ウォッチメンのレビュー・感想・評価
全105件中、61~80件目を表示
タイトルなし
数回は観ている作品だけれど、アルティメット・カット版を観ていなくて、以前に観たいと思っていた頃に比べると円盤が随分と安く成っていたから購入して観る事にした。
オリジナル版からの細かな変更点は正直判らないが、Dr.マンハッタンのアレがブラブラしているのは健在だった。一番の目玉は作中に登場するオタクが読んでいたコミックの内容がアニメ化されていてオリジナル進行の合間合間に差し込まれている点。このコミックの内容は原作者や映画監督にとっては大事なところなのかもしれないが、観ている身としては本当に必要か?という気持ちの方が強い。アニメ自体つまらない物ではないが本編の進行を妨げているような気がしてならない。原作本も持っていて読んだ事は有るのだが、そちらの方も漫画の合間に短い小説みたいなのが差し込まれていたりと、漫画に集中したいな〜って思いながら読んでいた気がする。
ロールシャッハかっこええ…
ロールシャッハ渋いね
最初の登場シーンからかっこよかったしね
これが『進撃の巨人』のリヴァイのモデルになったと聞くと嬉しいね
アメコミに出てくるキャラを個人的に順位をつけるならベスト3には確実に入るレベル…
とロールシャッハをベタ褒めしてからの
映画の感想〜(笑)
難しかったと思う…1度見ただけだとね〜
後、アメコミ映画としては見ない方が楽しめるよ
ウォッチメンでの議題は
小を殺して大を生かす…だったと思うけど…
政治ではよくある事なのだろう?
何が最善で効率的なのかを考えさせられるんだろう
最後に…
エロいそしてグロイ
家族では見ない方がいいよ
現実の方がよっぽど残酷
「罪の無い何百万人が死んだって
残りの数十億人を救えるんだったら良いじゃないか」
オジマンディアスはそう言ってニューヨークの人々を大量に虐殺する。
酷い話であるが、
これはまさに第二次世界大戦での日本への原爆投下の暗喩であり
戦争終結の為、被害拡散を防ぐ為にした事だというトルーマンの言い訳と同じだ。
(原作コミックではその件への言及個所も多い。)
もう現実に起きちゃっている話なわけで。
現実の方がよっぽど残酷なわけで。
こんな残酷な正義がまかり通っている現代で
どんな正義のヒーローを描けば良いのですか?
というのがこの原作コミックのテーマであろうか。
原作者の目的は政治や社会批判ではなく、
素直に純潔な正義を信じていれば良かった時代と違って、
今のヒーロー像はこうなりますよって事が言いたかっただけだと思う。
そもそも、現代の正義って何ですか?
読者の望むヒーローって何ですか?
ヒーローなんて望んでいないんじゃないですか?
って事が言いたいのだと思う。
--
映像化不可能といわれたコミック「ウォッチメン」、
ザック監督が果敢に挑んだわけだが…。
映像化にあたって
本当に残酷な部分…ニューヨークの惨状などの描写は避けた印象がある。
メジャー作品として世界に配給されたのだからそれは避けて当然なのかもしれないなあとも思う一方で、
その部分をサラッと流せるザック監督がちょっと怖いとも思うんである。
(原作のイカ爆弾は話の核だからなあ。)
その他、原作とほんの少し違っていて気になった点は
異端のヒーロー、ロールシャッハだろうか。
原作でも映画の中でもパラノイアと呼ばれているロールシャッハ。
「ウォッチメン」の中で唯一彼は自分の信じる正義を貫く昔ながらのヒーローだが、
原作では
悪と善の対立でしか考えないロールシャッハの二元論は、
一種の現実逃避だとも言っている。
そういう二元論では問題が解決しないことは、今の世の中誰もが薄々分かっている。
映画にはこの「現実逃避」というセリフは無い。
ザック監督はロールシャッハ的な人物が好きなんだなあと思う。
「300」の主役は狂気と紙一重の正義を貫き、
「カフールの伝説」にも正義を貫く老英雄が出てきて、
「エンジェル ウォーズ」では妄想の中でも自分の正義を貫くんである。
パラノイア的正義を愛するザック監督が、私はちょっぴり怖い。
--
映像化してより際立ったのは
サリー・ジュピター(初代シルクスペクター)であろうか。
最早、正義なんてよく分からない殺伐とした世の中で、
サリーの不条理な愛がひときわ光る。
サリーがブレイクの写真を指でなぞる所が良かった。
--
(追記)
久々に観かえしたら、やっぱりもの凄くよかった!!
