ダークナイトのレビュー・感想・評価
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敵が魅力的であればあるほどヒーローものは面白い
ジョーカー2を見て、猛烈にヒースレジャージョーカーが見たくなり、久しぶりに鑑賞。
冒頭の銀行強盗から、最後まで何回クライマックスあるの?と思うぐらい見せ場が何度もある。
やっぱりおもしろい!!!
ジョーカーの人間の心理を読んで、先手先手を行く心理攻撃が本当に怖い。
ジョーカーのシナリオ通りに自然と進められている恐ろしさに、バッドマン…勝てるのか?と何度も思わせられる。力が強い敵よりも、こういう敵が1番やっかいだし怖いんだよね。
ジョーカーの人間の弱い心にスッと入り込み、恐怖心や欲望や憎しみでの人心掌握術や、仕草や動作、話し方ひとつひとつがヴィランなのに魅力的すぎて困る。
あと崩れてハゲかかってるメイクがまた最高にかっこいい。
ジョーカーだけではなく、バッドマンのハイテクアイテムや、マット素材なスーツもカッコよくて好き。2008年の作品なのに、今見ても全く見劣りしないデザインだし、クールだなって思う。
人間は誰しも悪に染まると思っているジョーカーと、人間の正義を信じているバッドマン。
ふたりの信念が最後までぶつかり合い、挑み合うシーンに何度も手汗握った。
やっぱり私はヒースレジャージョーカーが1番好きだ。
二面性の演出とジョーカーの存在感。
◯作品全体
『バットマン ビギンズ』でも主人公・ブルースのセレブな富豪とバットマンという二面性が描かれていたけれど、表も裏もない「カオス」を持つジョーカーによって二面性の苦悩がさらに強く描き出されていた。
ジョーカーに対峙する陣営は誰しもが複数の顔を持っている。「光の騎士」であり続けようとしたハービーも公の「光の騎士」という立場と、レイチェルだけの騎士という感情によってその二面性が如実に現れる。ジェームズも警察側の中心人物として描かれるが、ラストシーンでは父親としてのジェームズが前に出る。
レイチェルの存在は特に面白い二面性を作り出していた。レイチェルは「ダークナイト」でなくなるブルースを待っている一方で、その日が来ないことを悟ってハービーを伴侶としようとしている。そのことにより、全ての真実を知るはずの主人公が「唯一知らない真実」を作り出す。
それぞれの二面性は等身大の登場人物たちを描くのにあたってとても大事な役割をしていたし、純粋なカオスに立ち向かう物語としての幅を広げるもので印象に残ったけれど、そのさらに上を行く強烈さは、やはりジョーカーの存在だ。
寸分の隙も見せない一貫したカオスと、ジョーカー役のヒース・レジャーの不気味な芝居が素晴らしい。いや、隙という意味ではジョーカー自らが作る場面もあった。自身の過去を語ったり、バットマンに固執する動きは隙ではある。隙ではあるのだが、その軸にはカオスがしっかりと乗っかっていて、その隙によってジョーカーの術中にハマってしまうような物語の展開だった。中盤でジョーカーが捕まってしまうのもそうだし、レイチェルとハービーへの罠に奔走させるためにバットマンと対峙するビルのシーンもそうだ。
ヒース・レジャーの芝居も素晴らしい。銃を取り出すにもわざと余計な動きを入れたり、正義側を圧倒する場面でも視点が定まらずに不安定な印象を作る。隙だらけのようでいて、必ず意図を仕込んでいるような芝居だった。
こうした隙は、変幻自在なカオスを動かす動力源に「遊び」を作っているかのようだった。計算尽くされた隙として描写されていて、その描写が鮮やかだった。
個人的にノーラン監督作品の好きな要素である「物語の最後の最後まで終着点が定まらない」がジョーカーによって作られていたのも嬉しい。二面性の演出含め、ノーラン監督の良さがバットマンの世界で強く輝く作品だった。
◯カメラワークとか
