スラムドッグ$ミリオネアのレビュー・感想・評価
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お兄ちゃん〜〜!!!!😭😭😭 と思ったけどエンディングが踊りだった...
お兄ちゃん〜〜!!!!😭😭😭
と思ったけどエンディングが踊りだったからちょっと気が楽になった
これほど結末が気になる映画も久しぶり
インドを舞台に、スラム育ちの貧しい少年が、クイズ番組でのし上がっていくさまを描いた映画。
「ミリオネア」実在した、クイズ番組のフォーマットに照らし合わせて、ある男の人生が浮き彫りになっていく。
その問題に答えながら、彼は生い立ちを回想し、忘れられない女性のことを追い求めていく。
インドの雑多で不潔で、生命力に溢れた民族性や、知的好奇心をそそる演出など、文句なしに面白い。
列車の屋根からぶら下がる子供たちのシーンなど、日本映画だったら絶対に不可能な映像だろうと思う。
食わず嫌いで、何となく避けてきた一本ですが、観てよかった。
2015.6.4
スラム出身の青年がクイズミリオネアに出場して正解し続けていくも、ま...
スラム出身の青年がクイズミリオネアに出場して正解し続けていくも、まともな教育を受けてこなかった彼が答えられるわけがないと不正を疑われてしまう。
実際は初恋の女の子を一途に想い続けるラブストーリー。
そんな変わったストーリー展開もおもしろいし、過酷な環境、境遇で育ってきたにもかかわらず、そうした悲壮感や暗い感じをさせないのがいい。
独特な映像構成も魅力的で惹き込まれる。
ラストはハッピーエンドなのでとても幸せな気持ちになれます。
運命
2度目の鑑賞はアマプラで。
ストーリーにぐいぐい引き込まれる。でも、お洒落な作品でもある。
まさにDestiny(運命)。ラティカとの出会い、別れ、引き離されても、最後のテレフォンで繋がる。クイズ・ミリオネアに絡めながら、冒頭とラストがほんとにお洒落。
こんな解釈はいかがですか?
冒頭と最後に出てくる4択の答え「It is written」は「運命だった」と「創作だった」のダブルミーニングではないでしょうか。
ジャマールがミリオネアを勝ち進めたのは「運命」だったのか、それとも「創作」だったのか。
字幕の通り「運命だった」とだけ受け取ると強引な展開が鼻につきます。
クイズの超難問に自身の経験から解答できるという設定もクセが強いですし
兄サリームの心変わりも突然すぎて不自然です。
「都合良すぎな展開を運命の一言で片付けるのはちょっと…」ってモヤモヤしませんでしたか?
ですがIt is written を「創作だった」という、もう一つの視点を加えて観ると不自然なシーンや違和感が解消されました。
仕掛けに気づくと新しい物語が見えてくるトリックアートの様な構成です。
では映画のどの部分がフェイクかというと、
「ミリオネアへの出場」と「終盤の兄の自己犠牲」
この2点。
現実の時系列はヒロインと駅で引き離された所で一旦止まっています。
実際はミリオネアには出場していませんし、電気ビリビリ拷問もされていません。
超難問が都合よく出題されたのもジャマールが作り出したクイズミリオネアだからです。
(もちろん賞金もゲットしてないです、あのデカい小切手ドウシタノ??)
引き離され、再会できるか分からない。それでも一縷の望みに縋って駅で待ち続ける。
恐らくかなり長い期間待ったのでしょう、ヒロインの顔の傷が塞がっていますから…
駅で待ち続ける中で描いた妄想がミリオネアであり、兄との劇的な復縁だったのでは。
ジャマールがミリオネアを勝ち進めたのは「創作」だったけれど、
過酷な現実を生き抜いて最後にヒロインと結ばれたのは「運命」だった。
人によって色々な解釈ができる内容の映画だと思いますが、私はこのストーリーを推したいです。
活気ある作品!
インドが舞台と言うことで、自分としてはあまり馴染みがなく少し取っ付きにくい印象で、ずっと後回しにしてきたが…面白いじゃん。
主人公の少年時代なんかはすごく疾走感がありハラハラドキドキ!
