スラムドッグ$ミリオネアのレビュー・感想・評価
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Danny Boyle
インドというこれからどんどん世界に出てくるであろう国をかなり痛烈に描いた作品。
ニナさんはこの作品を観て、どのような感情を持っただろうか。私は率直に言って、最後のハッピーエンドよりも、そこにいく過程のあまりにも痛烈なインドの描写によって、率直に楽しんではいけないような気がしたまま、映画が終わってしまった。ハッピーエンドなだけに、それのコントラストとして、インドをかなり痛々しく描いているので、ちょっと悲しく感じてしまいました。
この作品がアカデミー賞に数多く選ばれたのはテーマなどからも頷ける。しかし、ここまで世界的に知られ、楽しまれているのはかなり意外だなと観終わって感じた。全くと言っていいほど単純ではなく、純愛映画と呼ぶにはあまりにもシリアスな描写が多かった。メインのストーリーは、主人公とスラムで出会った女性との深い愛だが、2時間の中に描かれるのは、それを拒む社会の闇だった。どちらかというとその闇を前面に押し出したような作り。2000万ルピーを獲得できるのかどうかなんていうのは本当に必要だったのかと思うほど、そこはただの道具だった。問題の答えがこれまでの人生関わっていたというこの脚本のキーとなるところだが、そこが一番謎だった。全ては繋がっているように見えるのだが、根本がつながっていない。「なぜ、そうも偶然に彼は人生から答えを見つけ出せたのか。」そこが全く繋がらないのだから、そこがこの作品のメインでないことは明らかだ。インドの社会状況や歴史、宗教、格差の問題を体験するというのがこの作品の意義なのだから、後半はどうでもよく感じた。
まず、キャラクターの3人に感情移入するところは、銃のところあたりからなくなったし、愛に発展したところで、興行収入狙ったのかなって思ってしまった。
それ以上にその辺りから、警察やテレビ局などの影なんかの方がよっぽど新鮮で濃かった。
確かに、ダニーボイルの映画の撮り方、躍動感、景気の広さはすごい。お金とアイデアがかかっている。さらに、アンソニー・ドッド・マントルの一貫した照明や、黒澤明をも思い起こさせる、エッジライト集団の使い方は素晴らしい。クリス・ディゲンズの駆け巡るような編集も、ダニーボイルの伝えたいことを理解した上での表現が素晴らしい。エドガーライトの編集も務めているなんて、ビートの猛者だ。
ぜひ皆さんの感想を聞きたい。
人生の体験が繋がる奇跡☆想いを胸に生きる大切さを感じる映画
【諦めずに生きていればすべての経験が財産に☆】
~ポケモントレーナーみゆきは、92点の経験値をもらった!~
第81回アカデミー賞で、作品賞、監督賞、歌曲賞を含む8部門を受賞し、当時かなりの話題になりずっと観たかった映画です☆
インドのスラム街で生まれ育った主人公が、出演したTV番組「ミリオネア」でのクイズを通して、その壮絶な人生を思い返していくストーリー!
平和で恵まれた日本で育った僕にとっては、目を背けたくなるほどの過酷な環境!
その中で、赤ちゃんや小さな子供もたくましく生きているのが印象的でした!
主人公の思い出は決して楽しいものではありません!
ただ、大切な想いを胸に諦めずに生きていれば、すべての経験がいずれ財産になると教えてもらいました☆
是非1度は観ていただきたい映画です!
工ンディングで突如始まる謎の軽快な歌とダンスは、僕の好きなドラマ「女王の教室」を思い出しました♪
★大好きなポケモンに例えると★
ラフレシア
今どんな状況であろうとも経験を重ねればいつか花開く時が来る
インドを舞台としたヒューマンドラマ
65
構成が面白い。主人公の力強い生き方をクイズと平行して描くことで重くなり過ぎず飽きさせない作りになっていると思う。ただ運命という一言で片付けるにはさすがに強引かなーという印象も持ってしまった。最後の問題でラティカと電話ができて無事も知ることで人生の正解を得たわけだから、解答シーンはなくてもよかったかも。彼が億万長者になったかどうかは彼の人生には何の影響もないはずだから。ハッピーエンドがモットーのインドが舞台だから仕方ないか?
よく考えられている
話の構成がすごく良い。
よく考えられているし、世界で起きている理不尽を知ることができた。
ただ、私が知っているミリオネアとは違った。
エンディングのギャップが圧巻。
エンディングは必見
人気番組を添え物に
構成の面白さ
インドのスラムとサクセスストーリー、ラブロマンスが合体したような作品。独特のノリの良さと、展開の速さに引き込まれる。特に、主人公の解答と回想が交互に組み合わせれる構成の発想が斬新で面白い。エンディングで役者がみんなで踊り始めるところは、インド版蒲田行進曲といった感じか。
自分の今までの人生に答えが隠されている
とても面白かった
回想シーンではスラム街と音楽がマッチしていた
エンディングの全員でダンスはインドっぽかった
インド映画かなと思ったらイギリス映画
デブ・パテルさん好きです
インドの子は可愛いね
点と点が線
自分はインド貧困の描写とかより、シンプルに点と点が線になってミリオネアを走り抜けるのにグッときた。
ラストの線路や電車といった”ポイント”を通過しながら”一直線”に向かっていくジャマールがまさに”点と点が線”であり感動せずにいられない
ただミリオネアものとしては最終問題の答えかたがそれかい!ってのはあったかなぁ;
クイズに答えられる青年
Amazonプライム・ビデオで鑑賞
全部、生きてきた中で見てきたというラッキーで、クイズにどんどん回答していく。教養などなく、スラムで生きてきた。その人生というのがなんとも悲惨でアンラッキー、とことんかわいそう。
現実のミリオネアでもあったけど、テレフォンが愛する人に「元気にしてるよ」「持って帰るよ」とかをいうために(クイズと関係なしに!)使われるのは、すごくドラマチックで大好き!
好きな映画
クイズにあわせて、過去が描かれてるという無理がありそうな構成なのに見事に感情移入させてくれる。「運命だった」というラストに向けてストンと落ちるのが気持ちいい。
特にバシバシ叩かれる始まりのシーンがいい、ショッキングで惹きつけられる。そこに至るまでの過去を描くパートとそこからクイズを続行しにいくパートを繋ぐバランスも見事だし、そこまでに描いた人を一気に動き出させることによって得られるカタルシスも強い。
身内が誰かのために死ぬ設定はあるが、スラムのしっかり描いていて御都合主義ではなく必然性を感じるだ今作のお兄ちゃんのラストに涙してしまった。
途上国の現状をリアルに映しているのがいい、誰にでもチャンスはあるというテーマに強い意味を持たせるし、エンターテイメントに寄りすぎず、観てすぐ忘れる映画にならない。
好きな映画だ。
感動
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