イングロリアス・バスターズのレビュー・感想・評価
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圧倒的なやだ味
終始しゃくれあごのブラット・ピット。凛とした美しさが滲み出てたメラニー・ロラン。空気の読めない(読まない)フレデリック・ツォラー。小悪党(実質No.2だが)がいつもハマるシルヴェスター・グロードなど他にも語りたくなるキャラクターばかりだが、やはりクリストフ・ヴァルツ演じるハンス・ランダ大佐のキャラが頭一つ抜き出ている。
彼が画面に出てくる度に粘着質な尋問が始まるのではと嫌な気持ちになった。それも真意に対し遠まわしに遠まわしに、真綿で締めるが如く。狡猾で残忍なあのアゴが記憶に残る。作中の「やだ味」を担当し支配していたのは彼だ。
ドノウィッツ軍曹というバスターズの一員が居る。
ドイツ兵から「ユダヤの熊」と恐れられている男だ。
彼はバットでドイツ兵の頭を撃ちぬき殺す。
その彼のバットにはアメリカのユダヤ街の人々の寄せ書きが書かれている。(このシーンはカットされたらしい)
このバットでみんなの仇を取ってくれということだ。
このシーンだけ取ってもこの映画の言いたいこと、目的が見えてくると思う。
しかし私はグロ表現が苦手だ。
その点でどうしても点は低くならざるを得ない。
カタルシスを得られなかった。
ハンス・ランダ大佐(クリストフ・ヴァルツ)が最高すぎる
タランティーノが戦争映画を作るとこうなる(笑)
タランティーノ節が炸裂する戦争アクション・エンターテイメント。
メインストーリーは、ナチスに家族を殺されたヒロインの復讐劇。
演じるメラニー・ロランが実に凛として美しい。
タランティーノ、イイ女優見つけたね。
復讐の相手、ナチス将校を演じるクリストフ・ヴァルツが存在感抜群。
数ヶ国語を操り、時にヒヤリとさせ、時にユーモア誘い、オスカーも納得。
タランティーノ、凄い役者見つけたね。
ただの復讐劇ではなく、そこに“不名誉な野郎ども”が乱入してくるのがミソ。
演じるブラッド・ピットが実に楽しそう。
一見漫画チックな“不名誉な野郎ども”だが、彼らの存在が映画に弾みをつけ、ありきたりな作品じゃなくなった。
まさに“名誉”な活躍。
史実では自殺したとされるヒトラーだが、映画では呆気なく暗殺される。
普通なら史実を無視してブーイング飛ぶ所だが、そこは確信犯タランティーノの手腕が冴える。
(「キル・ビル」でも飛行機に日本刀を置く差込口があって恐れ入った(笑))
ラスト、ブラピがクリストフ・ヴァルツの顔に印を付け、「俺の最高傑作だ」という台詞にタランティーノの自信の表れを感じ、思わず「その通り!」とニヤリとしてしまった。
こんな戦争映画もあり…なの?w
衝撃的
イエッッサー!!
強烈なまでに、ぶっ飛ぶ作品
タランティーノ監督の作品は観れば観るほどに深い。
登場人物に無駄がない。
人物たちの関係性や性格、歴史に至るまで
徹底された設定には本当に脱帽。
内容は結構グロいんだけど、意味あるグロさ。
これまでのタランティーノ監督の集大成とも言える
作品だと思います。
武器はナチへの怒り!
