裸足のギボン
劇場公開日:2008年3月8日
解説
幼少期に高熱病を患い、年齢は40歳なのに知能は8歳で止まったままのギボン。走ることが得意な彼は、ある日偶然紛れ込んだマラソン大会で入賞してしまう。次は全国大会を目指すことになり、その賞金で大好きなお母さんに入れ歯を贈ろうと練習に励むギボンだったが……。実話を基にした韓国発のハートウォーミング・ストーリー。少年のようにピュアな心を持つ主人公ギボンを、「家門の危機」のシン・ヒョンジュンが好演。
2006年製作/99分/PG12/韓国
原題:Kibong at Barefoot
配給:リベロ
スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る

- ×

※無料トライアル登録で、映画チケットを1枚発行できる1,500ポイントをプレゼント。
2012年10月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ネタバレ! クリックして本文を読む
映画「裸足のギボン」(クォン・スギョン監督)から。
実話を基に、母と息子の心の絆を綴った人情ストーリー。
幼少期に高熱病を患い、年齢は40歳なのに
知能は8歳で止まったままの主人公・ギボンと、
彼の行為を全て受け入れる母との関係は、涙腺が緩んだ。
韓国と言えば「男女の純愛」というイメージがあったが、
「親子の愛」もしっかりと表現されていて嬉しかった。
こういう映画は、残念ながら日本では難しいだろうな、と
ちょっぴり、羨ましくもある。
実は、ラストシーンに、こんなメッセージが綴られている。
「お母さん 僕が親孝行するよ。
楽に過ごせるように、しわが増えないように。
硬くなった手の節、やせ細った肩
ごめんなさい、ありがとう。お母さん 愛してる」
母親から息子への無償の愛は、(なんとなく)理解できるが、
息子から母親への愛は、言葉として難しい気がしていた。
それをさらっと言い残したこの作品は、天晴(あっぱれ)である。
作品の冒頭に語られるメッセージ
「全ての人生は神様の手で書かれた童話のようである」
全体を通じて貫かれていた考え方なのかもしれない。
P.S.(バッティングセンターのシーン)
「イ・スンヨプの打率、3割2分7厘」が韓国映画らしかった(笑)