チェンジリングのレビュー・感想・評価
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親の愛情を映し出している
以前からこの映画の宣伝を観るたびに、「見たい」と思っていた。
見ごたえたっぷり。
人間の心にある「愛について考えさせられたなー」と
言う気持ち。母親は特に自分の子供への愛情が深い。
随所に見られる、母親が見せる子供への愛情。
しかし、ただの「愛」だけのメルヘンではない。
ピリッと締まっている。
残虐なシーンも出てくる。それが、アクセントにもなっている。
映画を閉めている。
事実に基づいたこの映画は、見事な構成力で見るものを引き込む。
腐敗した警察と愛のために戦うコリンズ。
腐敗した警察の姿は日本も同じ。
都合が悪いことは隠蔽する。
愛も人間の本性であるとすれば、
隠蔽するのも人間の本性と言ったところだろう。
でも、愛だけのために突き進むこの映画は、
見ている人を感動させるが、少し重い感じになっている。
圧倒的な・・・ドラマ
子供を想う母親の毅然とした姿勢に涙!
1928年頃のロサンゼルス。
権力社会が蔓延している弱肉強食のその時代に、
断固たる姿勢で独りで闘うシングルマザーのクリスティン。
母親役のアンジーのコメントにもありましたが
こんなことが実際に起こっていたんだと思うと
1つ1つのシーンにゾッとしてしまいます。
今回もやってくれましたねぇ^^
C・イーストウッド監督。
彼ならではの独特なしんみりした描写が、
後から心にじんわりと伝わって、
それがより一層感動させてくれます。
主演のA・ジョリー。
プライベートでも母親である彼女の熱演ぶりは
観ている方も涙を誘い、
怒りと悲しみで、本当に心苦しく辛かったです。
それにしても、やっぱりアンジーは、どんな役柄でもカッコイイ^^
ちなみに彼女のファッションも見ものです。
めちゃめちゃお洒落で素敵。
どんよりムードの中!唯一アンジーのファッションが心を和ませてくれるアイテムでした\(^o^)/
それともう1人!J・マルコビッチ。意外や意外!?(笑)
彼も今回真面目な役でいい味出してました(^o^)
権力社会だった昔の実話だといえ、
進歩している今この現代も
結局は弱肉強食の世の中。
もしかしたらこれに劣らずとも似たような出来事が
頻繁に隠され、闇の中に葬りさられているかもしれない!!!
そう思うと怖いですっ(泣)
2月20日109シネマズ高崎にて観賞
母親と言う事実
突然自分の子が消え、見つかったと連絡が入り
会いに行ってみれば、知らぬ子でー・・・
『子供の行方不明』という事件だけでは収まり付かない。
それがキーとなって繋がりを見せる事柄全てに
「権力」「圧力」があり、それに立ち向かっていくには、
どれ程の力と勇気が要るのだろう・・・
権威を振り翳し、圧力でコトを揉み消そうとする警察に一人
立ち向かい、息子を救おうとする姿にただ「無事でさえいれば」
という母心が垣間見える。
パンフレットに記載されていたのだけど
人は「こんなこと、現実にはありえない」と思うでしょうね、と。
この言葉はクリントにアンジーが述べたものなのだけど。
全てに事件の重み、悲しさがあるように思う。
アンジー自身、子を持ち『母』であるからこその
実感から出た言葉だと思うから。
驚愕
娯楽性はほとんどありませんが、これが実話だと思うとゾッとします。また、アンジェリーナ・ジョリーの熱演にも感動しました。ブラッド・ピットとの私生活でいろいろ報道されてますが、女優としての彼女の底力を魅せつけられました。彼女の悲痛な叫びが、劇場にこだまします。
クリント・イーストウッドの演出もいつもどおり、小細工なしにシンプルに、直球な印象を受けました。これこそが、映画の芸術と呼べるのではないかと個人的には思います。映像技術に頼らず、観客に訴えかけるといった感じで。脇役に至るまで素晴らしい演技でした。マジで、スクリーンに引き込まれました。
ただ、内容が重過ぎるので、それなりの覚悟は必要だと思います。
あと、個人的な意見で申し訳ないのですが、映画を観に来ている以上、マナーは守ってほしいです。携帯を平気で開閉し、電源も切らない。だったら、家でのんびりDVDでも観てろって、本気で言いたくなります。公共の場です。本当に常識を認知してほしいです。
子供は永遠に鎹。
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