つみきのいえ

劇場公開日:

解説

第81回アカデミー短編アニメーション賞や2008年アヌシー国際アニメーション映画祭グランプリを受賞するなど、高い評価を受けた短編アニメ。監督は「R」「或る旅人の日記」など短編アニメを制作してきた加藤久仁生。海の上に建つ積み木のような家に住んでいるおじいさんは、海面がどんどん上がってくるので、家を上へ上へと建て増し続けていく。そんな不思議な家に住んでいるおじいさんの、家族との思い出の物語。

2008年製作/12分/日本
劇場公開日:2009年3月7日

スタッフ・キャスト

監督
アニメーション
加藤久仁生
プロデューサー
日下部雅謹
秦祐子
脚本
平田研也
ナレーション
長澤まさみ
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受賞歴

第81回 アカデミー賞(2009年)

受賞

短編アニメーション賞  
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映画レビュー

4.0忘れない為にレビュー

2024年6月6日
Androidアプリから投稿

ビートルズのまさにイン・マイ・ライフだね。どんな場所にも家族や友人、その他の人達と過ごした大切な思い出が存在する事を教えてくれます。
まぁ似たようなものに鉄拳さんの振り子やカールじいさんなどもありますが(物は違うが)、その前述の事をコンパクトに短編にまとめていたので高評価。

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3.0積み重ねるのは思い出

2024年3月31日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

絵のタッチが好き。
12分間のショートムービーなのでサクッと観れる。

台詞は一切ない。
でも、老人の感情がじんわりと伝わって、温かい気持ちになれる。

前に進むことも大事だけど、振り返ることも大事。
だって、今があるのはこれまでの積み重ねがあるから。
あなたもたまにはお気に入りのパイプを落としてみては?

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JBはただの映画好き。

3.0♪二酸化炭素を吐き出して

2024年1月31日
PCから投稿

フォロワー様のレビューで何件か見かけたので観てみたら良い映画だった♪わぁい。

紫煙、ためいき。♪二酸化炭素を吐き出して
日に日に上昇する水位、増幅するさみしさ。

写真を飾るのも、
煙草を吸うのも、
欲を欠いた産業活動を止められないのも、
忘却の底に沈みたくないのも、
さみしさ逸らし。
そうまとめているみたい。なるほど。

沈んだ家の住人は、どこかに旅立ったか、なかで眠っているのか。
忘れた。忘れられた。

落としたパイプを拾いに潜って、
忘れかけていた自分の物語に出会う。
悲しい思い出から逆行して、楽しい思い出に到達する。
やさしい設定。時が解決するって、そういうことだね。

近寄りたくもないドアとか、あってもよかったのにな(黒)。
レクター博士の"記憶の宮殿"にもあったし、あるでしょ誰にでも。

ちいさい読者さまに指図する本なんか絵本ではない恥を知れと考える私にとっては、
静かに佇むこの短編映画は、わきまえてる良い絵本。
泣かせ誘導が少々鼻につくのでw、星は3つ。
大人はずるいね(^w^)。

普遍的ドラマが貯蔵された、集合的無意識へのいざない。
映画は潜航装置。
静かな部屋をひととき満たす、赤いワインとグラスの音で小気味良く終劇。
うん!良いもの観たな♪

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雨丘もびり

4.0無音鑑賞で充分

2023年10月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

幸せ

12分のショートアニメ
U-NEXTで鑑賞
長澤まさみがナレーションを担当してるらしいがU-NEXTはナレーション無しバージョン
長澤まさみがどんなナレーションしてるのか気になるがなくても特に問題は感じない

どんどん水位が上昇する世界
妻に先立たれ一人暮らしの老人
どうやらこの集落は彼1人らしい
他の元住人はみんな避難したのだろう
彼が若い頃には水浸しにさえなってない普通の土地だったが彼が結婚後娘ができたあたりから水の都ベネチア風の佇まい
水位が上昇するたびに増築増築
高々と立てた塔の自宅のほとんどが水の中
そんなある日に増築途中で大切なパイプを水の中に落としてしまった
しかし配達員が届けてくれた潜水服とボンベを借りて水の中に
すると沈めば沈むほど次々と妻との思い出が蘇ってくるのだった
一階に辿り着き家の外に出て我が家を見上げるおじいさん

ヨーロッパ風タッチのアニメだが日本の作品
大胆なキャラクターデザイン

最初は無音で鑑賞
スマホあるあるのミス
それでも音楽担当や長澤まさみには申し訳ないが無音で充分

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野川新栄