ソラニンのレビュー・感想・評価
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ふたりならやっていけると思うだけどなぁ。
あおいちゃんと高良健吾が若い!
作られてから10年以上経っている。一昔ですね。
ソラニン。じゃが芋の芽の毒のこと。仕事で嫌なことがあって体に毒が溜まっていく。
そうか確かに嫌なことは体には毒ですね。
あおいちゃんの爽やかさ可愛らしさが健在。高良健吾は今と感じが変わらない。お茶目な感じもいい。
好きな事やりたい事で生活していければいいけど。不安定な生活に不安が募る。生活の為に仕事に就くが苦悩の日々。幸せ? 本当に。 何度も問いかける。若い時は多感に考えるけど。
本当にふたりでならやっていける。のに
「なんで音楽なんて好きになっちゃったかな〜」というセリフに死ぬほど...
「なんで音楽なんて好きになっちゃったかな〜」というセリフに死ぬほど共感して涙が出ました。
私はプロのミュージシャンになろうなんてこれまで一瞬たりとも考えたことはないし、本当に趣味程度だけれど、それでも音楽を聴く楽しさも演奏する楽しさも一度知ってしまったらもう忘れることなんてできなくて。知らなければ楽器に触れない時間をこんなに苦痛に感じることはなかったのに、知ってしまったから演奏できない期間が淋しくて仕方ないのです。
全体的に、大人になりきれていない痛々しさと情景の美しさがごちゃ混ぜになってエモすぎでした!
好きな人もいると思います
自分は、こういうモラトリアム系、夢と現実の中での葛藤系のストーリーには今ひとつ共感力がないんですけど、ガツンと来る人もいるかと思います。そういう人にはよくできた映画かも。
高良健吾の音楽系映画で比較すると、「フィッシュストーリー」の楽曲と演奏の方がインパクトあった印象です。宮崎あおいも桐谷健太もよく演奏してたと思うけど。まあそこも趣味の問題。
映画としては破綻したところはなかったんで、ホント、繰り返しになりますけど、こういうのが好きな人にはいい映画。自分は嗜好が違い、中盤以降は流し見になっちゃいました。
宮崎あおいの魅力に初めて気づいた
泣きの演技なら清原かや、笑顔なら宮崎あおい、そう聞いていたのですが実感ありませんでしたが、この映画で再認識しました。
とにかくラストの宮崎あおい歌はあいみょんよりはるかに良かった。
それだけでも観る価値あり。
途中のエピソードは私的には退屈でした。
若者の漠然とした不安を描いた作品
まだ自分にはやり残したことがあるんじゃないか、好きなことで生きていけるんじゃないか、幸せってなんだろうって考えてしまう若者を描いた作品です。
不幸せではないけど、幸せでもない生活がだらっと続くことに疑問を覚えることなどが共感でき、なんだか安心させられる作品です。
バンド系の映画で1番好き
予告を全く見ずにこの作品を観たためこんなに感動する映画だと思わなかった
最初はヒモ男とダメ女の恋愛ものかと思ったけど、物語が進むにつれて夢を一生懸命追いかける物語に変わっていく。
終盤のライブのところは感動。でも回想シーンはいらなかった気がする。
登場人物の将来が気になりすぎる
いつか、書く
好きな映画なので、また観たら、書く。
憧れる、音楽の世界という響き。
メモ
今まで何度か、種田の死は事故なのか自殺なのかと人から聞かれたことがあって、そのたびに自分はどっちともつかない煮え切らない答えをしていた。実のところ描いた当の僕も種田の行動の理由はあまり考えないようにしていた。というよりも考えたくなった。だって絶対にくだらない理由だから。
でもあえて今、その理由を説明するならば、種田の死因は「願かけ」だったんだと思う。「あの信号を渡り切れたら、きっといろいろうまくいく」という類の。
最後の最後に運任せだなんて本当に情けない。本当に馬鹿だ。自力で出した結果が己の全てなのに、それを受け入れなきゃ前に進めないんだよ。
