ウォッチメンのレビュー・感想・評価
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長い まずその一言 面白くなるまで時間かかりすぎ 2時間過ぎたあた...
長い まずその一言
面白くなるまで時間かかりすぎ
2時間過ぎたあたりでやっと面白くなってきたと感じた
キャラが多すぎるのと過去やったりするせいで時間ばかり長くなっている
いらない過去シーンも多いし繰り返しやるせいで本当に長い
それに加えて喋る時はじっくり時間とって喋るし、匂わせるようなセリフが多いのでさっさと要点を喋れとイライラする
初見はお断り
ウォッチメンの設定やキャラを知っていることが前提で作られている
劇中では能力や個性が何なのか説明しないやつが多くてもどかしい
キャラの能力が強すぎるせいで活かせていないし矛盾が生じている
さっきはやってたのに急にできなくなったりする
さっきやってたそれやればどうにでもできるだろ案件多すぎ
正義と平和を一緒くたにしているせいで非常に分かり辛い
そもそもウォッチメン内での正義の定義が曖昧なせいでそれぞれ何がしたいのかよくわからん
主軸が正義と平和と暴力の映画でそこはまぁわかった
そうはならんと思うけどそういう考え方もあるかなって印象
映画としてはそこに持っていくまでに時間かかりすぎ回りくどすぎだし、マンハッタンならどうにでもできちゃうだろと
ヒーロー物としては異質だったが、それが面白いとは限らない
もっとキャラ絞ってやってたら楽しめたと思う
せめて2部作にして欲しかったです。
ザック・スナイダー監督らしい作品ですよね。
全体的に重くダークな雰囲気が漂いつつ、ワンシーンワンシーンが一枚の絵のようで、使われている音楽も含め、ザック・スナイダー監督の拘りが伺えました。
普通のヒーロー物とは全く違う視点で描かれているのもかなり興味深かく楽しめたのですが、残念ながら嵌るところまではいかなかった感じです。
決して面白くなかったわけではないんですけどね。
ストーリーが壮大且つよく一本の映画に纏められたものだと感心する程ボリュームのある内容なので、出来れば3部作、せめて前後編に分けて欲しかった気がします。
directive comic 探偵文庫の映画化&矛盾
内容はアメコミ原作の映画化。1985年世界が核戦争や暴力等で破滅に向かう最中、かつての戦争を生き抜き平和に導いたヒーロー達🦸の用済みになった、その後のお話。。。ロールシャッハ記。『その夜コメディアンが死んだ、、、😊』その日誌の記述から物語が再び動き出す、、、一体誰がコメディアンを殺したのか?!世界は破滅するのか?!正義とは?!人類とは?!戦争とは?!自分は誰か?!を問いかける観る人の視点によって見方が大幅に変わる物語。好きな言葉は『誰が見張るのか?!』15年前に解散したウォッチメンが再招集され絶望と共に会議室で話すときにコメディアンが告げる言葉。『アメリカンドリームは実現した。』コメディアンの暴動鎮圧の時の台詞にも胸が痛む。平和の代償が再びお互いの敵を作る!罪作りな人間の業を分かっていたつもりでいた時の台詞。好きなシーンはやはり、Dr.マンハッタンの人間離れした姿と人間の時の心が残っていると思わせる後悔の背中長回しのシーンやロールシャッハを口止めの為に消し去ってしまう事を躊躇う様な顔面アップの辛そうな目の奥の表現が、複雑な心持ちで計算で割り切れるものではないが自分で決断しなければいけない所が良かったです。全体を通して暗く流血シーンも多くグロテスクな表現と何故そうなるの?!