その土曜日、7時58分
劇場公開日:2008年10月11日
解説
「十二人の怒れる男」「狼たちの午後」の名匠シドニー・ルメットの監督45作目。優雅な暮らしを送る会計士のアンディは、娘の養育費に窮している弟ハンクに、両親が営む宝石店への強盗計画を持ちかけ、2人は計画を実行に移すが……。1つの誤算から家族の抱える闇が浮き彫りになっていくサスペンス・ドラマ。「カポーティ」のフィリップ・シーモア・ホフマンが自らの不正の発覚に怯える兄を、「ガタカ」のイーサン・ホークが甲斐性のない弱気な弟を演じている。
2007年製作/117分/アメリカ・イギリス合作
原題:Before the Devil Knows You're Dead
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
スタッフ・キャスト
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2023年4月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
マリサ・トメイが、エロイ(笑)
以上!!
ってのは嘘だけど、それが強烈に印象に残りました(笑)
邦題やポスターのイメージと、フィリップ・シーモア・ホフマンとイーサン・ホークの出演で、
こむずかしい話かなと思ってたら、観やすくて、すぐ引きこまれました。
途中から少しダレたけど…
他の方も言われてますが、タランティーノっぽいかな…
タランティーノを大人っぽくしたような。
75点ぐらい。
『リコリス・ピザ』主演のクーパー・ホフマンは、フィリップ・シーモア・ホフマンの息子らしい…
最近、知りました。
知ってました?
2023年4月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
この手の映画は得意な方では無いが極めて知的でよく練られた映画である。十二分に楽しめた。一度出来上がったシナリオを解体し組み立て直しているが機を狙ったものではなく実に考え抜かれて効果的に再構築されている。サスペンス的要素はもとよりだが人物像、人間関係、ストーリー展開、見事に織り成す幾何学模様のようで、その様だけでも美しい。何故か昔見た🎦バベルを思い出した。大向こう張った大作ではないものの傑作と呼んでいい。
2022年9月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
タランティーノ作品ほど、軽薄でエネルギッシュなキャラクターは出てこないものの、共通点は多い。
犯罪を通じて、時間軸をさかのぼって弟、兄、父親それぞれの人生を多層構造的に描いていることや、下層階級の逼迫した生活、バイタルに富み魅力的で、かつ添え物でしかない女性たちの存在など。
ベテランの監督ということだが、若いスタッフに任せて、最終決済を下したのみで、映画作りに大きく関わったようには思えない。
それとも敢えてタランティーノ風に撮ったということなのか。
大きな違いは、音楽がしょぼいこと。
2013.10.9
全編サスペンスフルです。
①脚本:時間が少しずつ行ったり来たりしながら段々真相が明らかになる筋立てが絶妙です。
②演出・演技:何考えてんだかわからない怖い怖いホフマン選手、ビビりまくり流されまくりのホーク選手、苦悩と絶望のフィーニーの旦那、頭悪そうにズレてるトメイ女史、ルメット選手の演出意図以上の過剰演技は秀逸です。
③構成:時間が戻ったり帰ったりする度に、「え?何?」的な場面から始める演出はスリラーです。
暗い、絶望という感想多いようですが感情移入の余地を残さない客観的な演出なので、サスペンスフル、ドラマチックなエンタメといえましょう。
確かにルメット選手にしては最後が???ですが、これは脚本上のことであって演出の責任ではないです。