最後の忠臣蔵のレビュー・感想・評価
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評価が高い作品・・
日本人が好きな赤穂浪士の吉良邸討ち入り事件を題材にしたドラマである。レビューを読んでみると評価が非常に高い。これは日本人の心の中に武士道の精神が尊いものとして捉えられているからだろう・・映画を観て、吉右衛門や孫左衛門の生き方に素直に感動出来る。外国人には理解不能な点もあるに違いない。今の日本人は、徴兵制度も無く個人が自由な考え方と生き方を選択出来る。自由でなく合理的でないものは排除できる。特攻や武士道の死をもって自己を主張することもない。映画だが、役所広司と佐藤浩市の演技は上手い。これから時代劇に引っ張りダコだろう。最後にストーリーだが、妾の娘であっても武家の出であることには間違いなく、豪商と云えども商人に嫁ぐということがあるのだろうか?士農工商の身分制度が歴然としていた時代である。原作の小説が手元にあるので読んでみたい・・2010年の邦画。
人形浄瑠璃も勉強しないといけませんな。桜庭ななみちゃん可愛い
討ち入り後16年も経った時のお話とは。
佐藤浩市が主演かと思いきや役所広司が主演でした。
桜庭ななみちゃんも可愛いが、安田成美さんが綺麗。
いい映画です、外国人には受け入れられない話だろうけど
最後の切腹シーンは凄かった。
感動するけど、残念ながらあまり面白くない。
忠臣蔵とからめて、泣ける演出がかなり入っていて、役所さんの演技もうまく、その辺はいいと思った。
ちょっとやりすぎだろうと思うところもあったけど、まあまあ感動できた。
でも、残念ながらおもしろくない。
派手なチャンバラもないし、魅力的な悪役も出てこない。
いくら時代が違うとはいえ、登場人物が全員善人というのはないと思う。(全員悪人はありえるかも?)
最初の方の、なにか危ないことが起きそうなワクワク感が、見ているうちにどんどんなくなって、先が見えてしまった。
役所さんの演じている孫左衛門もちょっといい人すぎる気がする。
演技はうまいんだけど、キャラクター的に、人間らしい煩悩というか、迷いみたいなものが、まったく感じられなかった。
この映画の場合、究極的ないい人でないと、泣かせる演出ができないから、しょうがないのかもしれないけど、どう見ても人間離れしている。
一番気になったのは、ラスト。
すごくかっこいいし、泣かせるんだけども、それは違うだろうという気がした。
むしろここからが本番、これからいろいろ問題が起こりそうな気がするんですけど・・・?
ななみちゃんの演技に脱帽
クオリティはなかなか
素晴らしい!
なかなか味わい深い作品
2010年の最後に『最後の忠臣蔵』を観てきました。
私は、赤穂浪士の話は、何となくしか知りません。それでこの映画を見ても充分理解できないのではないかと心配でしたが、私が知っている知識だけで充分楽しめました。
“忠臣蔵”だけあって武士の忠義の話ですが、その徹底ぶりが尋常ではありません。役所広司演じる孫左衛門は、苦悩や誘惑に直面しても、常に忠義を貫きます。それも、彼の主君はすでにこの世にいないのに。彼の穏やかな口調、抑えた演技から、その忠義があらがいがたいものという以上に、彼にとって当たり前のものだということを感じさせます。
どこまでもそんな調子かと思ったら、クライマックスに、彼の苦労が報われたと感じさせるシーンがあって、予想以上に感動してしまいました。我ながらニッポンジンだなあ(^^;)。
役所広司、佐藤浩市の演技は、毎度おなじみ、安心感があります。役所広司は『十三人の刺客』でも武士の役でしたが、どちらかと言えば『最後の忠臣蔵』の方が、彼らしい役のような気がします。
桜庭ななみは、かなり頑張っていたと思います。彼女、CMぐらいしか見たことがなくて、特に関心もなかったのですが、意外と魅力的でした。安田成美の芝居は久しぶりに見ましたが、もうベテランの風格(^^;)。
シネコンでは、どの劇場で上映するか、どんなスケジュールで上映するかを、客の入りを見ながら判断しているような気がします。この作品は、あまりお客さんが入っていないのか、小さい劇場で上映回数も少なめ。今日も、私を含めて5人ぐらいしか観客がいなかった様子でしたが、いやいや、なかなか味わい深い作品だと思いました。
最後の忠臣蔵
観終わって、こんなに違和感を感じた作品はない。なるほど丁寧に作られた作品であることは認める。題名の大仰さ
連続テレビ・ドラマのときとは異なり尺数に限りがあることも理解できるが、我慢できないのは三つある。「姫さま」「姫様」と内匠頭のご落胤でもないのに田舎大名の城代家老の妾腹を称えることである。(本妻のりくが出て来ないし、この子供たちが可哀相)次に婚礼の席に落ちこぼれの家臣たちがやたらに出てきて連なること。(茶屋は豪商だから平気だろうが)もうひとつは、嫁入りしたとはいえ幸せになるかどうかわからない。秘かに見守るのが孫右衛門の勤めではなかろうか。しかも、内蔵助が証として残した裃を娘にやるのではなく、自分が着用して切腹してしまう。(主君からの拝領物を己の血で汚すなんて理解できない)原作を読んでいないので、原作かシナリオの責任か不明だか、浄瑠璃を使った手法も今更ということで退屈。「最後の忠臣蔵」というより二番煎じだが「珍説忠臣蔵」
というタイトルの方がふさわしい作品だ。既に「忠臣蔵」を知らない若い人たちが多い。この作品を本当に理解できるかどうか?
