に住んでいた小人が、人間に見つかったため、新たな家を探して引っ越しをするという話。
小人だからスケールは大きくないけど、小物とかしっかり作ってあるし、小人目線のところを上手作り込んでいて素敵。
家政婦は小人を捕まえようとするけど、その家の奥様はそんなことはしない。奥様は小人に会うことはなかったけれど、小さなポットに入ったハーブの香りに気づき、思い出を語った。小人がいたら素敵だろうな、という奥様にはどことなく気品が感じられる。
男のコが勇気をもらったというシーン、あれは少し唐突過ぎるかな、と感じた。
あと、借りぐらしという設定なんだけど、もの借りるだけでお返し的なところが見当たらなかったような。その点細かいけど、気になっちゃうところ。
奥様はそんなことは気にしないんだろうけど。
好きになっちゃうけど、もう少しドキドキを
世界観やキャラクターの作り込みは流石なものだ。アリエッティもかわいくも芯のある女性で描かれ、2時間でとても愛しく思えてくる。
最初の狩りのシーンは緊張感あるし、意地悪なおばあさんとの駆け引きも面白いのだがその対決がほぼ終盤のみで、もう少し長くハラハラする展開が用意されてるともっと良かった。
普通、かなぁ
周りでは低評価だったアリエッティですが
この間テレビでやっていたのをたまたま録画していたので子どもと観ました。
個人的には小人が人間から色々なものを借りながら暮らしている、人間には見つかってはいけない という設定は興味が引かれ面白かったです!
しかし最後の締めが ??? な感じでモヤモヤしたので高評価はつけられず、でした
自然の映像が綺麗
映画館で観た時は、期待値が高かったせいかあまりハマらなかったのですが、テレビで観たらそれなりに面白かったです。ストーリーは想像通りで、特に盛り上がる見せ場もなく静かに進んでいきます。でも、とにかく映像が綺麗。何度も観たいとは思いませんが、またいつかテレビ放送する時には観たいかなぁという作品です。
盛り上がらない冒険もの
兎に角、盛り上がらない。絵はきれいだし話も悪くないが、これといって何か面白い場面が出てくることもなく、当然印象に残ることもなく、するりと終わる。
終わった後に感想を言い合うこともない、凡作中の凡作。
小道具を見るのを楽しむ映画
小人のアリエッティ一家がある家の床下に、家のものを借りて暮らしていて、その家に翔が引っ越してきたことで人間に見つかっちゃう話。
.
小人の目線だからいろんなものが大きくなって迫力があるけど、舞台は普通に私たちの日常の風景だからまぁ盛り上がりには欠ける。でもアリエッティの家は人間にとって小物が上手く家具として使われてて面白い。
.
家政婦のハルさんはすごい悪者に見えるけど、たぶん小さい時に小人を見てそれを大人や周りの友達に嘘つきとかバカにされちゃって、本当にいるっていうことを証明したい一心なだけなんだよな。
.
小さい時のハルさんの近くにトトロのお父さんのように、サツキとメイがトトロに会ったことを否定しない人がいてくれたらこうはなってなかったんだろうなと思うし、目的は違えど、私は翔がやってることもそんなにハルさんと変わらないと思う。
.
勝手に家改造して小人にとっちゃまぁ良い迷惑だし、そのせいでハルさんに居場所がバレるっていう。お互い介入しないことが一番なんだろうな。
.
全142件中、21~40件目を表示