非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎

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非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎

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解説

本人の死後に初めて作品が発見された孤高のアウトサイダー・アーティスト、ヘンリー・ダーガー。家族も友人も持たず孤独な生活を送っていた彼は、1万5千ページ以上もの小説と数百枚の挿絵からなる壮大な作品「非現実の王国で」を自宅のアパートで密かに完成させていた。アカデミー賞最優秀短編ドキュメンタリー賞を受賞した経験のあるジェシカ・ユー監督が、謎に包まれた彼の生涯と創作の秘密に迫るドキュメンタリー。

2004年製作/82分/アメリカ
原題:In the Realms of the Unreal
配給:トルネード・フィルム

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映画レビュー

4.0(ある意味)真の芸術家の人生

JIさん
2017年12月5日
PCから投稿

狂人といわれたヘンリー・ダーガーと、彼が密かに制作した小説とイラスト群『非現実の王国で』を解説するドキュメンタリー。

動画に残っていない彼の姿を、彼の作品の考察と隣人たちのインタビューから浮かび上がらせていく。

ダーガーは『非現実の王国で』で、誰のためでもなく、ただ自分のために自分を表現した。他人に売らない、見せない、ただ「芸術」である。
私も絵を描くことが結構好きだが、創作活動をするときには他人からの評価を無意識的にも必ず意識してしまうものだ。
それはもちろん悪いことではないが、ダーガーのように他者からの評価や励ましを得ずとも、凄まじい芸術は生まれ得るのだと知り、感銘を受けた。

他人と共有できない、しなくても良い価値というのがあってもいいのではないか。
私たちはいつも他人からの承認を求めている。SNSなどは分かり易い例だろう。しかし他者に承認されない自己表現に満足してもいいのだ。
他人に可哀そうがられても、ダーガーのように、自分が幸せと感じた生き方を信じることもできるのである。
幸福のあり方の多様さに気付かされた。

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JI

3.0しあわせな人生

Maki69さん
2010年11月3日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

チラシによると



【ヘンリー・ダーガー】1892〜1973

親類、友人もなく、
雑役夫として働いていた病院と

教会のミサを行き来するだけの

貧しい生活の中で

15,000ページを超える小説と

数百枚の挿絵を書き続けていた



とある


一番興味を引かれたのは

生前の彼を知る人間はほとんどいなく

彼の名前の発音すら、
定かではないというところだ

誰にも意識されない彼の存在

誰にも呼ばれない彼の名前

しかし彼は生涯、

自らの妄想を描き続けた

一人ぼっちのせまい部屋で

安い紙と安い絵具で

その辺の雑誌の切り抜きを絵の見本にして



彼にとってはすべてが妄想の元であり

それはつまり、
彼が幸せだったということなのだろう

貧乏なら不幸とか

1人ぼっちなら孤独とか

存在に意味がないとか

そんなことではなく…



彼は自分を幸せにする術を知っていた

という事なのだろう

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Maki69
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