やっぱりブラピ
素晴らしきタランティーノ傑作
【メキシカン・スタンドオフ】これの緊張感に尽きる
世界的な前評判が凄くて知ってはいたけど やっぱり
クリストフ・ヴァルツがとんでもない凄さ
タランティーノが【戦場のシャーロックホームズ】をイメージしたらしく
ドでかいパイプ姿と 推理から追求 そして解決
第1章から ただならぬ【殺気と知性】
この先の【映画史上最高の悪役リスト】には必ず彼が
ランクインするでしょう
『シンドラーのリスト』のレイフ・ファインズを完全に越えた
タランティーノも第1章が自分の作品の中でも最高のシーンだって
大声で言ってた ホントに言えてる
ディカプリオのランダ降板は良かったかもしれないけど
ブラピの役はもともとマイケル・マドセンという噂もあった
久々にMrブロンドの暴れっぷりを観たかった気もする
(タランティーノが自分で演じるつもりでもあった)
イーライ・ロスが演じたドニーも イーライと同じくユダヤ系の
アダム・サンドラーがやる予定だった
これはかなりイメージできるしちょっと観てみたかった
ハリウッド作品はどんな国の話でもみんな英語を喋る事に
疑問を持っていたというタランティーノが言語にこだわり 各国の
言葉が飛び交うだけじゃなく 言葉が通じないからこその
笑いがあったり サスペンスが起こるってのがウマイ
イーライ・ロスのバットにユダヤ人がメッセージを書き込むシーンと
劇場主マギー・チャンのシーンが全てカットなのは非常に残念
第4章の地下酒場の展開は凄まじい緊張感で
身を乗り出して観てしまった そして叫んだ
タラ恒例の【メキシカン・スタンドオフ】がここで炸裂
レザボアでは意外なMrピンクが生き残ったが 今回は・・・
第5章でついにブチ切れるダニエル・ブリューリュも良い
温厚な彼が・・・ 彼の田舎が映画館を経営してるという
裏設定のために 彼女に対してというよりも映画館に
執着があって『ニューシネマパラダイス』をイメージしたキャラクター
だった が・・・そのシーンがカットされたためにストーカーっぽい
感じになってしまっている(それはそれで良い感じ)
今作は『トゥルーロマンス』や『パルプ~』や『キルビル』などの
POPな【映画コラージュ】じゃなく クラシックでジャーマンなネタが
多いんで そこまでハジけたイメージがなく地味な印象を
持つ人もいるかと思われるが 実は超マニアックな映画ネタが
満載で濃いくらいに詰まっている
しかも最後は【映画が世界を救う】これぞタランティーノ
とにかく『イングロリアスバスターズ』の目玉は多々あれど
【メキシカン・スタンドオフ】これの緊張感に尽きる
ブラピの首の傷はエピソード1の続編で見せる予定らしいッスネ
しかしその前に・・・超待望の『キルビルvol3』が!!
タランティーノらしからぬわかりやすさで、痛快なヒトラーもの!
時制をいじったりせずに、時系列で描いているため、訳がわからず物語に入り込めないということがなかった。たまにはこんなストレートな描き方もいいと思う。タランティーノらしさは、皮はぎや絞殺などの残酷シーンに現れていた。また、私にはわからなかったが、いろいろな映画へのオマージュもあるのかもしれない。ヒトラーものというとやりきれない作品が多い中、犠牲者がいないわけではないが、「やったぜ!」と思える作品は少ないので、鑑賞後も気分がよかった。ブラッド・ピットもいつもと違って頼もしいリーダーを演じていて興味深かった。また、フランスやドイツの俳優など国際色豊かな配役もらしさが出て魅力的だった。アメリカ人オンリーの映画よりもリアリティが深まる。残念な点は、またも饒舌で、長すぎるところか?
イングロリアスバスターズ!!!タランティーノ流ナチスぶっ潰し映画!!
やるなら徹底的に。
先ほどTUTAYAより借りてきました。
劇場で結構予告を観ていたので、期待して待ってました。
内容は戦争ものだけに、シンプルなものだったと思います。
虐殺から逃れたユダヤ人、ショシャナによる復讐。
連合国の秘密作戦部隊による処刑&暗殺作戦。
復讐に関しては、最後の方でショシャナの情に脆い部分が仇になりましたね。
復讐するなら冷酷にならないとダメですね。
レイン中尉率いるバスターズですが、容赦ないやり方でナチスを狩っていく姿は結構好きでした。
できれば序盤の方、フランスに潜入してからドイツ兵の間で噂になるまでの業績をもう少し観たかったですね。
特に注目したのは、ナチスのランダ大佐とか、酒場でスパイを見抜いた将校ですね。
洞察力ハンパねぇっす。
会話の節々に相手を少しずつ追いつめていくテクニックや、何カ国語も話せたりする頭の良さには、感心して観てました。
しかし、いくらフィクションとはいえ、アノ人が死んじゃうのは頂けないです。正直そこだけがなんだか嫌でしたね。
ラストは期待通り。あれは、good job^^b
総合すると、観て損はない作品でした。
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