チェンジリングのレビュー・感想・評価
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何度も心に深く刺さる作品
子どもに対する母親の愛情の強さと深さに感動しました。
内容は何度も目を細めるほど残虐なシーンが多かったですが、歴史のありのままを見ることができたように思います。なんとももやもやした気持ちで終わってしまいました。深く考えさせられる作品でした。
ノンフィクションドキュメンタリー
誘拐されいなくなった息子の代わりに、他人が息子となって帰ってきた衝撃の実話。
そんな意味のわからない理不尽なことある?
その別人の男の子は、名前も住所も正確に言い「ママ」と抱き付く。
母親が息子を間違えるわけがないし、それまで通っていた学校で先生や生徒に会えばすぐに嘘だとわかるのに、別人を「あなたの息子です」と突き通そうと汚職と不正をした警察がいたなんて信じられない。
母親の強さが伝わる映画。事実を知るという意味では見てよかったけど、長かった…。
1920年代のファッションがエレガントでオシャレだった!
真相は、FBIロサンゼルス支部長テッド・ガンダーソンの告発に答えがある
この映画を見た時、なぜアメリカという国で、児童の失踪ごときで、警察が一人の母親を
精神病院に入院させるまでに隠蔽しようとするのか全く理解できませんでした。
ですが、FBIロサンゼルス支部長テッド・ガンダーソンの告発をYOUTUBEで見て
"その理由と真相"が何であるか確信しました。是非、彼の告発を見て欲しいです。
ちなみに、このテッド・ガンダーソン氏も告発後は、あらゆる集団ストーカーの被害を受け
常に監視と嫌がらせを受け続けたそうです。
警察であれ、FBIであれ、訴える人間は、頭がおかしいというレッテルを貼られ潰されるのです。
イーストウッド見直したぞ!
昔、アメリカの警察は、行方不明の息子が帰ってきたと、違う子供を引き合わせ、違うと言ったら精神病院送り、犯人は探さず犯行を何十人も繰り返す。
ああ、おそろしい、これが現実とは。
それと、クリントイーストウッドしか関心を持たず、彼が映画化しないと誰も知らない、そんな、アメリカの現実がもっと怖い。
でも、警察の闇は暴かれ、この映画も日の目を見た。
しかし、現在のアメリカは、昔と全然変わっていない、それが、一番恐ろしい。
イーストウッドにしか頼れない。
頑張れ、イーストウッド、頼んだぞ。
権力の暴走の恐ろしさ
この映画を観て感じたことは、権力は暴走することがあるので、市民はそれを自分の心の正義に照らして、判断しなければならないということ。
腐敗した当時のロス市警の横暴に立ち向かう母親と、それをサポートする周りの人々の心の正義と愛に胸を打たれる。
この話が実話に基づくということがショックで、当時、この母親と同じように、警察の意に沿わないという理由で、精神病棟に入院させられて、人権侵害された人って、何人もいたのかな…と思うと恐ろしい。
そんな理不尽な扱いを受けたら、本当にメンタルをやられてしまう人だっているんじゃないのか…そうすると何が真実がわからなくなるよなと思う。
息子を誘拐された上に、警察も味方してくれないどころかひどい対応で、母親にとって二重苦。こんな事件は二度と繰り返してはいけない。
真面目なストーリーだが、飽きさせない、良い映画だった。
ちょうど今
アメリカで「警察官の黒人男性への行き過ぎた対応」に対する大きなデモが起きている。
少し違うかもしれないが、市民を守ってくれない警察という点で共通している。
団結して声を上げれば、物事が変えられるという希望が持てる。
事実を基にした映画。
だからこそありえない事実の数々に憤りを感じた。
身長が縮んだとか、割礼とか、ありえないことを都合のいいように解釈させ押し付け、挙句に精神病患者扱い。ひど過ぎる。
そんな絶望のどん底に落とされつつも諦めなかった母親の強さに感動。
最後まで諦めずに探し続けたという気持ちを思うと切なくなるが、その後少しは幸せな人生を送れたのだろうか。
クリントイーストウッドらしい骨太な作品だと思う。
「イーストウッドらしい映画」賞賛しつつディスってます
ロス市警の腐敗ぶりが、1928年の子どもの誘拐事件を通してあばき出される。禁酒法時代の真っ最中、シカゴではアルカポネが暗躍した頃の話、と聞けば納得できるストーリー。
クリント・イーストウッドらしく手堅いつくりの映画でした。
印象に残ったのは、いくつかの些末です。
絞首刑の一部始終を詳細に描いてあった事。首にかけられたロープの結び目が真後ろではなく、やや斜め後ろにあり、そのままつるされる場面を見ると、首の両方の頸動脈がしっかり締められ意識を失って死ぬのではなく、窒息で苦しみながら死ぬのか?などと、妙な心配をしてしまいました。衆人環視の中、つるされて足をばたつかせる死刑囚。「そのディテール、見せないかんのかな」そんな気持ちになりました。監督の意図はどこにあるのだろう?
