宇宙(そら)へ。
劇場公開日:2009年8月21日
解説
1958年のNASA設立から50年、宇宙開発に全力を注いできた職員と宇宙飛行士たちの挑戦と奮闘を描き、NASAの壮絶な歴史の全貌を明らかにするドキュメンタリー。NASAの総プロジェクトを克明に記録したフィルムをもとに、打ち上げに失敗したロケットや船内火災など、死と隣り合わせのミッションに挑む人々に迫る。監督は実録ドラマに定評のあるリチャード・デイル。
2009年製作/98分/イギリス
原題:Rocket Men
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
スタッフ・キャスト
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2015年9月17日
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鑑賞方法:DVD/BD
宇宙に想いを馳せる人達の
ロマンを描いた映画というよりは、
NASAによる宇宙開発の歴史といった感じの方が強い印象の映画でした。
宇宙飛行士しか絶対に見ることができない
美しい地球の映像をはじめ
あまり観る機会のない
貴重な映像を観ることができたし、
自分が知らなかったたくさんのことを学べて良かったです。
これまで解明した宇宙の謎の大半は、
命懸けで任務にあたった人達のおかげなんだと
改めて実感しました。
個人的に、
チャレンジャー号に乗っていた
日系アメリカ人「オニヅカ」さんに
強い思い入れがあったので、
この映画で初めて実際の映像を観て
目頭が熱くなりました。
ドキュメント的な映画だし
教材みたいなものだから、
この映画に評価はしたくないけどなぁ…。
2010年2月13日
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鑑賞方法:映画館
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アポロ計画、人類初月面着陸。
そして不幸な事故。
宇宙開発の光と影を記録し続けた作品。
宇宙から見た地球は本当に美しい。
大画面で見てほしい作品です。
2009年9月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
映画「宇宙(そら)へ。」(リチャード・デイル監督)から。
ちょっと期待しすぎたのか、内容的には不満が残るが、
「1958年のNASA設立から50年」という
人間で言えば、自分史的なドキュメンタリーと理解すれば、
こんなものかな・・と思う。
それは、私が1958年生まれだったからかもしれない。
そう、自分の50年(51年)を振り返ると、
なぜか節目節目で「宇宙開発」が、インパクトを与えていた。
小学校高学年、好奇心旺盛の時期に、アポロが月に着陸し、
大阪万博で何時間も並んで「月の石」を観た。
その衝撃が、高校の時に「天文部」へ入部させ、
就職してからの「日本宇宙少年団」リーダー参加へと繋がっている。
「ランデブー」「ドッキング」なんて単語は、
この宇宙開発の過程で覚えたためか、今でもワクワクする。
当初のロケット打ち上げは、(ロシアンルーレット並の)5回に1度の失敗。
打ち上げに成功するのは、理屈では証明できない不確かな「運」だけど、
だからこそ、作品の中で何度か繰り返される、この台詞が存在感を示す。
「『運』は、時に、宇宙飛行士、最大の武器」。
PS.
自分史なら、ライバル「ソ連」のことにも触れて欲しかったな。
現代の技術では「月着陸」が出来ない、という話を裏付けるように、
NASAの月再訪計画が見直しされることとなったらしい。
アメリカは、本当に「月」に行ったのだろうか?(汗)
2009年8月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
宇宙を目指して、国家の威信をかけて、
日進月歩の開発をつづける、アメリカNASA.
雄大な映像とメッセージ性の強い内容を想像していたのですが、
古いニュース画像に、「秘蔵映像」を交えて、
つぎはぎのドキュメンタリーという印象でした。
NASA50年の歴史を一挙放映!永久保存版!!
テレビの特番みたいな感じです。
私はリアルタイムで知っていることも多く、
かなり懐かしかったのだけど・・・
1960年代のうちに人間を月に送るという、
ケネディ大統領の宣言。
目標を設定してそれに向かって努力すれば
人間に不可能はないことを実証するような
夢多き時代でした。
でも時間をおいて見ると、ずいぶん無茶をやってきたようにも思います。
5回に1回は失敗する、まるでロシアンルーレットのような
ジェミニ計画。
失敗するたびに、とてつもない国家予算が灰となり、
尊い人命を失うことも。
当時は、宇宙開発は冷戦下の旧ソビエトとの競争で、
「ここで遅れはとれない」状態だったので、さもありなん、
なのですが、この映画ではソビエトの存在は全く無視、
だったので、歴史を正しくは伝えてはいないのでは、
と思いました。
宇宙飛行士といえば、アームストロング・オルドリン・コリンズの
アポロ11号トリオの名前がまず思い浮かびますが、
私は「地球は青かった」のガガーリン
「ヤーチャイカ(私はカモメ)」のテレシコワだなぁ~
心身ともに屈強な飛行士たち。
彼(彼女)らは、ミッションを果たすために
過酷な訓練に耐え、宇宙に飛びたてたとしても
無事生還できるとは限らないのです。
生還すれば英雄となり、大歓声をあびるのだけれど、
命を失う結果になることも。
それもこれも未来に向かって前進あるのみ、は、
ただただ「お国のため」
と言っているように感じたのだけれど・・・
夏休み中の小学生を見込んでの公開のようですが、
じゃあ、子どもたちに何を感じてほしかったんだろう、と思うと・・・
親に無理やり連れてこられた「ちょっと理解力のないお子様」
にとっては、この映画、途方もなく難しいです。
古い映像はぼんやりしていて見づらいし、言葉も難しい。
逆に、「賢い部類のお子様」にとっては、
地球のこともよくわかってないのに宇宙へ飛び出してしまった
あの「行け行けドンドン」の時代がどう映ったかな?
科学技術の進歩の説明は少なく、飛行士たちの勇気とか、
失敗をおそれない・・・といった精神論ばかりなので、
子どもたちの共感を得られたか、ちょっと心配です。
むしろ、過去の愚かさの上に、新しい時代をつくってほしい
というのならわかるのですが。
エンディング近くで、記憶にまだ新しい、
スペースシャトルコロンビアの事故をとりあげていました。
帰還寸前に連絡を絶った時の管制室。
事故を知った管制官の表情がすべてを物語って、
このリアルな映像は「アポロ13号」の映画以上でした。
知らないことは知らないままでいい
未知の世界に興味はない
自分の目で確かめたいとは思わない・・・
そういう考え方があってもいい
(でもNASAの宇宙開発はそういう考えではなかった)
というナレーション。
宮迫の抑えめの低い声もなかなか良かったです。
ちょっと感動のうちにエンドロール。
そしたら、ゴスペラーズの「宇宙へ。」
「あのそらへ~♪ とどくまで~♪」
というフレーズがあるから採用された、というか、
逆に「ロケットメン」が「宇宙(そら)へ。」という
邦題になったのでしょうか?
ご丁寧に歌詞まで流れて、
宇宙とはぜんぜん関係ない恋の歌なのに。
もうホントにしらけて、ぶち壊しでした。
だいたい。宇宙と書いて「そら」なんて、
理由と書いて「わけ」
運命と書いて「さだめ」
女と書いて「ひと」
演歌の世界じゃん!!
それにさいごの○はなに?
「モーニング娘。」じゃあるまいし・・・