L change the WorLdのレビュー・感想・評価
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贅沢な子供向きエンターテイメント
自ブログより(ほぼ全文)抜粋で。
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原作ファンにはLのキャラクター設定に難ありらしく不評のようだが、映画版しか知らない自分には期待相応に楽しめた。
映画版『デスノート』は作品の世界観が大人の目も惹く題材だったにもかかわらず、そこで繰り広げられる展開が子供っぽくて今ひとつのめり込めなかったが、この『L change the WorLd』は“悪者による人類滅亡の危機”というあからさまに子供っぽい世界観を、『リング』シリーズや『仄暗い水の底から』などのJホラー作品で世界に通用する実力派・中田秀夫監督が容赦のない本気演出で料理し、寓話的に楽しめる作品に仕上がっている。
原作ファンに評判の悪いLのキャラクター設定もあくまで映画版『デスノート』をふまえた続編と考えればまったく問題ない。
松山ケンイチは完全に自分の演じるL像を確立しておりまさにはまり役。福田麻由子の鬼気迫る目つきも印象に残る。
もちろん題材がすでに完全子供向けなので諸手を挙げてお勧めとは言い難いが、子供たちが年相応の目線で中田演出を満喫できるのは羨ましい限り。
しかし、幼少期にこれを観たらトラウマになるんじゃなかろうかといらぬ心配までしてしまう贅沢なエンターテイメント作品だ。
デスノートおもしろかったのに
Lで遊んでみました。
ホラー風味演出の アウトブレイク を舞台に、
頭脳明晰で原作とは違う運動音痴の L を使ってコメディを、
コントを作って遊んでみました。
キラとの頭脳戦の中で大事なパートナーを失い、
自ら下した決断により最期の23日間を、
タイで生き残った少年(福田響志)と、
アジア感染症センター所長である父(鶴見辰吾)から問題を託され、
目の前で父を失った少女(福田麻由子)と共に、
新たな死神<ウイルス兵器>にL(松山ケンイチ)は立ち向かう。
原作の運動神経も抜群であるLとは全く違うLで遊んだ作品であるけど、
主人公はLのようで、少女であったりする。
ホラー畑の中田秀夫監督のらしい演出は楽しかったりするが、
Lと少年、Lと少女の交流シーンや、
Lの変化も巧い演出は全くないと言ってもいいような出来で、
他にも変なシーンが多いし、テロ組織の行動原理も意味不明で、
作品の出来としては酷いとは思うが、おバカ映画とはいかないまでも、
面白いシーンもあったりする。
ほどほどのネタバレで楽しんでみましょう。
本編と全く関係ないオープニングでLに高みの見物の意味を教えてもらい、
120日後、タイの村でウイルスに犯されているらしい人々に、
どこかの誰かが来て、何かして、
逃げるには遅いだろうというタイミングで逃げ、
爆弾を落として木っ端微塵。
数学の天才らしい少年を逃がしたLの仲間のF(波岡一喜)も派手にやられる。
あいつら何だよ。
デスノート後編、ラストの展開部分の裏側、カウントダウンが始まる。
デスノートを観てないとさっぱり分からないだろうけど、
そんな人は0だろうという作り。
アジア感染症センターにて、ウイルスが凄いよ、ってことが説明される。
環境保護団体のブルーシップでは三沢(佐藤めぐみ)の
キレキャラが披露される。
事件を次々に解決するLへタイの少年から言いつけ通り電話があり、
