劇場公開日 2009年2月20日

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チェンジリングのレビュー・感想・評価

全128件中、121~128件目を表示

5.0世に埋もらせてはいけない正義のお話

2009年2月23日

興奮

知的

1928年のアメリカはロサンゼルスのお話。
誘拐された息子が帰ってきたと思ったら、
自分の子ではなかった。
本当の我が子を探してくれと頼んでも
警察は取り合ってくれず、逆に精神病院へ隔離されてしまう。
そんな馬鹿な! と思う話だが
日本にだって、少しレベルは落ちるが、
いまだ、ストーカーの相談をしても取り合ってくれない、
なんてことはいくらだってある。
本来自分たちの味方であるはずものが、
運用するものの邪悪な気持ちによって、
災いを呼ぶ物になってしまう。
それを救ってくれるのは、我々の心の中にある
ジャスティス、正義の気持ちなのだろう。

主人公を演じたアンジョリーナ・ジョリーは
「マイティ・ハート」で似た設定の役をやっていた。
その時にはストーリーに乗り切れず空回りだったが、
今回はイーストウッドの魔法の力で、
しっかり地に付いた迫真の母親を演じていた。

残念ながらアカデミー賞に縁はなかったけれど、
その水準にある作品である。

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カサキショー

5.0親の愛情を映し出している

2009年2月22日

泣ける

以前からこの映画の宣伝を観るたびに、「見たい」と思っていた。

見ごたえたっぷり。
人間の心にある「愛について考えさせられたなー」と
言う気持ち。母親は特に自分の子供への愛情が深い。

随所に見られる、母親が見せる子供への愛情。
しかし、ただの「愛」だけのメルヘンではない。
ピリッと締まっている。
残虐なシーンも出てくる。それが、アクセントにもなっている。
映画を閉めている。
事実に基づいたこの映画は、見事な構成力で見るものを引き込む。

腐敗した警察と愛のために戦うコリンズ。
腐敗した警察の姿は日本も同じ。
都合が悪いことは隠蔽する。

愛も人間の本性であるとすれば、
隠蔽するのも人間の本性と言ったところだろう。
でも、愛だけのために突き進むこの映画は、
見ている人を感動させるが、少し重い感じになっている。

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matador

4.5圧倒的な・・・ドラマ

2009年2月22日

泣ける

悲しい

なんという重厚なドラマなのでしょう。

実話という事で題材もすごいの
ですが、構成力に圧倒されました。

そして最後の
主人公からでるたった一言のセリフ

これにつきます。

イーストウッド監督は、ますます偉大な監督になって
いきますね。怖いくらいです。

次作(主演も!)『グラン・トリノ』が
早く観たい!

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shinematsuyama

5.0子供を想う母親の毅然とした姿勢に涙!

2009年2月22日

泣ける

悲しい

怖い

1928年頃のロサンゼルス。
権力社会が蔓延している弱肉強食のその時代に、
断固たる姿勢で独りで闘うシングルマザーのクリスティン。
母親役のアンジーのコメントにもありましたが
こんなことが実際に起こっていたんだと思うと
1つ1つのシーンにゾッとしてしまいます。

今回もやってくれましたねぇ^^
C・イーストウッド監督。
彼ならではの独特なしんみりした描写が、
後から心にじんわりと伝わって、
それがより一層感動させてくれます。

主演のA・ジョリー。
プライベートでも母親である彼女の熱演ぶりは
観ている方も涙を誘い、
怒りと悲しみで、本当に心苦しく辛かったです。
それにしても、やっぱりアンジーは、どんな役柄でもカッコイイ^^
ちなみに彼女のファッションも見ものです。
めちゃめちゃお洒落で素敵。
どんよりムードの中!唯一アンジーのファッションが心を和ませてくれるアイテムでした\(^o^)/
それともう1人!J・マルコビッチ。意外や意外!?(笑)
彼も今回真面目な役でいい味出してました(^o^)

権力社会だった昔の実話だといえ、
進歩している今この現代も
結局は弱肉強食の世の中。
もしかしたらこれに劣らずとも似たような出来事が
頻繁に隠され、闇の中に葬りさられているかもしれない!!!
そう思うと怖いですっ(泣)

        2月20日109シネマズ高崎にて観賞

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ゆりこ

5.0母親と言う事実

2009年2月21日

悲しい

怖い

突然自分の子が消え、見つかったと連絡が入り
会いに行ってみれば、知らぬ子でー・・・
『子供の行方不明』という事件だけでは収まり付かない。
それがキーとなって繋がりを見せる事柄全てに
「権力」「圧力」があり、それに立ち向かっていくには、
どれ程の力と勇気が要るのだろう・・・

権威を振り翳し、圧力でコトを揉み消そうとする警察に一人
立ち向かい、息子を救おうとする姿にただ「無事でさえいれば」
という母心が垣間見える。
パンフレットに記載されていたのだけど
人は「こんなこと、現実にはありえない」と思うでしょうね、と。

この言葉はクリントにアンジーが述べたものなのだけど。
全てに事件の重み、悲しさがあるように思う。
アンジー自身、子を持ち『母』であるからこその
実感から出た言葉だと思うから。

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橘哉

4.0驚愕

2009年2月20日

難しい

娯楽性はほとんどありませんが、これが実話だと思うとゾッとします。また、アンジェリーナ・ジョリーの熱演にも感動しました。ブラッド・ピットとの私生活でいろいろ報道されてますが、女優としての彼女の底力を魅せつけられました。彼女の悲痛な叫びが、劇場にこだまします。

クリント・イーストウッドの演出もいつもどおり、小細工なしにシンプルに、直球な印象を受けました。これこそが、映画の芸術と呼べるのではないかと個人的には思います。映像技術に頼らず、観客に訴えかけるといった感じで。脇役に至るまで素晴らしい演技でした。マジで、スクリーンに引き込まれました。

ただ、内容が重過ぎるので、それなりの覚悟は必要だと思います。

あと、個人的な意見で申し訳ないのですが、映画を観に来ている以上、マナーは守ってほしいです。携帯を平気で開閉し、電源も切らない。だったら、家でのんびりDVDでも観てろって、本気で言いたくなります。公共の場です。本当に常識を認知してほしいです。

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worldwide

5.0子供は永遠に鎹。

2009年2月20日

泣ける

悲しい

知的

ネバーギブアップの母親クリスティン・コリンズを,
あらゆる感情表現の糸を操って,
渾身の存在感を見せたアンジェリーナ・ジョリーはもちろん,
1928年ロサンゼルスの再現から,
主張しすぎない自然な音楽の旋律,
緊張感が占める中に,
くすっと笑いを効果的に挿んだ無駄の無い編集,
すべての役者の熱演を画面に焼き付ける演出。

どれもが,一級品。

スゴいな,巧いな!
としか言い様がない傑作。

怖さ,悲しさ,
権力を振りかざす者への怒り,
自由の強さ,
子供が持つ希望の輝き。

情感豊かな名場面の連続。

クリント・イーストウッド恐るべし!

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AKIRA

5.0真実って凄い

2009年2月13日

泣ける

怖い

こんなことが本当に起こるなんて・・・。
一人の女性の母性愛が、社会に大きな変化をもたらす。
その様が、見ていて心動かされる。

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ぷらねっと