映像もガヤガヤがきれいに撮れているし、構成もかなり凝っていて明らかに期待以上な作品だった。
内容に関しては少し分かりにくいところもあったが、それも余韻としておこう。
13年前の感想
見てきました。
公開から2週かな?経っているけど、
席的には6割ほど埋まっていました。
さすが今年アカデミー賞8部門のことはあるねー。
前半は、インドの現状やリアルさが伝わってきたけど、
後半は狙いにいったかなって感じでした。
ジャマール、サリーム、ラティカが中心となって進む話。
こんなこと書くと見ていない人に悪いけど、
兄のサリームはどうしようもない嫌な兄貴です。
そんな兄になにもできないジャマールがやるせない。
でも、ところどころで「兄」らしさがカッコ良さが出ていて良かった。
インド映画にはよくあるのかわからないけど、
エンドロールの踊りは仕様なのか(笑)
あれは本編よりも気合入ってるわ。
あとこんなこと書いちゃ悪いですけど、
ジャマールがミリオネア獲得できたのは、
冷静に考えると問題がよかったからって感じがしてならなかったな。
最後の問題については、さすがに言えないですけど。
ま、アカデミー賞とってるし損はしないと思うよ。
3000万円
公開された時 いろいろな賞をとっていたので題名は知ってはいた。
みのもんた やってた「ファイナルアンサー」
前半のスラムの描写は本当に日本は恵まれた国すぎるなと感じさせられた。
貧困の為かなりお金には執着があり、まぁ正直犯罪しまくり 日本だと逮捕されるがその逮捕する警察も犯罪者側みたいなもん。
一見 バラエティ要素強いかと思いきや、兄弟愛、ラブストーリー、インド社会の現状とメッセージ性強め映画。
日本ではクイズミリオネアはクイズバラエティ番組だったが、国が変われば一大インディアドリーム掴む一生安泰番組になるのは驚き。
踊るのはやはり良いですね。 好き。
ちなみに2000万ルピーは日本円で3000万円
最近はインドも成長著しいので 一概には言えませんが•••
前半はまあまあ退屈。後半は良い。
観賞前はスラムで育った不遇の少年が、クイズ番組で奇跡を起こして大金を手にするまでのストーリーだと思っていた。しかし、これは1人の少年の経験、兄弟愛、ラティカに対する一途な想いからミリオネアになるという壮大なストーリーだった。
前半は過去と現在を行ったり来たり、丁度半分に差し掛かるまでは正直退屈に感じていた。かかる金額が上がっていくという場面が続くのだが、問題が過去に経験したことしか出てこなくて、運じゃ片付けられないほど。ただただ都合のいい単調な長編映画を見せられている気分で途中でやめてしまおうかと思った。
後半は過去と現在を行ったり来たりというのは変わらないのだが、情景の移り変わりが早くなり、目が離せない展開になる。序盤1000万ルピーを獲得するところまでは明示されていて、そこまではどうせ当たるという気持ちで観ていたが最後の問題として2000万ルピーへの挑戦があるのは上手いなぁと思った。あの場面、良い意味で唯一クイズに対してワクワクした。最後にそれを持ってこられたことで、より大きな刺激が生まれた。しかし、クイズの正解よりも別問題が気になってしまっていたけど、笑 結局問題は運が良いだけじゃ片付けられないようなものであったが、まあスラム育ちで教育を受けてないことを考えると仕方ないだろう。と、ここまで観て個人的に思ったのは、製作者はクイズに正解し、大富豪になることよりもラティカと幸せを掴むことに重きを置いていたのではないか。クイズ番組はおまけ的な感じで。終盤はそう思わずにはいられなかった。
思ってたのと違った、
結局は、スラムの兄弟の「たくましく生き延びる?」話がメイン。
クイズでその正解を知る経緯とか、億万長者になって、スラムから這い上がる、とか、そんなストーリーかと勝手に思ってたけど違ってた(笑)
冒頭は、それで正解したもんだから、ズルしてないかの拷問みたいなのから始まり、そんなんで、ズルせずその正解していく過程とか、スタジオでの駆け引きとか、それで勝ち上がって賞金をどう使うかとか、そんな流れかと期待してた(そういう話の方が、おもしろくないか?)
