ココ・シャネル(2008)
劇場公開日 2009年8月8日
解説
1954年のパリ、15年のブランクを経て復帰コレクションを開催したココだったが、「過去から脱却できないシャネル」と酷評されてしまう。ココは孤児だった頃や、ボーイ・カペルとの悲恋など、自らの過去を振り返り、デザイナーとしての再起を誓う。晩年のココを「アパートの鍵貸します」「愛と追憶の日々」のシャーリー・マクレーン、若き日のココをチェコの新星バルボラ・ボブローバが好演。
2008年製作/138分/アメリカ・イタリア・フランス合作
原題:Coco Chanel
配給:ピックス
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2020年8月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
出だしの舞台設定が好みでしたが、すぐに貴族生活になり、何もなくひたすら暇な感じが虚しかったです。特にやる事もないので帽子を作ろうかな、という印象で、何か天上人という感じでした。
2019年5月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
「クロワッサンで朝食を」でジャンヌ・モローが着ていたのは全部彼女の私物のCHANEL。
・・気丈だが恋多きジャンヌの あの“男好きでありながら男に感溺しない自由さ”を CHANELを着こなしながら彼女は存分に生きていた。
あの「クロワッサン~」を観て以来、僕はココ・シャネルの人となりとそのオートクチュールに俄然興味津々で、やっと今作で夢を叶えることができたわけです。
街に生き、街で働く女自身のためのCHANELのスーツ。なるほどなぁ、男に媚びを売らないから、そこんところに心くすぐられる男にとってはあれはたまらない魅力になってしまうわけだ。
エチエンヌしかり、ボーイしかり。
年を重ねてもみずみずしい光を放つココの目。こまっしゃくれた睫毛。そして絶品のあの眉の動き。片腕のマルクを押しきって成功させた頑固女のショーは、泣けます。
シャーリーマクレーンの面白さはね、けして顔を崩して笑わないところ。かといって表情が硬いのかと言うとそれもギリギリ違う。「アパートの鍵貸します」の娘時代と同じに僅かに目を細めて鼻で ふふ と笑うんだなぁ。たまらん。
それにしても女の夢と、仕事&恋の道行きは永遠のテーマだと思う。
でもね、男にとっても全くそれは同じ。男も自分の夢と仕事と恋(結婚)の両立は不可能なんです。300%という人生はない。人は100%の生き方しか出来ない。だから男だってものすごい軋轢・葛藤があるんですよ、あまり口にはしないけれどね。
せめては愛する女性に夢を掴んで幸せになってもらいたい!と願う男心が「パトロン」の存在となるのです。
+ +
僕の妻になったひとも初めてその姿を見たときにいいスーツを身に着けていました。濃桜色で見えるか見えないかの細い金糸のチェックが入った中厚のツイード。アクセサリーはパールのイヤリングだけ。
いろいろを叶えてあげられず、そしてパトロンにもなれなかった残念な僕ですが、あのスーツを颯爽と着こなしていた彼女ならきっと必ず何処かで元気にしているはずですね。
2015年8月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
若い時のシャネル役、バルボラ・バブローヴァの演技よかった。
表面にはあまり出さないシャネルの感情。
出すけど出し切らない感じの表現がうまかった。
タバコを吸い始めてからも吸うタイミングとかかっこよかったなー。
晩年のシャネル役は、シャーリー・マクレーン。
これも良かった。
凛として芯があって強い意志があるように見える佇まい、表情。
役にしっかり入ってる感じがした。
泣きそうになるところ、泣いてしまうところ、自然に観てしまってるけど、上手いな〜〜。
シャネルの泣き方だったと思うし。
思いついたように吸う、タバコの吸い方が、若い時のシャネルと同じで、違和感がなかった。
ストーリーは、特に劇的なことはそんなに起こらないけど、ガブリエル・シャネルという1人の少女が強く生きて、世界中に今でも知られるココ・シャネルになるまでが、人間の人生としてはとても劇的だった。そこに興味がわいたのだと思う。
ココシャネルの精神、かっこいい。
シャネルって聞くと華やかでお金持ちの世界を想像してましたが、
この映画を見て、彼女がどんな壮絶な人生を送ってきたかを知り、その生き方にとても感動し感銘を受けました。
シャネルがいまだ世界中で多くの人々に愛され続けている理由がわかった気がしました。
今とは全く違う時代背景の中で、女性のための服を作り続けた彼女の勇気や、
『自立』することに強い意思をもち挑戦し続けた彼女の人生を見て、同じ女性として
「あぁ、私も小さなことでグズグズ言ってないで、がむしゃらにがんばってみよう。どこからでも這い上がってやろう。」
と勇気をもらいました。
本当に感動しました。また観たいです。
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