チェンジリングのレビュー・感想・評価
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どん引きしながら観た
率直に言うと、事件そのものが悲惨すぎてどん引きしながら観た。
映画としては真摯に描かれているので、その点はすばらしいと思う。とくに終盤、ある子供が何年もして帰って来て、回想する場面。その子の言葉がわずかでも彼女の救いとなったと思わせる演出で作品全体の印象も救われたような感じ。最後まで丁寧なつくり。
それにしても、中盤までどん引きの連続。もちろん、そう見せる必要がある。
しかしあの変わり身の子も不幸だよな。どこ行っても煙たがれらて。。
35位/456 2021.07.11現在
チェンジリング
マイランキング35位/456
素晴らしい映画だけど
観ることをお勧めしません。
特に、お子さんのいる方には。
以下、長くなります。ネタバレもあります。
2009年の映画なので自分29歳で
イーストウッドの映画は好きなんだけど
アンジェリーナジョリー(以後アンジー)
はあまり好きじゃなく
そして自分は映画観るときは
出来るだけ予備知識なく観るけど
この映画が子供が誘拐系?と
当時知ってたので
きっと誘拐されて最後取り戻して
ハッピーエンドだろうと思い
いつか子供が出来たら観ようと思ってて
正直、忘れてたけど
primeでオススメに出て来たので観ました。
まず、最初にイラっとしたのは
電話会社の上司!
あんた、アンジーのこと好きか知らないけど
アンジー早く帰りたいのに話しかけるから
電車に乗り遅れたやん!
もし、あそこで間に合ってたら
もしかしたら、息子も無事だったんじゃないか?
イラつく!そして息子失踪。
警察がイラつくのは、この映画の間
ずっとなので、もう書く必要ない。ほんとクズ。
で、5ヶ月後?に子供が戻ってくるけど別人。
9歳でしょ??
どんなに似てたとしても
ドッペルゲンガーだとしても親なら分かりますよ!
だから、アンジーのように
警察に訴えかけるのは当たり前!
でも、アンジーは、それによって
精神異常だと言われ精神病院へ。
正当性を訴えれば訴えるほど
精神異常だと言われる。
本当、観ててしんどい。
本当、しんどくでこのままかと
そう言う映画かと思ったけど
意外に理解者や仲間もいて
精神病院も出ることが出来て
そして息子を殺したと思われる犯人も見つかる。
犯人は死刑になったけど
数年後、息子と一緒に
犯人から逃げ出したという子供が現れる!
でも、息子の所在は分からない。
そして映画は終わる。
最後、字幕で、
生涯、息子を探し続けたのだった、、、実話。
いや、無理無理無理無理、、、、
何がどうなってもしんどい。
結局、息子を生涯探し続けたけど
見つかってないのよ、、、、
どっちも無理。
殺されてるのも無理。
でも、探し続けるのもさ、、、
親なら探し続けるよ。
でも、見つからなくて自分が死ぬ時
どんな気持ちで死ねばいいの?
でも、息子も9歳でしょ?
1928年の事件だから90年前か。
親に会いたくないの?
もし生きてたら名乗り出れないの?
ってことは、死んでた?
って、もう全部もやもや、しんどい。
美音に置き換えたくもないんだけどさ
もう殺されたと思って
あなたの人生、前に進みましょう
って、言われるけどさ、、、、
前になんて進めないよ。進めない。
正直、俺は生きていける自信はない。
美音のいない人生は考えられない。
今、美音が元気でそばにいてくれる。
それがどれだけ幸せなことか。
それを噛み締めて
毎日、抱きしめようと思う。
えっ?結局、そう思えるなら良い映画?
いや、良い映画だけど、辛いよ。
アンジー好きじゃないけど
この映画のアンジーは素晴らしい。
なんか、言いたいことが書けてない。
良い映画ほど書くのが難しい。
自分の語彙力の無さにがっかりする。
以下
超個人的主観による駄文のため
盛大にスルーしてください
(RG風)
チェンジリングのあるある言いたい♫
チェンジリングのあるある早く言いたい♬
チェンジリングのあるある今から言うよ♪
犯人と面会で同じ部屋ってやばくない?
って思いがち♩
犯人よりも息子に成り済ましたやつの方が
ムカつきがち♩
イーストウッド、チラッと出たりしないの?
って探しがち♩
死刑現場そんな観るもんなの?