でも大半がスラムでの、子供のころからの生活や環境の描写。
おおよそ、灰色だったり茶色の画面(笑)
泥棒して商魂たくましくカネ稼いだり、暴力だったり、ほぼそんな話がメインで俺としては途中でがっかりもする。
そういう内容だったら重そうで最初から見てなかったろうなあ。
最後の最後で、ようやくそのクイズ番組のスタジオのシーンもあったけど、最後に全体の8分の1くらいか、で、賞金とったあとのことは触れてなく。
幼馴染と再会したのはよかったけどー、よって、この映画のタイトルにわざわざ「ミリオネア」ってつけちゃダメ(笑)
It is written
原作者はヴィカス・スワラップという、日本でも大阪のインド総領事を務めたことのある人とのこと。エリートですね。インドの実態を知っている人というわけで、この映画の主人公の幼少期に描かれている内容は私が見聞きした話とも合致(実態はもっとひどいことも現在進行形で行われているとも)するわけです。
だた、それを淡々と映画で描いても目をそむけたくなるような内容になってしまうわけで、原作が実際この映画と同じ構成となっているのか、原作を読んでないのでわかりませんが、映画では観客は突然、インドの警察官が誰かを拷問にかける場面を見せられ、なぜ、彼がそのような境遇になっていたのかを見ていく展開となります。この構成が非常にうまい。単なる回顧禄形式の映画は数多くありますが、それを単に主人公が体験したことを振り返っていく内容にせず、クイズに全問正解して大金を稼ぎ、クイズ番組に参加することで人生最大ともいえる、ある目的を達成することに成功するという、サクセスストーリーとすることで終盤、見ている観客もカタルシスを得る内容となっています。
主人公がクイズの答えを知らなかったラストの問題。頼みの電話をしてもつながった相手は答えを知りませんでした。彼は答えを運命に委ねます。今までのクイズの答えはたまたま知っていたか、自分をおとしいれようとしたことに気づいて裏をかいての正解。でも最後は?この段階で彼はこの番組に出た目的を達成し、その結果に満足していた。なので当たればいいな、的な回答だったのかも。そしてその結果は。
ハッピーエンドに文句を言う人もいるかもしれませんが、映画は娯楽、見て面白かった、という内容にならなければ観客側としても、興行的に制作者としても成功とは言えません。多くの人が見て、楽しむ。これがある意味映画の最大の目的と思います。この映画は問題提起にもなっているし、残酷なシーンもありますが、最低限度に抑えられていて、制作者側の配慮が感じられます。
宗教的な観点。ほかのレビューで映画の中で主人公たちの母親がイスラム教徒だったため、襲撃され殺害される場面が心に残った、というコメントを見ました。ほかにもこの映画イスラム教関連が描かれています。タージマハールはイスラム教のお墓ですし、ラティカがラストシーンで黄色のヘジャブをかぶっています。
あと、冒頭に出てくる最初のクイズの選択の中の「d:It is written」。字幕では「運命だった」。ラストにももう一度出てきますが、これがなぜ、「運命だった」と訳されるのか?ネットで検索したところ、聖書からの引用とのことでした。今度はキリスト教。映画って勉強になるなぁ。
偶然が重なってるだけ
主人公は特別に物覚えがよかったり、博識なわけではなく偶然忘れられない体験が重なっているだけの一般人
ただその体験がなかなか一癖も二癖もあり、回想形式の映画
スラムでは本当にこういう体験があるのかな
いや、流石にないと信じたい
子供時代のスラムでのシーンは見るのがキツい部分もあったけど、全体的...
