ヘルボーイ ゴールデン・アーミー

劇場公開日:

ヘルボーイ ゴールデン・アーミー

解説

「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロ監督が、同名コミックを映画化したシリーズ第2弾。地獄生まれだが心優しいヘルボーイ(通称:レッド)は、相棒のエイブ(通称:ブルー)や恋人のリズらと超常現象捜査局“BPRD”の凄腕エージェントとして、秘密裏に怪事件の捜査と魔物退治にあたっていた。一方、闇の世界のヌアダ王子は地上の人間を抹消するため、不滅の鋼鉄集団“ゴールデン・アーミー”を復活させようとしていた……。

2008年製作/119分/アメリカ
原題または英題:Hellboy II: The Golden Army
配給:東宝東和
劇場公開日:2009年1月9日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第81回 アカデミー賞(2009年)

ノミネート

メイクアップ賞  
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映画レビュー

3.5地獄のヒーローのわりに明るいキャラ

2023年6月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

同名コミックを映画化した第2弾。ロン・パールマンが、地獄生まれで筋肉ムキムキの真っ赤なヘルボーイを演じるアクション・ファンタジー。と言っても、ヘルボーイが普通のアクション・ヒーローと違うのは、ちょっとおバカで、短気、皮肉屋というキャラ設定で、会話の中に、コメディータッチの笑いも含まれているところ。 また、本作の面白さは、様々なフォルムのクリーチャーが、次から次へと現れること。今回も、エルフやドアーフ、トロール等、これまでも聞いたことのある様なユニークなクリーチャーが登場する。ヘルボーイの仲間としては、ヘルボーイの恋人で、念動発火力を備えるリズ、知的な半魚人・エイブラハム、ドイツ人の霊気・クラウトの3人。 そして、本作のラビンは、地上の支配者となった人間を抹殺しようと企む闇の世界の王子・ヌアダ。そのヌアダが、人類抹殺の為に伝説の闇の軍団・ゴールデン・アーミーを復活させようとするのを、ヘルボーイ達が阻止するお話。 一方、ヌアダの双子の妹は、王子のこの暴挙に賛同できずに、ゴールデン・アーミーを復活させるキーとなる3つに分かれた王冠の1つを持ち出し、ヘルボーイ達に助けを求める。しかし、妹とは一心同体の兄は、直ぐに居場所を知ることができ、ヘルボーイ達に戦いを挑んでくる。 荘厳な地下帝国や不気味なクリーチャー、敵との激闘シーンの映像は、さすがハリウッド。そして、本作のメガホンを撮ったのが、『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞を受賞したギレルモ・デル・トロ監督。彼独特なダークな世界観の中に、ファンタジー性を盛り込んだ作品は、彼の真骨頂である作品であると思う。