来日、どうして少年が感染しなかったのかは分からないらしい。
お菓子で心を通わせる。この少年とは英語で話してるのに、
どう見ても日本語も分かってるよな、というシーンが多い。
ブルーシップのメンバーがアジア感染症センターを襲撃、
再び佐藤めぐみがキレキャラで楽しませてくれる。
素晴らしいスピードでワクチンを完成させていた所長が凄い行動に出る。
その行動を少女は目撃していたわけだが、よく入れたな、出れたな。
アホらしい。でも、ココはある意味では監督の本領発揮。
久條(工藤夕貴)は少女に父から出されていた暗号を解く、さすがKだ。
LとKの直接の通信でLは既にこいつらヤバイと気付く。
少女はLの家を訪れ、おかしな会話の後、家に入れる。
ブルーシップがLの家に乗り込んでくるけど、Lたちは逃げない。
たぶんLは少女がとる行動を予想してたんだろうな。
ここでの少女が逃げる方向も、その後の行動も、へなちょこで、
動けないブルーシップのヤツラも、わけが分からん。酷いシーン。
その後はコントも入ってくる。
そう、パシリの、いや運転手の、いやFBIのナンチャンの登場だ。
お前はどこから出てきたんだよ。
逃走する車はクレープ屋さんの車で、目立ちまくり、アホか。
その前にブルーシップというか、テロ組織から追われてるんだから、
警察呼べよ。
ナンチャンがいるから?ナンチャンもウッチャンでもいいから応援呼べよ。
Lたち3人はアキバで降りて、ナンチャンは全く迫力のないカーチェイス。
少年がラストへの伏線を張ったある物に興味を持っている横で、
Lは部品を物色し、その後に何か作ってるよ、メイドカフェで。
相手の行動を予想した選択肢の一つへの対抗措置かもしれんが、
どう見てもズバリ過ぎて、Lが超能力者に見えてくる。
ていうか、あんたも凄いモノ作るな。
その後は電車に乗って、パニック起こして、自転車乗って、
目的地に到着して、Lはもちろん怒られる。
少女の体質が分かって、そりゃ無理があるだろうと思う。
捏ね繰りまわしたけど、ワクチン出来そうなんで、
パーティー、パーティー。そして、少女は拉致られ、Lは走る。
走らせたかったんだろうね。
Lの予想通りの行動に出たテロ組織を追いかけて、
Lは走って、飛んで、脅して、説得。
あのスピードじゃ止まんないよなぁ。
そして、何か重要な意味があると思っていたけどそうでもなかった、
少女のぬいぐるみはココで使われる。紛らわしい。
ちゃんと伏線を回収したラスト。お前がかよ。
これは原作を知らないとよく分からない。そんなのばっかりだったなぁ。
原作のテイストを活かすなら、
原作どおりに運動神経も抜群のLの活躍を見せて欲しいし、
他の死神を出してもいいし、そうじゃなくても頭脳戦を楽しみたいよね。
活かさないなら、活かさないで、
もっとハジケタおバカ映画にして欲しかったな。
そしてLは永眠。
松山ケンイチの演技iには救われるがストーリーはどうしたらこんな風になるのか?!と言ったどうしようもないものに
「デスノート」が公開される前から金子監督が続編を作ると言っていたが作られたのは松山ケンイチが演じた「L」のスピンオフだった(>_<)「デスノート」が別にそんなに特別おもしろかったわけでもなかったためにスピンオフとなったらもっとつまらなくなりそうだと思っていたら...案の定つまんない(._.)敵がウイルステロ集団なんだけど言ってることがもういいかげんすぎて笑いすらおきる出来の悪さ(._.)また大げさな演技がかなりうっとうしさを感じさせてくるのと同士に寒気をさそってくる(._.)
