容疑者Xの献身のレビュー・感想・評価
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結末の驚きと、切なくもやりきれない人生
堤真一の切なくも哀しい人生の結末。やり切ることが彼の本当の望みなのだろうか。福山雅治と追い込まれる堤真一。最期までどんな展開が待っているのか分からないところが面白かった。
広島市映像文化ライブラリーの美術監督の部谷京子さんの映画特集で見ました。
二人の天才
ガリレオをちゃんと観たのはドラマじゃなくて、この映画でした。
以来、ドラマにもはまってしまいました。
キャラクターがいいですね。
湯川をして天才と言わしめる石神。
裏の裏という展開が見事なストーリーでラストの堤さんの演技が印象的でした。
何度観ても物悲しさはありますが秀逸な物語だと思います。
引き込まれるね
ガリレオは原作、ドラマ共に一切観たこと無かったので、純粋に一本の映画として観れた。
はじめの殺しちゃうシーンは、なんで殺しちゃうの感が凄すぎる。
そのイライラで出鼻をくじかれた。
天才VS天才の構図がとてもおもしろく、引き込まれた。
天才も人の子でした
映画評価:70点
ドラマは1話しか観たことがなかったので、登場人物は知っていたものの、ストーリー自体は無知でした。
そんな自分にも分かりやすい設定と構成に好感を持ちました。
次にストーリーですが、とても作り込まれていて楽しめました。
この手の犯人が最初から知らされている推理ドラマは、犯人の手口や嘘、バックグラウンドなんかが楽しめる要因なんですが
この作品は全て良かったと思います。
なんといっても最後のトリックは最後まで気付く事が出来なかったし、驚かされました
っまさか!って感じでした
周りがガリレオ楽しいと騒いでいただけの事はありました。
【2014.6.25鑑賞】
何度見ても泣いてしまう
東野圭吾原作で映画化ドラマ化された作品は数あれど、これがNo.1なんじゃないでしょうか?ラストはわかっているのに何度見ても泣いてしまいます。
松雪泰子さんも素晴らしいですが、堤真一さんはやっぱりすごい!!SPではあんなにイケメンなのにここでは負のオーラ満開。
観る者に息つかせぬ展開
2時間あっという間に感じた。
うまいよなぁ。
石神の通勤路を一度映し、再び同じカメラワークで、
ホームレスたちを横目に「彼らも歯車」という石神と湯川のやり取りを映す。
私はここで違和感を感じたのだけど、推理には思い至らなかった。
なんかの伏線か、とは予感したけれど。
伏線どころか核だった。
石神がなぜ日々の生活に絶望を感じていたのか、というところを、
もう少し観る者に納得させてほしかった。
まぁ小説の原作にはこの辺も綻びなく描かれているのかしら。
読んでみようかな。
独立した映画とみるか、ドラマの映画化とみるか。
一本の独立した映画としてみれば、結構楽しめる作品だが、原作を読んだ私には、主人公の堤真一がどうしても受け入れられない。
もう少し真面目で顔が悪い方がいい。
もう一つ、松雪泰子。女優の美しさが目立って幸薄いシングルマザーは想像出来ない。
まあ原作を越えたのは福山雅治の作り上げたキャラとテーマ音楽かな。
原作が、抜群に面白いのでシナリオはよっぽど下手な脚本家でない限りはまあ大丈夫。
原作は読んだ後に涙が溢れ出した。
映画はそうならなかった。
それが差。
最後に、私は柴崎コウ派です。
間違えるな!愛ではなくなってしまい、悪は空しく綻びる
人は時として愚かになり、善人や天才がどうしようもない間違いを犯す。そして、どんなわけがあろうとも、どんなに巧妙に取り繕ったとしても、悪は空しく綻びる。ドラマでは原作(東野圭吾)から少し離れて一人歩きしたガリレオですが、本作には東野(原作)らしさを感じました。何回か観る毎にシナリオの緻密さが判ってきて、評価が上がります。
また、友人である石神(堤)との対決に苦悩するガリレオ湯川(福山)に対して、原作での草薙刑事の信義に代えて、本作では恋心を含んで描かれた内海刑事(柴咲)の言動も見所です。
巧妙な東野圭吾ワールドが堤真一によって鮮やかに!
これ、もう3、4回は観てる気がするんですが飽きませんねー。テレビ局製作の邦画だとかなり上位に入るんじゃないでしょうか。
いつ観ても初めて原作を読み終えた後にまたすぐ読み返した時のことを思い出します。「不思議に思っていたでしょう」で鳥肌がたったことも。
東野作品は初見で唸るのはもちろんのこと二回三回と伏線を確認しながら答え合わせのように楽しむのも醍醐味の一つ。
“飽きさせない”の功労者は監督や脚本ではなく原作の東野圭吾さんの構想となんといっても堤真一さんでしょう。
湯川先生「実におもしろい」とか言わない〜と思ってドラマは観てなかったんですが、常人の一歩も二歩も先を行く天才二人の対決の温かい切り口が新鮮でせつなくて見事に手の平で転がされた『容疑者X』は特に好きということもあって不安を感じながらも試聴。
堤さんじゃイケメンすぎない?と思ってたけど見事にいい感じに“石神”で(欲を言うならデ・ニーロみたいに髪まで再現して欲しかったw)、回想〜護送までの堤さんの演技には原作以上に涙が止まらなくなりました。
あと東野さんの文章ってすごい情景がイメージしやすいから実写化もスムーズに楽しめるし(『真夏の方程式』はしてほしいくらい!)、改悪も多いけれど小説ならではの「上手いなぁ」という部分や原作のページをめくる手が止まらない感じも活かしてあるしこの映像化は大成功と言っていいと思います。
本音を言うならテレビ局製作じゃないのがみたかったけど、テレビの延長って感じも極力抑えてあって好感が持てました。それに結局本当はもっと可愛いげのない(いい意味で)イメージだった湯川先生たちも今ではもう本を読みながら福山さん、コウちゃん、メガシャキwで勝手に再生されちゃうようになりました。
でも本作では内海はいなくてよかったかな。なんか商業的なだけの配役や演出はがくっときます。
そしていくらなんでもダンカンは違うでしょ〜!w
あとは爆発とか雪山とか変な付け足しをせずにもっと最初と最後の娘のくだりなんかに時間を割いたら更に良かったかなと思います。
あ、牢屋の天井の演出は素晴らしかったです!堤さんの表情も相まって。ああいう、文字を素直に起こすだけじゃない映画ならではの工夫はうれしくなります。
とにもかくにも原作ファンも充分満足できる良作です。
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