とのツッコミ処も多くありますが緩急の付け方が絶妙で長時間でも飽きなく楽しめました。流石に長かったので2日に渡って見ましたが、結果2回観てしまいました。この作品は観る人の感性や立場により大幅に変わる個人的な認識論の最たる作品でもあるので、非常に見応えのある素晴らしい作品だと感じました。テーマも詰め込み過ぎでお腹いっぱいです。自分の様な人で無しの人間には、喉の小骨が取れた様な爽やかな気持ちになる事が出来ました。テーマは人間の業の深さと人間賛歌なのかなぁ?!今回はそう見えました。でも観る人に寄れば全然違うと思う解釈の出来る所が良い作品だと思います。映像では、冒頭の掴み10分が非常に凄い。さらっと流せる様でいて重厚な歴史観そして内容説明と雰囲気が上手く表現されてます。個人的にはケネディー事件の所が好きです。音楽も1980年代物を巧みに使い分け時間を巻き戻された世界観に突き落とされる感覚に陥る何だか凄い作品でした。
元祖ジャスティスリーグ
身内の不幸を機に、すっかり表舞台から姿を消した感の強いザック・スナイダーの出世作と言っていいんじゃなかろうか。原作の雰囲気を忠実に映像化することにこだわり、トーンとか雰囲気、は良くできていると思うものの、全体的にキャラクターの魅力に乏しく、ストーリーもさほど入ってこない展開で、非常に退屈した。当時はスーパーヒーロー物は敬遠される傾向にあったので、オリジンを披露しないままたくさんのヒーローが共存する世界というのは、なんともとっつきにくかったものだ。今じゃあ「アベンジャーズ」の成功で、そんなヒーロー映画も記録を塗り替えるほどにもてはやされる時代。相変わらずザックはうだつの上がらない仕事ぶりで、並みの映画を作り続けるのだった。
2018.10.8
現実と理想のヒーロー
正史よりもスピンオフ作品でヒットを飛ばしているDCのクロスオーバーしない単独映画。
ずっと名作だと聞いていたためようやく鑑賞しましたが個人的にはあまり刺さりませんでした。刺さる人に刺さるポイントは分かるんですけどね。
まず良いところから挙げていきますね。やっぱりヒーローの見た目と性格はかっこいいですね。特にロールシャッハの見た目が私の好みにドストライクでした。喋るたんびに顔についてるロールシャッハテストの模様が変わっていくんですよ!嫌いなわけないじゃないですか。それとちゃんとDrマンハッタンにチ〇コが付いていたのはリアルだし、生命をつくる神らしくとても良いと思います。
そしてヒーロー全員のヒ-ローとしての生き方に共感でき、ラストには心が痛くなりました。
良いと感じたところはそんなところですね。
私があまりこの映画に刺さらなかった理由はシンプルにずっと暗いからですね。勿論暗さが売りであり、明るくなったらこの映画の良いところの全てが無くなることも分かっています。でもやっぱり2時間半暗い映画を見るのは辛いし疲れるんです。なんかすいません。
見てみて損はない作品です。是非ご覧ください。
こんな面白いとは、、
10年ぶりくらいに本作を見たが、当時は暗いヒーロー物としてやっぱDCは暗いなぁくらいの記憶しかなかったが年をとって映画オタクになってから見るといかにこの話が深くて面白いかがわかる。
長い上映時間が全然退屈しない。
ヒーローそれぞれに思いがあり、平和を守りたいという気持ちは同じで立場に違いがあっても誰が正解なのかわからないのが面白い。
個人的にはロールシャッハが好き。どうしても彼視点で見てしまうのでラストは胸が熱くなった。
ドラマ版のウォッチメンも気になりますね。
誰がヒーローを監視するのか?