・廃ビルのアクションでバットマンがビル全体を立体的に認識する演出があった。ああいうアクションの幅の広さはノーラン監督っぽいアイデアだなあと感じた。
◯その他
・美女連れてパーティ来る、みたいなザ・セレブな演出がどうしても子どもっぽくて笑ってしまう。
・トゥーフェイスが本当にトゥーフェイスになっちゃう展開は、二面性を持つ代償、みたいな感じに見えた。それによってその二面を背負うことの重たさや背負い続けることの強さを訴えているような。
身代わりとコイン
病院の爆破シーンがなんか既視感あったけど、ちゃんと拝見。
ジョーカーが最狂すぎた。
本作も「身代わり」が描かれているが、さらにコインの裏表も象徴的だ。善悪の裏表、バットマンと検事のデントの裏表、そして人物その人の裏表。
誰や行為、出来事が善悪になるのかは、偶然に左右されているし、どちらにも転じる。善の代わりに悪にも、悪の代わりに善にもなれる。だから不条理な死を迎えても仕方ないし、街が病んでいるのも、そういった時代なだけだ。
と、当たり障りなメッセージにならないのが本作の素晴らしい点だ。コインに細工がされているかもしれないし、味方は敵に寝返っているかもしれない。悪はもっと巧妙なんですよ。
だからといって私たち観賞者が善悪を霧散させたり「人間不信」に結論づけるのはよくないと思う。2艘の船に逃げ込んだ乗客が「偶然」にも参加させられる「爆破ゲーム」のように、ジョーカーの作為に満ちた悪に抗って、善を行使しないといけない。それは可能だ。
ジョーカーに警察署を襲撃されることはもっと重く受け止めた方がいいし、大衆娯楽作品としての軽さはある。でもやっぱりバットマンのアクションシーンは見応えがあるし、二転三転する物語も純粋に面白い。そんな軽さの只中で、シンボルの作為を疑いながら、それでもシンボルをかかげる重さを看取すること、それが重要だ。
IMAXレーザー/GTで「1.43:1」パートを初めて映画館で見られる喜び
IMAXレーザー/GT版の「ダークナイト」は、IMAXカメラで撮影した「1.43:1」パート(画面比率が正方形に近く、これまで見ることができなかった上下部分を見ることができる)を日本で初めて見ることができる貴重な機会です。リリースによると全体のうち約26分がIMAXカメラ撮影パートだそうで、冒頭の銀行強盗、中盤のカーチェイス、その他、各シーン頭の空撮シーンなどが「1.43:1」だったと思います。
109シネマズ大阪エキスポシティで「ダンケルク」を見たときもそうでしたが、冒頭から画面比率が違うとだいぶ印象が違っていて、「ダークナイト」でも画面に吸い込まれそうな、ちょっと不思議な感覚になります。「インターステラー」も「1.43:1」で見ると、宇宙に行ったときの印象がまったく違うそうなので、是非かけてほしいです。地響きのような体にくる音もこみで、映画館ならではの唯一無二の体験ができます。
ジョーカー、ライジングでも観たかったよ😢
私がこれを初めて観た時はものすごい衝撃を受けました
ジョーカーの圧倒的な存在感
悪役だけどもしっかりとした理由があって計画的に犯罪を犯していくところがジョーカーの強さを表していて本当にかっこいい🤩
今になっても愛されるのはヒースさんのおかげだとずっと思っています!
衝撃をありがとう、ヒースレジャー!!
良かった!
•ヴィランであるジョーカーが頭が切れて、バットマンに頭脳で戦うのは面白かったし、バットマンを追い詰めて行くのはすごく良かった。
•ヴィランが魅力的で強いとやっぱり面白いし、バットマンもヒーローとは別の存在として、ゴッサムを守っていく終わり方は良かった!
jokerは裏表がないイカサマコイン
全体をjokerに支配されている映画だった。
バッドマンとしての自分、警察官としての立場、悪に立ち向かう希望、それぞれの想いと葛藤がjokerに支配されている。
二面性が鍵なのかな?
