ジャイブ 海風に吹かれて
劇場公開日:2009年6月6日
解説
東京でIT企業を経営する哲郎は、祖父の法事に出席するため北海道・江差へと帰郷する。共同経営者の裏切りを知ってしまった哲郎は、故郷で20年振りに再会した同級生の由紀と飲みに出かけ、青春時代の思い出を懐かしく語り合う。そこでヨット部だった哲郎は、北海道を無寄港で一周するという無謀な挑戦を思いつく。監督は主にピンク映画界で活躍し、“ピンク四天王”として知られるサトウトシキ。
2008年製作/109分/日本
配給:ドリームワンフィルム
スタッフ・キャスト
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2010年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
北海道と言えば大地のイメージだったけど、
この映画で、北海道の夏の海も綺麗なんだな~って思いました。
働きすぎで疲れていた自分にとっては共感でき
原点にもどるための映画になったと思います。
元気もでたし、恋に仕事に、また頑張ります。
私はヨット乗りなので、珍しい国産ヨット映画ということで見に行きました。
美しい北海道の大自然を背景にした中年男女の恋を手堅く描いています。さらに、東京から北海道まで追いかけてくる、若くて美しい元部下の女性も登場して、ストーリー的にも工夫がされています。
ただ、北海道の大自然を描く際、ヨットを舞台とした映画なら、普段普通の人は見ることができない海からの光景を多用した方が、北海道の新たな魅力を描き出せたのに、と思います。
さらに、ヨットのシーンは目も当てられず、著しくリアリティを損なっています。ストーリーとは直接関係がないので、以下、具体的に指摘します。
1 強風の荒れた海で、微風用のセット(帆を全部上げる)で走っています。強風時は帆を小さくするものです。
2 ヨットは帆で走っているとき、片方に傾いた状態になります。ヨットの写真でよく見る姿です。しかし映画ではそれがありません。モーターボートと同じく、水平を中心に左右に揺れているだけです。
3 海が大荒れで、船室内で耐えるシーンで、艇が波をかぶると、バケツをひっくり返したような勢いで天井から海水が入ってきます。船室の屋根に大穴が開いてない限りあんなには浸水しないはずです。また、もしあんな勢いで浸水していたら沈没を心配しなければなりません。
4 凪いだ海で、舵をひっきりなしに動かしています。舵は車のハンドルと同じで方向を決めるためのものです。あんなに動かすものではありません。
5 帆をコントロールするロープをちゃんと留めていない。
サトウトシキ監督は、ヨットのことを全く調べずにこの映画を撮ったのでしょうか?
なお、ヨットを知らない人にとっては十分楽しめる映画でしょう。
初日(舞台挨拶付き)で観てきました。まわりくどくないシンプルな大人のラブストーリーと北海道の大自然がマッチしてて、観た後爽やかな気持ちにさせてくれる映画でした。主演の2人の演技も良かったです。
ネタバレ! クリックして本文を読む
空撮から普段見えない北海道の素晴らしい景色のなか、男女の恋物語が切なく展開します。主人公は高校時代の夢、ヨットで北海道を一周することを実現することによって、自然と社会の厳しさを教えてくれました。