コメディアン、ロールシャッハ、Dr.マンハッタン、ナイトオウル…
それぞれの壮絶な負け戦を、ザック監督は全力を傾けてカッコ良く描く。
青いスッポンポンことDr.マンハッタンの哀愁…。
ひとりCIAことコメディアンの純情…。
カッコ良く描くことが、ザック監督のこの作品への愛なんだなあと思った。
何度見たか分からない
なぜこういう展開に…
プロローグ部分のロールシャッハの語りと演出がすごく良くて、かなり期待しながら観ていくとよく分からない展開に…でも飽きさせない映像だったので最後まで観てしまいましたが。
セクシー女優のきれいなお尻や青い物体をあそこまでしつこく映すなら、最後までロールシャッハの主観にして物語をスマートにしてほしかったです。
最高のラスト。。
スタイリッシュな映像と青いテポドン
あの「300」の監督が映像化不可能と言われた伝説のグラフィック ノベルを完全映像化!とだけあって期待度は高かったのですが、残念な結果に終わってしまいました。決して悪い作品ではないのですが、2時間47分以内に上手くまとめる事が出来なかったのだと思います。
舞台は1985年のアメリカ。
様々な事件の陰で活躍してきたと言われている“ウォッチメン“のメンバーの一人・コメディアンが何者かによって殺害される事から始まり、彼の死の真相を探るべくメンバーの一人・ロールシャッハの捜査が開始されます。
注目はスタイリッシュな映像、ザック スナイダーらしい演出そして、男性キャストによる力の入った演技です。特に映像面に関しては特に言う事ことはなく、独特の映像スタイルを持って上手く作品の世界観を表現していたと私は思いました。演出面もザック スナイダーらしさが出ていて、スローモーション等をミックスしたアクションシーンはお見事といった感じです。そして、ロールシャッハを演じたジャッキー アール ヘイリーやナイト アウル二世を演じたパトリック ウィルソンはさすがに演技に定評があるだけにとても良い味を出していました。(それにしても、パトリック ウィルソン美味しすぎですね。この前観た“パッセンジャーズ”でアン ハサウェイとチョメチョメしたと思ったら、今度はコレですか?彼だけ“ウォッチメン”ではなく“エッチメン”と呼ぶべきではないでしょうか?まあ、男としては羨ましい限りです。)
しかし、良い点はそのくらいでした。シルク スペクター二世を演じた女優さんは特に演技力を発揮することなくただ、“ア~ンア~ンオ~イェスオ~イェス”と言っていた印象しか残りませんでした。それから、Dr. マンハッタンの過去の物語が長すぎたり、アクション要素が少なすぎたり、無駄なラブシーンが多かったり、Dr. マンハッタンの下半身か垂れ下がっているいわゆる“青いテポドン”を映しすぎたり、問題は多かったですね。噂ではザック スナイダーは3時間半の超大作にする予定だったそうなのですが、無理やり2時間47分にしなければならなかったんだそうです。もし、この作品がヒットすれば、いわゆるディレクターズ カットいう形でのリリースの可能性もあったのですが、極めて低くなってきましたね。
まあ、映像化不可能と呼ばれたものを映像化しようという試みは良かったのですが、もう少し、観てる側の事を考えた作品にしてほしかったですね。
「ダークナイト」を経たアメコミ映画の進化形
原作について全く予備知識がなかったため
正当な評価ができないのかもしれないが
エンターテインメントとして観れば
少々、退屈な作りをしているかもしれません。
冒頭でウォッチメンの一人、コメディアンが殺され、
犯人は誰かというストーリーがありますが
中盤まで各キャラクターの回想や昔のエピソードが繰り返され
そのため見ている観客の注意力が散漫となり、
現実世界で誰が何をしていたのか、どういう状況だったのか
思い出す(理解する)のに難儀しました。
もう少しロールシャッハ、一人の視点で物語を進めていき
彼を主軸に陰謀の糸を解きほぐして行けば
もう少しまとまったような気がして残念です。
しかし、原作のテーマなのでしょうか。
「ダークナイト」を引き継いだかのような
“ヒーロー”というテーマ。
ロールシャッハは“スパイダーマン”、Dr.マンハッタンは“バットマン”。そんな気がします。
“世界平和のためには、犠牲は致し方ない”という思想も
本国へのアイロニーなのか・・・
色々政治思想的に考えさせられるアメコミ映画でした。
消化不良
予想もしない展開でした
物語の世界に入りきれない
独特の世界観で、ヒーローの内幕を描いた作品。
それにしても、アメリカのヒーローは何故こうも暗いのだろう。日本のヒーロー物は明るい。理由はハッキリしている。
アメリカのヒーローは背景に政治や思想、そして宗教的な宇宙観が絡むが、日本のヒーローは善と悪の概念しかない。政治的背景や宇宙観は表現のための“おかず”でしかない。
アメリカのヒーローは民衆から期待される重圧に押しつぶされそうになるが、日本のヒーローは基本的にウジウジしない。
アメリカのヒーローが最後に立ち上がる力は“愛”だ。
日本のヒーローが奮い立つのは“根性”と“友情”。そして“新兵器”か“新手の神業”だ。
極論だが、両国の国民性が出ていて面白い。
だから、画面構成には惹かれるものの、物語の世界には入りきれない自分がいる。
ロールシャッハ(ジャッキー・アール・ヘイリー)のマスクは、彼自身が処刑してきた血糊のパターンか? いくつもの命を奪った十字架を背負って生きているロールシャッハが作品の要。
コメディアン
コメディアンの死から始まる物語。それは人間性の死を意味しているみたいに感じられる。
何が善で何が悪かという質問が視聴者に突き付けられているようだった。
それは、多数を救うために少数を犠牲にするのかという質問にもつながり、YESと答えた二人を私は怖いと感じた。
コメディアンもロールシャッハも善と悪が共存すること、その矛盾に悩むことが人間らしさだと表現していたのに、結局いなくなってしまった。
いろんな風に解釈できる、知的な映画。感じたことはいっぱいあるのに、言葉が足りないなー。
ダークナイトといい、ヒーローものは現代社会の抱える問題を投影してて、興味深い!!!
ニクソン役のつけ鼻が大きすぎてちょっとびっくりした。
深い!
俺は決して妥協しない。例えアルマゲドンが来ようともな。
全105件中、61~80件目を表示