必要悪としてのバッドマンvs理想を追い求めようとしてしまう自分
光の騎士として市民を導く存在vs恋人を守りたい、自分の責任から逃げたいと思う気持ち
警察としてvs父親として
みたいに、
ただ二面性と言うメッセージを顔で分かりやすく表現したのはすごい面白いと思った。2面性もクソもないただの猟奇的なjokerは超強いってのも表しかないイカサマコインがクソ強いってのとかけてそう。
あとはシンプルアクションやらバイクやらがかっこいい😎
ブルースはハービーこそが 真のヒーローであると考え バットマンの引退を考えていた。 ブルースはレイチェルに想いを寄せているが、 レイチェルの気持ちはブルースとハービーの間で揺れていた。
動画配信で映画「ダークナイト」を見た。
2008年製作/152分/G/アメリカ
原題:The Dark Knight
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2008年8月9日
クリスチャン・ベイル
ヒース・レジャー
アーロン・エッカート
マイケル・ケイン
マギー・ギレンホール
ゲイリー・オールドマン
モーガン・フリーマン
エディソン・チャン(陳冠希)
ダークナイトは暗い夜ではなくて黒い騎士の意味。
レイチェル(マギー・ギレンホール)の女優さんは魅力的。
ブルース・ウェインにはアルフレッド(マイケル・ケイン)、
ルーシャス・フォックス(モーガン・フリーマン)の2人の腹心がいるのが頼もしい。
ジョーカー一味はゴッサム・シティの銀行を襲う。
銀行の支店長(ウィリアム・フィクナー)は
ショットガンでジョーカーたちに反撃するが、
弾切れで、やられてしまう。
それぞれの役目を終えた男たちは仲間から殺され、
最後に一人だけが残った。
マスクを外した男はジョーカー本人で、
銀行に預けられていたマフィアの資金を奪って逃走する。
ブルース・ウェインは堂々と悪と戦うハービーこそが
真のヒーローであると考え、
バットマンの引退を考えていた。
ブルースはレイチェルに想いを寄せているが、
レイチェルの気持ちはブルースとハービーの間で揺れていた。
ジョーカーというのはこの映画を何度見ても恐ろしい。
相手の弱点をしつこく攻めてくる。
ジョーカーはブルースとハービーの弱点であるレイチェルを殺し、
ハービーはジョーカーに追い詰められ、
ゴードン警部補の妻子を拉致することになる。
警察官であるワーツやラミレスもジョーカー側の人間であったことも驚愕する。
物語は3作目の「ダークナイト ライジング」に続き、
4作目の「The Dark Knight Returns」(2025年公開)に引き継がれる。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
本当の意味の「正義」とはなにか
クリストファー・ノーラン監督が描く『ダークナイト』を鑑賞。
ヒース・レジャー演じるジョーカーの狂気に心を奪われました。こんなにもイカれた、冷酷かつ悪魔的な行動と表情から、恐怖と興奮を同時に味わうことができます。同時に、クリスチャン・ベールのバットマンが内面での葛藤に苦しむ姿にも強く共感しました!!!
物語はスリリングで、アクションシーンは息をのむほどの迫力で最高です!さらに、ハンス・ジマーの音楽がシーンの緊張感を高め、映画全体の雰囲気を一層深くしています。
単なるスーパーヒーロー映画を超えて、人間の心の闇と光を深く掘り下げた、感動的で忘れられない作品でした。「正義」とはなにか?を考えさせられました。
とても素晴らしい作品でした!また見たいと思います!
泣いた赤鬼
主役を完全に食う存在感のジョーカーといい
ノーランらしいおふざけゼロの硬派な内容といい
オチの秀逸さといい これこそ名作だと思います!