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bunmei21

4.0不滅のヘルボーイ

2022年3月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

楽しい

興奮

マイク・ミニョーラのコミックを基に、ギレルモ・デル・トロ×ロン・パールマンのタッグで描いた“悪魔ヒーロー”第2弾。 好評を博し、スタッフ/キャストもほぼ続投、才気ある監督の続編とならば、世界観やビジュアルや面白味はより深く濃く。 キャラや設定は把握済みなので、すんなり作品世界へ。 今回の題材の伝説(人形アニメ劇なのが秀逸!)、敵の動機などを冒頭で簡潔に紹介し、お馴染みの面々の登場。 悩みとボヤキで薬が手放せないFBI局長のマニング。 クッション役のエイブ。 さて、我らがヒーローはと言うと…、いきなりリズの念力発火でふっ飛ばされて登場。リズと絶賛喧嘩中のヘルボーイ。 キャラたちの個性、軽快なやり取り、ユーモアはますます好調。 マイヤーズが南極左遷になってしまったのは残念だが…。 捜査でまたしても“目立って”しまったヘルボーイ。 お目付け役として、BPRDに新メンバー。 “エクトプラズム体”の機械人間、ヨハン。 超有能&天才エージェントで、頭ガチガチの“ミスター規則”。 性格も考え方も真逆。言うまでもなく、ヘルボーイとは…。 ヨハンのキャラもユニーク。 監督をバトンタッチした『ブレイド2』の時と然り。 コミックのエンタメ性は勿論の事、ダークさやドラマ性は増し、あらゆる面にこだわりが。 それが最も反映されたクリーチャー、ビジュアルの数々。 見た目はキモ可愛いけど、噛まれたらヤバい! トゥース・フェアリー。 街中に現れ大暴れする森の神、エレメンタル。 下半身は無いけど、気のいいゴブリンの鍛冶職人。 終盤直前、リズにある選択を迫る強烈インパクトの“死の天使”。 ハリポタ魔法世界には“ダイアゴン横丁”があったが、こちらは様々なクリーチャーや魔物で溢れる“トロール市場”。 エルフの国への出入口である“石の巨人”。 これらはまるで、シリーズ2作の間に手掛けた傑作『パンズ・ラビリンス』を見ているかのよう。 美術、特殊造形、メイク、スーツ…目を見張るビジュアル・センスは、それこそ“デル・トロ市場”! 焦れったいくらい不器用なヘルボーイとリズの恋。実は、リズの身体に…。完全恋愛ドラマ。 異形の者への眼差し、理解。差別、偏見は本作のメインテーマの一つ。本作はより露に。 トゥース・フェアリー退治後は一躍人気者に。が、被害大きいエレメンタル退治後は、一転してバケモノ扱い。赤ん坊を助けたにも拘わらず…。 それに対し、ヘルボーイは…。哀愁、やるせなさ…。 自分とは違う者への敵意、手のひら返し、人間の傲慢…。心に魔物が潜む。 今回の敵は、伝説の不潔…じゃなくて、不滅の軍団“ゴールデン・アーミー”を復活させ、人間どもを滅ぼそうとするエルフの王子、ヌアダ。人間と休戦協定を結んでいた父王を敬愛しつつも殺し、野望に燃える。 双子の妹、ヌアラ。兄とは違って穏やかな性格。和平を望む。 悪の兄と善の妹。各々の信念、主張も分かりつつ、悲劇的な役回り。 双子故、一心同体。つまり、一方が傷付けば…。 見所の一つ、タイトルにもなっている“ゴールデン・アーミー”が復活しなければ話にならないが、その引き金となってしまったエイブ。 エイブは実は、ヌアラに…。 本作はエイブの悲恋物語でもある。 力や頭脳は良くても、恋愛に関してはまるでダメダメのヘルボーイとエイブ。 二人で恋愛ソングを合唱するシーンはユーモラスでありながら、しみじみ。 ホント彼ら、人間以上! 難点も無きにしも非ず。 “ゴールデン・アーミー”の見せ場が少ない。 ヌアダの華麗なアクションやクリーチャーとのバトルなどアクションも豊富だが、ちとインパクトに欠けた。(最も、リブート版のような過剰にとは言わないが…) でもそれらを差し引いても、今回も面白さは充分。 今回も魅せてキメてくれたぜ、悪魔ヒーロー! この面子での第3弾を見たかったのだが…、 オスカー監督となり、デル・トロは今やスケジュールを押さえるのが困難なほどの多忙監督に。 リズ役、セルマ・ブレアは難病を患い…。 もうリブート版も作られてしまったので、実現はほぼナシかもしれないが、 再々召喚される時を待ち続けている!

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近大

4.5デル・トロ監督、快調!

2020年12月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

大昔、エルフと人間は戦っていたが、エルフが生み出した黄金軍団があまりにも強いので、エルフの王は人間と和睦、軍団を封印してしまう。 そしてヘルボーイの前に、エルフの王子が現れ戦いを挑んでくる。 とても面白いがエイブが可哀そう。

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いやよセブン

3.0白い王子との戦い

2020年10月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

真っ赤なヘルボーイと真っ白な王子との戦い。 前作に続き勝手気ままなヘルボーイは健在。 次作は2世誕生か?

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上みちる

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