ここ十年くらい、アメコミヒーロー映画の躍進は凄まじいですよね。主役級の大物俳優を多数起用してシリーズが何作も発表され、興行収入ランキングでは常にトップに躍り出る。「アメコミ映画」という一つのジャンルとして完全に確立されているように感じます。
そんなアメコミ映画の中でも、かなり異質な作品として度々名前を見掛ける本作。「アメコミ映画最高傑作」と本作を挙げる方もいらっしゃったりして、かなり期待値は高かったです。
結論から言えば、かなり楽しめました。キャラクターの個性も光っていましたし、ストーリーも面白かった。冒頭でいきなりヒーローである「コメディアン」が殺される展開から始まるのも、ワクワクして素晴らしかったと思います。
アメコミ映画に対して皮肉を込めて鼻で笑うようなメタ的映画である本作。アメコミ映画を始めとするヒーロー映画の「あるある」に対する皮肉っぽい要素が多く盛り込まれており、ちょっと笑っちゃいました。
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舞台は1985年。アメリカとソ連の緊張状態が続く中、アメリカ中がいつ起こってもおかしくない核戦争の脅威に怯えていた。かつては戦争の裏で暗躍し、人々を見守るヒーロー集団「ウォッチメン」のメンバーとして活躍していた”コメディアン”ことエドワード・ブレイクが何者かに殺害される。ヒーロー狩りが行われていると察知した「ウォッチメン」のメンバーたちは、自分たちの身を守り犯人を突き止めるため、各々の行動を取るのであった。
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本作は2009年の作品なんですが、ここ2年くらいで頻繁に名前を耳にする機会が増えました。アマゾンプライムで配信しているオリジナルドラマ「THE BOYS」と共通点が多く、YouTubeなどでのレビュアーさんがよく「THE BOYS」と本作を比較して論じていたりします。私自身も「THE BOYS」は大好きな作品で全話鑑賞済みですので、本作も好みに合っていましたね。
かつては陰からアメリカを支え、数々の戦争の立役者となっていたスーパーヒーロー集団の「ウォッチメン」が、国の政策によって解体されてしまう。超人的能力や正義が国家権力の下に運用されているのは、大企業に雇用されマネジメントされるヒーローを描いた「THE BOYS」に通じるところがあります。
「ウォッチメン」のメンバーたちも決して一枚岩ではなく、それぞれが自分たちの理想のためにバラバラで行動しているわけです。ウォッチメン解体前の行動、解体後の行動。それぞれのキャラクターの個性が垣間見えます。個人的には、ロールシャッハが一番好きですね。各キャラクターの個性があまりに濃すぎるので、友達とどのキャラが好きか話をするだけでも面白そうです。
また、この作品は他のヒーロー映画でよく見る「あるある」を皮肉ったような描写が多いところも特徴です。個人的に爆笑したのは、ヒーロー狩りの黒幕が判明した時にこれからの計画を説明するところですね。「その計画止めてやる」と意気込むヒーローたちに対して「止められる可能性があるのにベラベラ説明するわけないだろ。もう計画は35分前に完了した。」って返すシーンですね。爆笑しました。
ヒーロー同士のいざこざや、私利私欲のために自分の能力を行使するヴィラン的立ち位置のヒーローもおり、そういうところも最近流行っている作品に似ている部分もあるなと感じます。
原作は1986年発表の作品というのが驚きです。全く古臭さを感じないどころか、時代を先取りしたようなストーリーだったので、非常に新鮮な気持ちで鑑賞することができました。
「THE BOYS」好きな人にはオススメです。ヒーロー映画好きな人にもオススメです。とりあえず観てください。よろしくお願いします。
And i'll whisper "No"
お気に入りの1本です! 上映時間が長いのも僕にとっては嬉しいです(^-^) 「一般のファンからは不評で、原作ファンからは好評」なんて聞いたことがありますが、僕は一般のファンの方ですが、好評です(笑) 実際の出来事にウォッチメンが関わっていたというのは面白いですね! ロールシャッハはいい声してるからナレーションはバッチリ! 他の映画のレビューでも書きましたが、食事のシーンが好きなもので、ロールシャッハのお豆の缶詰やナイトオウルのヌードルが美味しそうでした(笑) マリン・アッカーマン素敵(^-^) 他の方が書いていた「誰目線で観るかで印象が変わる」上手いこと言いますね~(笑)
二回観てようやく面白さがわかってきた
最初観たときはただの胸糞悪い映画だったが、
二回目観ると不思議とその面白さがわかってきた。
恐らく初回は、映画の進行上どうしてもロールシャッハの視点が強くなるが、
二回目はもっとフラットに観ることができるからだと思う。
一風変わったヒーローものとしては有り。
もうDCはこっちの方向で伸びてくれ
DC作品では一番好き
ジョーカーもすごくよかったけどシリアスすぎる、社会派すぎる
ウォッチメンはダークさとエンタメのバランスがいい、シリアス路線だけどしっかりアメコミしている
なによりキャラデザに力強いを入れているのに映像がシック、ロールシャッハもコメディアンもオジマンディアス(彼は俳優さんもイケメン!)もスーパーヒーローとしてめちゃくちゃカッコいいデザインなのにサスペンサフルでシリアスな作風から浮いていない
どうせMCUの超絶メインストリームには勝てないんだからこれからもアングラダークな方面を存分に押し出していってほしい
う~~よくできたアメコミ映画だ!