今後も僕は種田を好きになれないと思う。だってもう死んでるから。
出典 : 浅野いにお『ソラニン 新装版』
引用
https://www.shizen-books.link/solanine-taneda/
ノスタルジックモラトリアム
昔感じた郷愁が迫ってくる感じ。
今の自分は戻れない想い出の中の淡い純情。
多分10代20代には響くであろう。
自分もその年頃であれば、この作品は劇薬かもしれない。
悲しいかなおじさんな自分には、わがままな若者の話でしかない。
それでも同情を禁じ得ないのは、まだまだ未熟な自分が中にいるから。
カエルに手紙を入れようとするおじいさん。
呆けてる割に応答ハッキリしてる、あのテキトーなやりとりの中で、
残された人は亡くなった人を、忘れないでいようとするが、
亡くなった人は残してきた人を、はたして覚えているのだろうか。
天才・宮崎あおいの序章。
自分が年を重ねるほど、胸が深く抉られる。
浅野いにお先生のファン。
先生の作品の中で実写化されたのは、今のところソラニンだけだ。
現実的に実写化不可能なものも多々あるからか。
ソラニンは大人になればなるほど、観た時に胸を抉られる作品だ。
夢と現実の狭間に悩まされ、諦めるか否かの壁にぶち当たるのは、多くの場合青年期〜成人になってからだ。
そのため挫折を味わったことのある大人たちは、多かれ少なかれ種田に自分を重ねられる部分があるのではないか。
このなんとも言えない葛藤を、モヤモヤを、とても繊細かつリアルにうまく表現している数少ない作品がソラニンである。
初めてソラニンを漫画で読んだ頃、いにお先生は種田の「あの」行動の意図についてはまだ言及されておらず、さまざまな意見が飛び交っていた。
しかし当時何故かスッと、種田の行動の意図が自分の中で腑に落ちてしまったことを覚えている。
全く同じような発想をする人がたしかにいると思えたこと。
漫画の中の人物だが素直に親近感が湧いた。
そんな危険でバカみたいな、他人には理解されないような発想が、ふとした瞬間に頭の中を過ぎる人間なんて、自分以外にいないと思っていたから。
「あー、なんかわかるよ。わかっちゃうよ種田」
そう思えたことで、すごくほっとした。
この作品は「モラトリアム、若者向け作品」と言われることがどうも多いらしいが、果たしてモラトリアムの意味を本当に理解して、その言葉を使っているのか疑問である。
種田は十分大人だ。フリーターだが社会的にも自立はしており、青年から大人になるまでの猶予を設けているわけでも、ましてや自分探しをしているわけでもない。
種田にとって自分とは、アイデンティティとはすでに見つかっている。
それでも、大人になってもなお、「どうしても諦めることができなかった夢」を本作は描いているのだ。
ソラニンを、種田を、そんな生温い言葉で締めくくらないであげてほしいと切実に感じる。
過去の若き頃の自分と重ねて、「これで本当によかったのか?」と、一度大切な夢を諦めた大人にこそ観てほしい作品だ。そしてぜひとも悶々としてほしい。
主題歌「ソラニン」は、音楽が消費物となった今でも飽きることなく時折聴いてしまう。
ソラニンの歌詞が、自分の中の教訓みたいになっているのかもしれない。
そして聴くたびに心臓がギュッと熱くなる。
アジカンのどこか気だるげな歌い出しも大好きだが、
劇中の宮崎あおいの力強い全力の歌い方も大好きだ。
大好き
2回目の鑑賞です。
自分自身の過去の後悔、今の悩み、将来の不安など色々重ねながら観て、まだまだこの先も繰り返し観たくなる映画だと思います。
あおいちゃんはひたすら可愛いことはもちろん、演技も歌も引き込まれます。
後半の、サンボマスターのベースさんと桐谷健太さん伊藤歩さんの演技が素晴らしくて好きです。
八方塞がり
映画が公開されてから約10年経って、当時は人気絶頂だったアジカンの曲とサブカル漫画の王道の浅野いにお先生の作品を映画化させると聞いて即映画館に向かった。