ノーラン作品なのにわかりやすいとか逆に意味がわからないし笑
凄い映画だ
遅ればせながら観ました。画像、演技、アクション、ギミック、音、音楽、
どれを取っても凄い映画でした。もうそれ以外の言葉が見つからない。
観ていない方は是非、バットマンビギンズを観てからご覧ください。
ジョーカーは恐ろしい…けど
市民の味方バットマン
と悪者のジョーカー
正と悪との…闘い
銃の鳴り響く音とド派手な爆発
カーアクションなど町を破壊していく
空から地上から見応えたっぷりな
アクションはさすがにアメリカ。
ジョーカーは
誰でも悪の部分を持つと
正義をかざす
…バットマンも同じ
と
マスクを外した
彼の本音、嘘を暴きたい
それでいうとデントは
恋人を失って悪となってしまった
復習心に火がつく
このデントの顔が怖い
火傷を負って右と左の顔が
…善の顔と悪の顔
ジョーカーより怖かった
ヒース・レジャー、まるでジョーカーが乗り移ったよう
ヒース・レジャーに惹き込まれる。まるでジョーカーが乗り移ったかのような演技に目が離せない。
急性薬物中毒で亡くなったと言われているが、ジョーカーに呪われたと噂された理由がわかる。
敢えて悪の名を背負う悲しきバットマン、、、彼に寄り添うアルフレッドが大好き。
それにしても、ゲーリー・オールドマンが現れた時には嬉しくて声が出た(笑)
コミック映画を超えた映画
昨夜YouTubeでBLACKHOLLさんのライブ動画(アクアマン)を観た流れで久しぶりにダークナイトを鑑賞しました
やっぱり凄い映画だなと。
昨今のアメコミ映画を観まくってきた目にはアメコミを感じさせない重厚さがありました
アメコミ映画はダークナイトシリーズ後からこれからもそう簡単には超えられないのでは?
サノスよりもジョーカーのほうの恐ろしさが強かったです
タイトルにBATMANの表示がないが、映画の中で一番バットマンらし...
タイトルにBATMANの表示がないが、映画の中で一番バットマンらしい作品。
ヒース・レジャー演じるジョーカーのシーンは何度見たか数え知れず。
初見の映画館ではエンドロール中に涙がとまらず、なかなか立ち上がれなかった。
後に公開されたホアキン・フェニックス主演の『ジョーカー』のほうがカメラワークや演出のセンスが秀悦で内容も素晴らしい。しかし、『ダークナイト』におけるヒース・レジャーが演じたジョーカーは永遠に不滅だ。
普通かな
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ジョーカーがバットマンに対し、世間に素顔をさらすよう要求する。
それを拒絶したために、多くの人がジョーカーにより殺される。
バットマンの友人である検事は、市民からヒーロー視されていたが、
状況を見かねて自分がバットマンであると嘘を公表、
それによりジョーカーをおびき寄せ、逮捕することに成功する。
ジョーカーはすぐに脱走し、部下に命じて検事とその婚約者を捕らえる。
そして警察に、どちらか1人だけを助けられるように選択させる。
結局検事は助かり、婚約者は死んでしまった。
検事も顔の半分を大やけどし、ここから外見も中身も悪役となる。
全てを警察の偉い人のせいにしてその人の妻と子供2人を誘拐し、
本人の前で殺そうとまでする始末。
そこにバットマンが現れて子供は助かり、検事だけが死亡。
さらにジョーカーの狂気は続き、2隻の大型客船に爆弾をしかけ、
ある時間での爆破を予告する。それぞれの起爆装置を相手に渡し、
先に相手の船を爆破したら助かるといった究極のの選択をさせる。
結局はバットマンの活躍でどちらも起爆されず、両方助かった。
バットマンは、検事は世間にはヒーローであり続けるべきと考え、
自分が全ての責任を負って、警察に追われる身となって終了。
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ジョーカーの凶気ぶりがすごい。
平気で人を殺したり、盗み出した現金を意味なく焼いたり。
名優ヒースレジャーの死をいたみます。
でも映画全体としては興行収入が歴代2位って宣伝ほどの、
卓越した面白さは感じんかったけどなあ。
バットマンの暗躍する姿がダークナイト(knight)らしい。
「暗い夜」と思ってた。
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