それにもっと最悪なのが南原の演技のヘタさ(._.)「セリフちゃんと覚えられてないのかな??」って思ったくらい何だか言葉の区切り方が不自然だったしFBIにしてはマヌケすぎるというか緊張感もない(@_@)だいたい日本の警察は何をやってたんだって話なんだよ(._.)南原の変なキャラを使うよりも夜神総一郎を出せばよかったんじゃないの?それだったら「デスノート」のラストとリンクさせられただろうに(._.)という具合にツッコミ所は大量にある(@_@)
別にデスノートや死神を出せるなら設定はそのままで新たなノートが存在していたみたいなストーリーでいいんじゃないの??なんでこんな自滅的なテーマを選んだか謎なんだよね(>_<)
そんなダメダメストーリーでも松山ケンイチはいい演技をしていて「デスノート」での「L」の雰囲気をそのままこの作品に持ってきてくれているからそれが救いなんだけど、逆に映画の空気が二分割されている気がするという副作用も起きてしまっていた(>_<)
前作の「デスノート」は漫画という完成された原作があったからそこそこなものに出来たけど今回のこのザマを見ると脚本家のレベルの低さと原作がしっかりしてないとちゃんとした話を作れないという邦画の最大の問題が浮き彫りになってしまっている(._.)でも松山ケンイチの演技などを含め総合的には普通☆邦画の低レベル化現象を目の当たりにしてこんな作品ですら普通に感じられるようになってしまったことがつらいけど(>_<)これ以下の作品は実際日本にゴロゴロしてるからね(._.)
I love L
期待しすぎない方がよいかも
change the 松ケン。
『デスノート』シリーズで“キラ”こと夜神月を追いつめた、
もう1人の主人公“L”(松ケン)を主役にしたスピンオフムービー。
もともとこのシリーズのファンでもなく^^;マンガも鑑賞後に
ファンの友人から借りて読んだ程度の私。だから知識もないx
さらにイヤな予感がしていたのは、監督が中田秀夫ということで
絶対にホラー色を出してくるだろうなぁ~というものだった(-"-)
こうなったらそのファンの友人にお供してもらおうと企んだのに、
あっけなく拒否(爆)。まるで観る気はないと言われてしまった。
でも確かに、、、これはあくまでスピンオフなので、、、
別モノとして観た方が良さそうだ。私も観てからそう思った^^;
デスノート、は(好きな話じゃないけど^^;)良く出来ていたと思う。
ものすごくオリジナリティに溢れていたし起承転結もお見事だった。
それと比べるとこれは、、、まったくありきたりのハナシと展開。
もうちょっと、脚本がなんとかならなかったのか。演出も…(-"-)
辛うじて主人公の松ケンが、素晴らしい“L”を最初から最後まで
演じ続け、ラストを飾ってくれる。彼の代表作になりそうな演技。
これだけマンガのキャラを忠実に演じてくれれば、原作ファンも
嬉しいんじゃないのかしら。さぞ腰と背中が疲れただろうけど(^^ゞ
最近出まくっている子役の福田麻由子や、父親役の鶴見辰吾、
そして何といってもワタリの藤村俊二など、周囲も豪華なうえに、
本編との繋がりを持たせているため、嬉しいキャストが盛り沢山。
私的には、ひとり浮いている南チャンが一番面白かったけど…^^;
バイオテロという、恐ろしいけど使われすぎたネタはいただけない
としても、ラストがどうなるのか引っ張るので最後まで飽きない。
ただやっぱり…高嶋政伸の「怪談」メイクはどう見ても可笑しいし、
ハリウッド女優の工藤夕貴は、なんだか日本語の喋り方がおかしい、
鶴見辰吾も、あの最期は…ゾンビじゃないんだからもう(-"-)という
どうしてもホラー映画にしたい!監督の意気込みが強く感じられて、
ついには機内での乗客血まみれ合戦にはどうしようかと…
まぁ、ちょっと前の円谷映画を観ている気分にもなれたけど~^m^
松ケン(ってかL?)ファンなら観てソンはないんじゃないかな。
(お菓子の串刺しもこれで見納め?子供も食べなかったしねぇ^^;)
キャラがいまいち
2時間はきつい
Lは期待以上
子供とかかわることで心の変化が表情に出る部分が何箇所かあり、また、本来持っているであろう やさしさ がいろんな形で表現され、ますますLの最期が来なければいいのにと願わずにはいられなくなりました。