うちは、孫左が...
サムライ魂
赤穂侍の忠義......感動しました。
赤穂侍の忠義......感動しました。
撃ち入りまでの忠臣蔵は良く知ってますが、その後、こんな感動的な話があるとは思いませんでした。
大石内蔵助に重要な使命を託され、撃ち入りに加わらなかったという汚名を背負いながらも一番の忠義を果たす瀬尾孫左衛門......感動的でした。
ストーリーが進むにつれ、如何に大石を慕う侍達が大勢いたか.....
凄い人物だたんですね!
嫁入りまで10日待って欲しい.....可音さんは、その間に感謝をこめて素晴らしい贈り物を.....その香の設定も新鮮でした.....。
可音さんの嫁入り行列に続々と集まる赤穂侍達.....涙が止まりませんでした。
そして、婿の待つ屋敷内へ入る直前の可音さんを笑顔で見つめる役所広司の満面の笑顔.....素晴らしかったです.....。
ここで、エンドロールの方が感動的だったかもしれません....。
その後、赤穂侍の真の忠義を見せて頂きましたが......。
確かに「最後の忠臣蔵」
私としては、おすすめできる映画です。
瀬尾孫左衛門(役所)は随所に「拙者は武士ですから」ということにこだわり、武士に徹した生き様を貫くわけですが、大石家の使用人に過ぎなかった瀬尾がここまでストイックな生き様に徹しなければならない時代には、病的なものを感じました(これが事実とすればですが)。
Wikiによりますと、吉良邸討ち入りは元禄15年12月14日(西暦1702年1月30日)とありますので、江戸幕府となってより100年ほどのころですね。つまり、戦国時代が終わってから100年ということですが、この100年の間に「武士」というのは「立身出世を目指す合理主義者」ではなく、「世襲の非生産的支配階級である武士は、忠義を売り物にする無能者・形式主義者」に成り果てた、というのはよく言われるところですが、ついそのような感覚で観てしまいました。
いろんな意味で「大変な時代だナー」とは思いますが、小沢一郎に忠誠を誓う議員集団とか見ると、世襲化した議員さんたちもやっぱり非生産的で無能な形式主義者なんだろうなぁ~とか思ったりして、妙に納得したりする。そりゃ~結束が固い訳だ!
この映画は正月映画だったのですね。失礼しました。
昨年末に劇場で観ました、
流れるような映像。
合間合間の人形浄瑠璃。
一つで二つ...得をした気分でした。
この映画、とにかく男性陣が美しい。
「十三人の刺客」でまとめ役だった?主演の役所広司さんは
この映画で思いの丈を存分に出し切った。
自分の子供も上手く育てられなかった私は、彼の愛が痛い!
彼の愛は父親の愛。私はそう思う。
可音(桜庭ななみ)の思いは淡い初恋でしょうが、彼には
それ以上はなかった。すべては忠義。?
私はそう思う。
(パンフレットを読むとそうでもないみたいだけど)
評判の桜庭ななみちゃんは、それほど大輪の花を咲かすとは
感じられなかったし...
久しぶりに観る安田成美さんはすっかり萎んでいるし...
でも、今回は男性陣を引き立てるには十分の演技力だったと思います。
とにかく涙が溢れました。
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