って思いがち♩
携帯電話ってありがたいなぁって思いがち♩
備考 点数は自分が
生まれてから現在まで
観た映画をランキングにして
相対評価で点数付けてます
上位と下位から順番に
感想書いてます
初回鑑賞年齢→40歳
(2021年時点40歳)
初回鑑賞場所→prime自宅
鑑賞回数→1回
記憶度→99%
マイ映画ランキング
2021年時点
全映画中→35位/456
洋画部門→30位/380
警察がクズ部門→1位
重く、つらく、そして理不尽、
ゴードン・ノースコット事件
何度も心に深く刺さる作品
子どもに対する母親の愛情の強さと深さに感動しました。
内容は何度も目を細めるほど残虐なシーンが多かったですが、歴史のありのままを見ることができたように思います。なんとももやもやした気持ちで終わってしまいました。深く考えさせられる作品でした。
ノンフィクションドキュメンタリー
真相は、FBIロサンゼルス支部長テッド・ガンダーソンの告発に答えがある
イーストウッド見直したぞ!
権力の暴走の恐ろしさ
この映画を観て感じたことは、権力は暴走することがあるので、市民はそれを自分の心の正義に照らして、判断しなければならないということ。
腐敗した当時のロス市警の横暴に立ち向かう母親と、それをサポートする周りの人々の心の正義と愛に胸を打たれる。
この話が実話に基づくということがショックで、当時、この母親と同じように、警察の意に沿わないという理由で、精神病棟に入院させられて、人権侵害された人って、何人もいたのかな…と思うと恐ろしい。
そんな理不尽な扱いを受けたら、本当にメンタルをやられてしまう人だっているんじゃないのか…そうすると何が真実がわからなくなるよなと思う。
息子を誘拐された上に、警察も味方してくれないどころかひどい対応で、母親にとって二重苦。こんな事件は二度と繰り返してはいけない。
真面目なストーリーだが、飽きさせない、良い映画だった。
ちょうど今
アメリカで「警察官の黒人男性への行き過ぎた対応」に対する大きなデモが起きている。
少し違うかもしれないが、市民を守ってくれない警察という点で共通している。
団結して声を上げれば、物事が変えられるという希望が持てる。
事実を基にした映画。
だからこそありえない事実の数々に憤りを感じた。
身長が縮んだとか、割礼とか、ありえないことを都合のいいように解釈させ押し付け、挙句に精神病患者扱い。ひど過ぎる。
そんな絶望のどん底に落とされつつも諦めなかった母親の強さに感動。
最後まで諦めずに探し続けたという気持ちを思うと切なくなるが、その後少しは幸せな人生を送れたのだろうか。
クリントイーストウッドらしい骨太な作品だと思う。
「イーストウッドらしい映画」賞賛しつつディスってます
ロス市警の腐敗ぶりが、1928年の子どもの誘拐事件を通してあばき出される。禁酒法時代の真っ最中、シカゴではアルカポネが暗躍した頃の話、と聞けば納得できるストーリー。
クリント・イーストウッドらしく手堅いつくりの映画でした。
印象に残ったのは、いくつかの些末です。
絞首刑の一部始終を詳細に描いてあった事。首にかけられたロープの結び目が真後ろではなく、やや斜め後ろにあり、そのままつるされる場面を見ると、首の両方の頸動脈がしっかり締められ意識を失って死ぬのではなく、窒息で苦しみながら死ぬのか?などと、妙な心配をしてしまいました。衆人環視の中、つるされて足をばたつかせる死刑囚。「そのディテール、見せないかんのかな」そんな気持ちになりました。監督の意図はどこにあるのだろう?
警察署内を映すカメラワークも印象的でした。一人の人物が歩き去る姿を追いながら、別の人物がすれ違いざまにフレームインしてきた瞬間、そのままそちらの人物をカメラが追いかける。警察署管内に自分がいて、自分の目で追いかけているような感覚が面白く感じられました。2人の人物がすれちがうタイミングとカメラの動きを調整しながらの撮影が必要でしょう。いろんな場面で、撮影のテクニックが使われているのに、観客としては見逃してきただけなのでしょうか。
クリント・イーストウッドの映画は、安心して見られるのですが、本当に面白いとは感じられません。なぜでしょうか。社会的な問題も描きつつ、エンターテイメントとして巧妙に仕上げる力量には感服です。でも、わたしには何かがたりない気がする。例えば、弱者に対する理不尽をあつかったとして、でも、本当に弱者の側に立っていないような気がしてしまうのです。わたしがクリント・イーストウッドのことをよく理解していないだけでしょうか?