「生きる」ことをテーマにしているので、Lはまるで自分で削ってしまったの人生の日数を周りの人々に与えるがごとく奮闘し、次世代にメッセージを残したと思います。
松山ケンイチは完璧にLを演じ、思わず「お見事」と言ってあげたいほど。
ただ、ストーリーと演出は私には合いませんでした。
ホラーシーンはしつこくてうんざり。
よくできた原作小説を読んだ印象から、せっかくLを行動的にするのなら、ロードムービーにすればいいのにと思いました。
悪役の魅力に欠く
松山ケンイチ演じる、映画版のLというキャラクターを描くという点ではよかったと思いますが、肝心のストーリーのほうが…。
特に悪役の魅力に欠く。人類滅亡の危機というのがウィルス兵器というのも今更。さらに、「地球環境のために増えすぎた人類は減らすのだ」ってのも…うーん、これまた今更、大真面目にそんなことを叫ばれても……悪役の動機としてはあまりに幼稚で…。
あとは、最初と最後は「デスノート the Last name」のシーンを使ってほしかったです。特に最後、Lが息絶えるシーンは入れてほしかったです。それでこそ、「the Last name」の空白の時間が描かれているというのがわかりやすいのに。あの穏やかな死に顔につながるための、23日間だったということみたいなんですから…。
BOYがニアになるのは上手いと思いました。
映画として素晴らしかったです
※ デスノートを知らない方は映画版前後編をDVDなどで見てから観賞することをお勧めします
※ 原作と設定が違うことを割り切れない方にはお薦めしません。
さて、結論ですが、すばらしかったです。
私は原作のLが好きですので、多少の贔屓目はあると思いますが、それでも映画としてもよかったと思います。
理由は以下です。
・この映画は「Lを魅せたい」という監督の意思のもとに作られたと聞いていますが、単なるグラビアや萌え映画ではありません。しっかりとしたプロットのある映画だと思いました。
・「アウトブレイク」を彷彿とさせるバイオウィルス、バイオテロなどの細かい表現について、カットされがちな小さなシーンもリアル感を出し観客を世界に引き込むために敢えて残してあるのもよかったです。丁寧さを感じました。
・本映画版で使用されている23日ルールが、随所随所でよく生かされていました。
・今回映画にて設定されたキャラたちも、ちゃんとたっていました。
・デスノート以後の一カ月弱という限定されたなかで、シナリオは上手にできあがっていたと思います。
・まずは上記4点から、原作とは違う映画の設定世界にどっぷり浸かることができます。
・工藤夕貴さんが美しかったです。
・突っ込みどころも満載ですが、監督の「Lを魅せる」ということを主軸を考えた場合、全然目を潰れます。というか製作側として瞑るべき個所だったんだと感じます。
・最近謎が解けぬままに終わる映画が多いですが、そういったことはありません。
・Lファンの方、原作と割り切れるなら、絶対に観に行っていただきたいです。松山ケンイチさんのLへのこだわりが感じられます。
・クライマックス、どたばたと終わってしまうのか心配しましたが、ひとつひとつの人間関係も最後まで描かれていて、これも丁寧でした。
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最後に。
目に映るものだけが映画のすべてではなく、見る側がどこまで行間的なものを想像できるかどうかと思います。
よって、ぜひ体調など、コンディションのよいときにご覧になっていただきたい作品です。
作り直してほしい
松山くんの演技が見もの
“人類の存亡を賭けた新たな事件”はありきたり。「デス・ノート」のような激しい心理戦や知略、大どんでん返しもなく、解決のカギも最初からわかってしまいます。
見どころは、やはり松山ケンイチの演技でしょう。台詞のないシーンでの目配りが達者で、Lが2度背筋を伸ばす場面があるのですが、そこで初めて『あ、松山ケンイチだったんだ』と思い出すほど、猫背のLは自然体でした。
最期の23日間は、ワタリとL自身が誇りにできる23日間だったと、納得のラストです。
地欲を言えば、“数学の天才”ボーイ(Lが彼をどう名付けるかはナイショ)の天才っぷりを、「キューブ」みたいな感じでもっと描いてほしかったですね。
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