その時の感動はバンドに対する憧れの青い感情と「芽衣子さん可愛いな」とか「こんな可愛い彼女いて幸せなのになんで種田死んだんだよ」でもラスト感動したしいい映画だなってそんな感じだった。
そして10年ぶりにに鑑賞して、今の邦画にはないような昔の邦画独特の間を作り表情や雰囲気で解釈させる映像が疲れた体に心地良く感じ、ボーっとゆっくりと時の流れを感じながら見れるかんじ。
昔は理解不能だった種田の行動も、男としてのプライドと夢もどっちかずな自分に嫌気がさして起こしたと今ならなんとなく理解出来るし、ただ可愛いと感じていた芽衣子さんもちょっと重いなーと感じるシーンもあって。
傍から見たら可愛い彼女と良い仲間がいてまだ若いんだから就職先なんか探そうと思えばいくらでもあるし他人から見たら羨ましいくらいなのに、それでも別れと死を選んだ種田はきっと他人から見た幸せなんかに一切興味はなく自分にとっての幸せは一本だったんだね。
また10年後20年後またソラニンを見たらどう感じるだろう。
それまでまで生きてたいな。
こういう刹那的20代の映画
一般社会に適用出来ないジレンマ。
自分のやりたい事を貫けないもどかしさ。
うまく描いた映画なんじゃないでしょうか。
でも世の中そんな事に悩んでも、
思い通りに生きてはいけない。
確かにこういう人達もいるんだろうが、
この生き方や選択には共感出来ない。
悩む者たち、そこに覚悟があるのか!?
無いからどっちつかずになるんだろ。
三木孝浩監督のデビュー作として観たくて
観ました。
三木監督の映画化のステキなところが
既に出来上がってて、今後それぞれの
作品に発展してきてる一発目ですね。
そういう見方では観ておいて良かったと。
苦しくて辛くてあたたかい
ずーっと見たいと思っていてようやく見ることができました。
すごく良かった。
8年前だというのに、全く色褪せていないように感じました。
ストーリーは原作と比較的忠実に進んでいきます。
どのように展開していくか分かっていても飽きることなく感動して、泣いてしまうくらい素敵な映画でした。
好きな人たちと過ごすゆるい幸せがずーっと続いて欲しいと思いつつも、そんなゆるい幸せに満足するダサい大人にはなりたくないともがく。大人になりきれない若者の衝動や気持ちが、苦しさや辛さを感じるほどよく表現されいてると感じました。
さらに、高良健吾さんの種田感と宮崎あおいさんの可愛さ。その2人が醸し出すゆるーい空気感。そして歌詞とメロディーが最高なソラニン。
苦しさや辛さもありながら、何気ない日常を切り取ったような、温かみのある作品でした。
余談ですが、人生は一度きりだから、好きな人と、ゆるーい幸せがだらーっと続いて欲しいものですね。ゆるい幸せを続けることがまず難しいと思う私にとって、種田や芽衣子を見ていると、好きな人を大切にしなければいけないなぁと強く思わさせられました。
この作品に出会って見ることができて本当に良かったなと思います。
アイドルムービー
宮崎あおいがひたすら際立った映画。
リアルな社会を意図的に描いていない様に感じる。漫画ならそれは効果的だと思うが、実写の映画だと、夢想的なフワついた印象を受ける。
彼氏に共感できない。
彼氏の行動や思考に常に疑問を抱きながらの鑑賞だったため、この映画の一番重要な主題を受け止められなかった。
「怒り」の様な作品に繋がる宮崎あおい伝説の始まりを感じさせる作品だった。
原作漫画のほうが映画よりも映画らしい。漫画をはじめて読んだ時にこの...
原作漫画のほうが映画よりも映画らしい。漫画をはじめて読んだ時にこの作品スゴイまるで映画だなと思って何度も読み返してしまったが。
前半が長すぎる。あと演技のせいじゃなけどセリフの内容に会話の不自然がある。
サンボマスターの近藤洋一さんはとても良かった。
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