借りぐらしのアリエッティのレビュー・感想・評価
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夏、さわやかな森の風に吹かれながら 清涼スイーツをいただくような☆
ジブリとはいっても、宮﨑・高畑監督ではなく、 米林さんですから、本家ジブリ作品とはいえません…
物語に深読みなどなく、なんとなくかる~くながめて楽しめる映画です。
でも、絵はきれいで音楽もさわやかで可愛らしく、 美しいシーンもあり、
真夏の映画館で見た時には、まるで 避暑地の別荘ですごすようなさわやかな時間をすごせました。
私はこの作品すきです☆
(とはいっても、母親小人と、家政婦ハルさんが、どうにも好きになれなくて。 宮崎監督作品だと、不思議なことに、悪役や敵でも、なぜか魅力を感じたり 憎めなかったりするのですが。 米林監督や吾朗監督の描く悪役(悪役ってほどでもないか(笑))は、どうも好きになれない。画面に映るたびに目をそらしたくなってしまう。大画面にアップで映った時は、ほんと嫌でしたね(笑))
ま その場面で目をそらしさえすれば、あとは、きれいな世界にひたれますよ~。
忙しくて避暑地に旅行なんて行けない、 別荘なんてもってる金持ちとちがう、そんな私でも、
さわやか~なすずしい風に吹かれて 小鳥のさえずりと 小川の水の流れる音をききながら つめたい美味しーい特製アイスをたべてるみたいな♪ 一服の清涼剤として良い映画ですよ。
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他の人のレビューで かみつかれてた場面について、
少年・翔は「君たちは滅びゆく種族なんだよ」なんて意地悪を言って、純粋なジブリヒーローではないんだけれど、自分も心臓の病気でもうすぐ死ぬと思ってるから、生き生きとしたアリエッティに嫉妬して、しかも 自分と違って 家族仲よさそうに暮らしてるアリエッティにも嫉妬して、ついそんな意地悪を言ってしまったわけで。 だって、小人から見たら巨大な人間だけど、12歳の男の子なわけで。 しかたないと思う。 ぐちをこぼしただけでしょ。 別にサディストでもなんでもないでしょ…。
ちょっと気に入ってる場面
ほかのジブリ作品へのオマージュ的に感じる、ささやかな場面がいくつか。
ダンゴムシと遊ぶ場面は ナウシカへの。
ラスト近く、猫にお礼を言って鼻をなでる場面は トトロの猫バスへの。
逃げる時にたぬきとすれ違う場面は、小人たちと同じく絶滅寸前でも「どっこい生きてる」ぽんぽこへの。
スピラーがアリエッティをなぐさめようと木苺(ぐみ?ラズベリー?)をあげる場面は トトロのかん太の傘への。
こういう場面 ほほえましくていいね。
小さなお家。
おバカな子はジブリアニメにふさわしくない
借り?狩り?
カマドウマとかダンゴムシとか、やっぱり『風の谷のナウシカ』へのオマージュなんだろうな。探せば色んな宮崎アニメへのオマージュがありそうな気がする。
それにしても、ずっと気になるのが借りぐらし一族というか、仲間がどこかにいなければおかしい世界観。それも一軒家には一家族というルールがあるのだろうか。ネズミ、カラスといった天敵の存在も興味深い。と、思っていたら、スピラーという小人の少年が登場。これが風貌も性格も『未来少年コナン』のジムシィ似。 住み込み女中のハルの声を担当しているのが樹木希林。これがまた実に彼女の雰囲気にそっくりで、動きも似せてあるものだから、途中からは樹木希林にしか見えてこなくなる。そのハルが小人を捕獲しようと躍起になってることからストーリーは佳境に入るが、この緊張感があまり長く続かず、静かに別れのエンディングを迎えてしまう。
絶滅種や絶滅危惧種に対する問題提起(?)もテーマになっているような気もするが、それに対する人間たちの心理が見えてこないのが残念。結局のところ、翔の大叔母の父から4代に渡って小人との出会いを夢見る、どちらかというと変わった生き物に出会えた喜びだけで生きていたような家族。ドールハウスなんかも凝ってはいるが、下手するとドールフェチのようなものに陥りそうなDNAを受け継いでいる家系なのだ。翔が心臓病のか弱い少年じゃなければ、吾妻ひでおの世界に入ってしまいそう・・・
心に余裕をもって観よう。
家の床下に住んでいて、人間の家から少しずつ物を拝借しつつ暮らす小人。通称借りぐらし、その主人公、アリエッテイ。
決して人には見られてはいけない、のだが、父親と初めて行った借りの日に、最近家に引っ越してきた男の子(手術の都合で来ている)に姿を見られてしまう。男の子は言わないというけれど、アリエッテイ家族は引っ越しを決意する。
捕まえられないうちに。
あっさり言ってしまうと、家の床下に住んでいた小人が、人間に見つかったため、新たな家を探して引っ越しをするという話。
小人だからスケールは大きくないけど、小物とかしっかり作ってあるし、小人目線のところを上手作り込んでいて素敵。
家政婦は小人を捕まえようとするけど、その家の奥様はそんなことはしない。奥様は小人に会うことはなかったけれど、小さなポットに入ったハーブの香りに気づき、思い出を語った。小人がいたら素敵だろうな、という奥様にはどことなく気品が感じられる。
男のコが勇気をもらったというシーン、あれは少し唐突過ぎるかな、と感じた。
あと、借りぐらしという設定なんだけど、もの借りるだけでお返し的なところが見当たらなかったような。その点細かいけど、気になっちゃうところ。
奥様はそんなことは気にしないんだろうけど。
好きになっちゃうけど、もう少しドキドキを
普通、かなぁ
自然の映像が綺麗
小道具を見るのを楽しむ映画
小人のアリエッティ一家がある家の床下に、家のものを借りて暮らしていて、その家に翔が引っ越してきたことで人間に見つかっちゃう話。
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小人の目線だからいろんなものが大きくなって迫力があるけど、舞台は普通に私たちの日常の風景だからまぁ盛り上がりには欠ける。でもアリエッティの家は人間にとって小物が上手く家具として使われてて面白い。
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家政婦のハルさんはすごい悪者に見えるけど、たぶん小さい時に小人を見てそれを大人や周りの友達に嘘つきとかバカにされちゃって、本当にいるっていうことを証明したい一心なだけなんだよな。
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小さい時のハルさんの近くにトトロのお父さんのように、サツキとメイがトトロに会ったことを否定しない人がいてくれたらこうはなってなかったんだろうなと思うし、目的は違えど、私は翔がやってることもそんなにハルさんと変わらないと思う。
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勝手に家改造して小人にとっちゃまぁ良い迷惑だし、そのせいでハルさんに居場所がバレるっていう。お互い介入しないことが一番なんだろうな。
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