警察署内を映すカメラワークも印象的でした。一人の人物が歩き去る姿を追いながら、別の人物がすれ違いざまにフレームインしてきた瞬間、そのままそちらの人物をカメラが追いかける。警察署管内に自分がいて、自分の目で追いかけているような感覚が面白く感じられました。2人の人物がすれちがうタイミングとカメラの動きを調整しながらの撮影が必要でしょう。いろんな場面で、撮影のテクニックが使われているのに、観客としては見逃してきただけなのでしょうか。
クリント・イーストウッドの映画は、安心して見られるのですが、本当に面白いとは感じられません。なぜでしょうか。社会的な問題も描きつつ、エンターテイメントとして巧妙に仕上げる力量には感服です。でも、わたしには何かがたりない気がする。例えば、弱者に対する理不尽をあつかったとして、でも、本当に弱者の側に立っていないような気がしてしまうのです。わたしがクリント・イーストウッドのことをよく理解していないだけでしょうか?
心が洗われる
アンジーは彫りが深いから、こういう強くて戦う役はハマる。彼女ならでは出来栄えだと思う。辛くても涙をためて戦い、ラストでついにこぼれる涙が清らかな気持ちになる。
バーン・ノーティスのジェフリー・ドノバンが悪質な警部役だった。これも良い味。
イーストウッド監督がまたしっかりと名作を残した。
おうち-221
真実でなければよかった。
「実話に基づく物語」ではなく、「真実の物語」として始まる映画。
仕事怠慢だけでなく、嘘をついている少年をこれ幸いと誘拐された子供として母親に差し出し、
「息子じゃない」と母親が申し立てても、医者や教師の証言をもってしても聞く耳持たず、挙げ句、精神異常者として精神病院にぶち込む警察。
警察とグルで動く専門家や病院関係者や市長。見てて胸糞悪いです。
子供を誘拐し、殺し続けた殺人鬼の気持ち悪さも。本当に真実でなければよかった。
警察に異常者として精神病院にぶちこまれ、抜け出せずにいる他の女性たちもおり、汚職の被害者はコリンズ夫人だけではないことがわかります。
それでも、正しい者の味方になってくれる牧師や弁護士、ちゃんと捜査をする刑事がおり、殺人鬼は逮捕され死刑は執行、精神病院の女性たちの開放、行方不明になっていた男の子の発見に繋がっていく。やはり正しいことをして、声を上げることは大切なのだ。
アンジーの、静かな中にも決して消えることのない炎が灯っているかのような、強い眼差しの演技に魅力されました。
殺人鬼を演じたジェイソン・バトラー・ハーナーさん、本当に憎たらしく気持ち悪かった。
奇才と思っている(褒め言葉)ジョン・マルコヴィッチさんが、常に正しくその信念を曲げない力強さを、冷静に見守る牧師役。こういう役もはまりますね。若いときなら、殺人鬼役で見てみたかったです。
こうやって戦ってきてくれた数々の女性たち、それを支えてくれた方々のおかげで、現代の私たちは生かされているんだと思います。
最初から最後まで息がつけなかった
全編を通して緊迫感に満ちていた。悪を取り締まる警察という機構がその権力を横暴に振るった場合、どういうことが起こるかを目の当たりにした思いである。裁判における冤罪の恐ろしさと併せて最初から最後まで胸にズシンズシンと響きっぱなしだった。折しもこの映画を観たその日(2020年)、日本では冤罪で十二年服役していた看護助手の無罪が確定した。刑事の誘導尋問によって嘘の自白をして刑が確定されたという経緯を聞くにつけても、この問題は決して過去の事例ではないと思わされた。
ロス警察の腐敗性に対して一般市民の正義に対する意識の高さにも胸が躍った。ただ、その対比があまりにも鮮やかな善玉悪玉の構図になっていて、そこまでわかりやすかったのか、疑問も残る。ハーン弁護士がジョーンズ警部を追及する際の論理の運びにもちょっと首をひねった。問題なのは、体面のためには平気で真実を踏みにじるその体質ではないのか。でも一番不思議だったのは、7年後に親元に戻った少年があまりにも幼かったこと。ウォルターと同年代だとすれば、16歳程度にはなっているはずなのに、小学生にしか見えなかった。もう少し大人びた感じにすれば、事件が起こってからの時の経緯を感じられたのに、と思った。