心が洗われる
おうち-221
真実でなければよかった。
「実話に基づく物語」ではなく、「真実の物語」として始まる映画。
仕事怠慢だけでなく、嘘をついている少年をこれ幸いと誘拐された子供として母親に差し出し、
「息子じゃない」と母親が申し立てても、医者や教師の証言をもってしても聞く耳持たず、挙げ句、精神異常者として精神病院にぶち込む警察。
警察とグルで動く専門家や病院関係者や市長。見てて胸糞悪いです。
子供を誘拐し、殺し続けた殺人鬼の気持ち悪さも。本当に真実でなければよかった。
警察に異常者として精神病院にぶちこまれ、抜け出せずにいる他の女性たちもおり、汚職の被害者はコリンズ夫人だけではないことがわかります。
それでも、正しい者の味方になってくれる牧師や弁護士、ちゃんと捜査をする刑事がおり、殺人鬼は逮捕され死刑は執行、精神病院の女性たちの開放、行方不明になっていた男の子の発見に繋がっていく。やはり正しいことをして、声を上げることは大切なのだ。
アンジーの、静かな中にも決して消えることのない炎が灯っているかのような、強い眼差しの演技に魅力されました。
殺人鬼を演じたジェイソン・バトラー・ハーナーさん、本当に憎たらしく気持ち悪かった。
奇才と思っている(褒め言葉)ジョン・マルコヴィッチさんが、常に正しくその信念を曲げない力強さを、冷静に見守る牧師役。こういう役もはまりますね。若いときなら、殺人鬼役で見てみたかったです。
こうやって戦ってきてくれた数々の女性たち、それを支えてくれた方々のおかげで、現代の私たちは生かされているんだと思います。
最初から最後まで息がつけなかった
全編を通して緊迫感に満ちていた。悪を取り締まる警察という機構がその権力を横暴に振るった場合、どういうことが起こるかを目の当たりにした思いである。裁判における冤罪の恐ろしさと併せて最初から最後まで胸にズシンズシンと響きっぱなしだった。折しもこの映画を観たその日(2020年)、日本では冤罪で十二年服役していた看護助手の無罪が確定した。刑事の誘導尋問によって嘘の自白をして刑が確定されたという経緯を聞くにつけても、この問題は決して過去の事例ではないと思わされた。
ロス警察の腐敗性に対して一般市民の正義に対する意識の高さにも胸が躍った。ただ、その対比があまりにも鮮やかな善玉悪玉の構図になっていて、そこまでわかりやすかったのか、疑問も残る。ハーン弁護士がジョーンズ警部を追及する際の論理の運びにもちょっと首をひねった。問題なのは、体面のためには平気で真実を踏みにじるその体質ではないのか。でも一番不思議だったのは、7年後に親元に戻った少年があまりにも幼かったこと。ウォルターと同年代だとすれば、16歳程度にはなっているはずなのに、小学生にしか見えなかった。もう少し大人びた感じにすれば、事件が起こってからの時の経緯を感じられたのに、と思った。
しかし、それは些細なこと。最後、コリンズ夫人が「希望があります」との言葉を残して歩み去っていく姿はそれら全てを払拭するだけの説得力があった。息子を思う母の愛が全編を覆う、崇高な映画だった。
アンジーの名演×イーストウッド節をたっぷりと味わえる作品
とにかくイーストウッド節が効いている感じがすごく強かった。それに加えて、アンジーの名演があるんだから、もう素晴らしい作品としか言えない。
前半の警察の胸糞さはとんでもないが、それに負けじとアンジー演じる母親の強さが見る側に迫ってくる。
ラストはやっぱりイーストウッド監督作品だなぁとしみじみと感じる。ハッピーエンドでもなくバットエンドでもない、けれども何か希望なのか、うまく言葉に表すことのできない、心に明るさと暗さを持たせる終わり方。感嘆の声を漏らしてしまう。
このうまく言い表せない感動を、作品を見た人同士で意見を交わして味わいたい1作品だった。
凄まじい映画
もしあの日、休日出勤を断っていれば・・、悪夢のような出来事が次々と降りかかるとは・・。
20年代のLAの警察の腐敗ぶりは「LAコンフィデンシャル」をはじめいくつか映画化されているがこれほどまでの権力の横暴さが史実とは言葉を失う。もう一つの狂気、ゴードン・ノースコット事件の方はあえて犯行動機や犯人の生い立ちへの深入りをさけているが映画より酷い汚れた血の史実を知って賢明な脚色と合点した。結審したところで幕引きと思ったらまだまだ続く念の入れよう。縛り首シーンなど西部劇の世界だけかと思っていたがそこまで描かなければイーストウッド監督の気が収まらなかったのだろう。暗く重いストーリー、142分の長丁場だが怒りのテンションで持ちこたえた。
全132件中、21~40件目を表示