政治的かつ破滅的なのに、あくまでもアメコミの体裁を崩していないのが、素晴らしい。アクションにも見とれてしまうが、残虐描写も手を抜いていない。クラシックやフォークソングが織り交じり、アメコミらしさも忘れていない。
さらには、正義とは、という大テーマに対しても答えは出さずとも、様々な正義のぶつかり合いを魅せてくれる。
ロールシャッハがとにかく格好いい。最もヒーロー像から遠いように見えて、実は一番熱い正義の持ち主で、社会の底辺を見てからは、悪人にならどんな残虐な仕打ちも惜しまない。
そんなキャラにあのマスクと声がぴったりで、渋くて格好いいんですわ…。生い立ちもダークヒーロー感漂っていて、死に際までも潔い。(正直、死ぬシーンは号泣した)
他にもヒーローが数人でてくるが、誰もかれもがキャラがたっていて、それぞれの正義観も胸が痛いほどわかるのです。ひとりひとりに正義があって、それには犠牲も伴っている。ありあまる正義はいつか悪を包括してしまうし、それがだれかの敵にならざるを得ないときもある。
それが、だれもが”平和”を目指して進む姿だと思うと、こんなにも胸が痛くなるのか。そして、それが結局のところ人間のせいであるという事実。
結局、人間って愚かだけども、生命って素晴らしいし、宇宙の中でも輝いているよね、ちっぽけで邪悪だけどね。っていう矛盾が常に平行してある感じが妙に納得。
この映画もなかなか考えることが多そうだ。
ぱっと浮かんだだけでも2つ。
①ロールシャッハは死ぬべきだったのか。
②コメディアンの存在意味とは。
少し考えてみたいと思う。
ベトナム戦争、キューバ危機など数々の事件の陰には、人々を見守る“ウ...
ベトナム戦争、キューバ危機など数々の事件の陰には、人々を見守る“ウォッチメン”と呼ばれる監視者の存在があった。しかし、1985年のニューヨーク、米ソ間の緊迫状態が続く中、政府により活動が禁じられていたウォッチメンの1人、エドワード・ブレイクが暗殺され……。
10年振りの鑑賞
10年前の作品なのにいまだにヒーロー映画でこれを超える作品はないと思う。
善と悪の二面性と言うか、行為の善悪と結果の善悪、相対的な善悪と絶対的な善悪、それらがヒーロー間でぶつかり合う極めて人間的な作品。
ヴェイトをスケールアップさせたのが、アベンジャーズのサノス。ヴェイトもサノスも決して悪なのではなく、ある意味において善であるところが、作品を面白くさせている。
ウォッチメンを誰が見張るのか
1985年、かつてヒーローとして活躍した男が殺害される。陰謀の匂いを嗅ぎ取ったロールシャッハは調査を始めるが…。
凡そ10年前の公開当時は暗く長い本作をあまり好きではなかったが、今観ると各登場人物の魅力に驚かされる。様々な形の正義が蠢く名作アメコミ映画です。
面白かったけれど、キャラバランスがなぁ
設定や世界観はなかなか面白く、第三次世界大戦への絶望感も含め、じっくりと楽しめました。また、映画の空気感やアクションシーンもよく作り込まれていて、引き込まれました。
ただ、Dr.マンハッタンの人間っぽさが中途半端で、彼の登場シーンはなんかモヤモヤした気持ちにさせられました。あと、事件の主犯の動機にもしっくりくることができず、もう少し主犯を掘り下げて欲しかったです。
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