しかし、それは些細なこと。最後、コリンズ夫人が「希望があります」との言葉を残して歩み去っていく姿はそれら全てを払拭するだけの説得力があった。息子を思う母の愛が全編を覆う、崇高な映画だった。
アンジーの名演×イーストウッド節をたっぷりと味わえる作品
とにかくイーストウッド節が効いている感じがすごく強かった。それに加えて、アンジーの名演があるんだから、もう素晴らしい作品としか言えない。
前半の警察の胸糞さはとんでもないが、それに負けじとアンジー演じる母親の強さが見る側に迫ってくる。
ラストはやっぱりイーストウッド監督作品だなぁとしみじみと感じる。ハッピーエンドでもなくバットエンドでもない、けれども何か希望なのか、うまく言葉に表すことのできない、心に明るさと暗さを持たせる終わり方。感嘆の声を漏らしてしまう。
このうまく言い表せない感動を、作品を見た人同士で意見を交わして味わいたい1作品だった。
凄まじい映画
もしあの日、休日出勤を断っていれば・・、悪夢のような出来事が次々と降りかかるとは・・。
20年代のLAの警察の腐敗ぶりは「LAコンフィデンシャル」をはじめいくつか映画化されているがこれほどまでの権力の横暴さが史実とは言葉を失う。もう一つの狂気、ゴードン・ノースコット事件の方はあえて犯行動機や犯人の生い立ちへの深入りをさけているが映画より酷い汚れた血の史実を知って賢明な脚色と合点した。結審したところで幕引きと思ったらまだまだ続く念の入れよう。縛り首シーンなど西部劇の世界だけかと思っていたがそこまで描かなければイーストウッド監督の気が収まらなかったのだろう。暗く重いストーリー、142分の長丁場だが怒りのテンションで持ちこたえた。
1928年のロサンゼルスを舞台に、誘拐された息子の生還を祈る母親(...
1928年のロサンゼルスを舞台に、誘拐された息子の生還を祈る母親(アンジェリーナ・ジョリー)の闘いを描くクリント・イーストウッド監督によるサスペンスドラマ。
怖かった
精神病院に入れられるあたりから
こんな事が自分に起きたら
堪らないわと夢に出てきそうな恐怖感。
子供をとても愛していたのに
最後まで実は生きているのでは?と期待して観ていました。
衝撃の実話。事実は小説よりも奇なり、イーストウッド監督、この路線が...
衝撃の実話。事実は小説よりも奇なり、イーストウッド監督、この路線が多いですね。ノンフィクション好きなので大歓迎です。
A・ジョリーを主演に据えたのも素晴らしい。イーストウッド作品と彼女がどうにも繋がらず、最初は似た人かと思ってました。こんな似た人いないよな(笑)
それぐらい前情報なしでスタート。息子の不気味な失踪。見つかるのか?事件なのか?ドキドキしてたら…なーんや、もう?
ところがところが、そこから、えっ!えつ!と衝撃の連続。
それにしても当時の腐りきった警察、権力の恐ろしいこと。今もそうですが一般庶民にいったい何ができる?そんな問いかけでもある気がします。
母の愛に敬意を表します。そういや今日は母の日ですね。ちゃんと会いに行っておこう、「どちら様?」とか言われるかもしれないが(笑)
タイトルなし
A TULE STORY
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子供が突然居なくなり
見つかったと思ったら別人だった
ミステリーなのかなと思いながら
観ていたら
怖いわぁ
誘拐…犯罪も怖いけど
警察の横暴怠慢保身
恐ろしい
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良い話ではないけど
クリント・イーストウッドの監督作は
やっぱりいい😌
飄々としているジョン・マルコヴィッチ
もやっぱりいい😊
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