子供時代のスラムでのシーンは見るのがキツい部分もあったけど、全体的にうまくまとまっていて面白かった。
お兄ちゃんはただの悪い人じゃなくて少し救われた。
最後のダンスでちょっと笑ってしまった。
コメディ系かと思っていたが
なんとなく勝手にコメディ系の映画かと思っていた。
しかし内容は全く違い日本でも放映されていたクイズミリオネアでインドの教育を受けていない青年が次々と問題をクリアしていき、不正を疑われながらも全問正解するという映画。
不正を疑われ逮捕され「なぜ問題がわかったのか?」との拷問に過去の回想を交え、そこにはインドに蔓延る社会問題を交えつつ、番組の進行、ラティカの現在をうまく交差させて作ったストーリーでよくこんなの作れたなぁと感激した。
ジャマールの幼少期が非常に愛くるしい笑
個人的になぜか幼少期のジャマールが兄のサリームに有名人のサインを売られて泣いているところがなぜか印象的だった。
それにしても最後のダンスだけ謎笑
バランスがいい
重すぎないのがよかった。
兄が悪になっていくのが辛かったけど、
なりきっていなかった。
人生で答えを知っているものばかりでなく、
司会者の思惑に気づいたり、
最後は運命で決めたり、
人生がそうさせた要素ばかりでないよがよかった。
物乞いの子供達のシーンはあり得なくもない現実だったが、
ラティカが身売りされるシーンはなく、
まざまざしい闇を描きたい訳でないとわかる。
スラムで生きる残酷さを描くが、
希望が持てる作品だった。
壮絶人生からのカタルシスでドン!
主人公は何やらクイズ番組で勝ち進んだらしいが、導入は何の説明も無いため視聴者は何も分からない。
・何故正解が分かったのか
・何故ここまで不正を疑われているのか
・何故クイズ番組に出たのか
・大金を得て何がしたいのか
更に前半は重くて暗い。
拷問、差別、紛争、犯罪、殺人、拉致、愛する人との別れ。
ほとんど希望の光すら無い展開で、何故こんなものを見せられてるんだという気持ちにすらなってしまう。
しかし中盤以降、冒頭浮かんだ疑問が次々と紐解かれていく。
主人公の生い立ちや背景、過去の出来事とリンクさせていけば、なるほど今の状況が分かってきたぞ。
そうか、生きることに必死だったスラムの少年は、あの時人生の希望の光(初恋の女性)を見つけたのだ。
そして、その光を追い求めたまま大人になり、光を追い求めるためにクイズ番組に出場し、光を追い求めた経験により正解したのだ。
ここまで分かればこの映画はもう非常に見やすい。
あとはその求め続けてきた光を獲得するストーリーである。
前半部分に相当辛い映像を見せられていたので、光に近付くにつれてカタルシスが増していく。カタルシスが増せば、後半の展開に釘付けになる。釘付けになった先には更なるカタルシスが待っている。
ストレスを溜め込んでラストに快感を爆発させるお手本のような構成と、人気番組のミリオネア要素を盛り込んだお洒落な演出で、恍惚とした余韻に浸れる作品。
エンディングのダンスがまた余韻を増幅させてくれる。
ダニー・ボイル監督で興味を惹かれた
あの名作「トレインスポッティング」のダニー・ボイル監督作品で興味を惹かれる。今作も、目を背けたくなる現実を描写しつつ、疾走感溢れるテンポの良いストーリー展開。映像も素晴らしい。
クイズ番組、警察での尋問と、主人公の生い立ちが交互に入れ替わり、最初はなんのこっちゃと思うが、クイズの進行とともにストーリーが繋がっていく面白い展開。最後のダンスシーンはザ・インド映画って感じだった。
1000万をゲットし、踊りまくれ!
頭の固い真面目映画かな(嘲笑)と思ったらトンデモないハッピーアホ映画(褒め言葉)。運じゃなく、運命だったんだね...もちろんイメージ通りのシリアスな部分もあるんだけど、その分ポジティブでハッピーなダサさが対極的に目立って良い。そして、インド映画じゃなくて実はイギリス映画ってのもびっくりだった笑 エンディングまで丸々楽しめる。強めのレモンサワーで観たい。
全215件中、21~40件目を表示