アバター(2009)のレビュー・感想・評価
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何か物足りないような…
ストーリー全体の構造は主人公の回想という形をとっていて
ビデオ・ログが小道具として効果的に使われてますね。
レビュー見てると
物語の好き嫌いで映画の出来不出来を論じている人が多いのに驚きました。
「似たような」とか「ありふれた」とか「よくあるストーリー」などという評価が
多いようですが
ただ、人類と異星の知的生命が恋に落ちるという物語は
ほかにあまりないんじゃないんでしょうか。
しかも相手の異星人は人類よりもずっとでかくて
あんなのと恋をする話なんてキャメロンさんよくも思いついたなと
つくづくあきれてしまいます。
そうか、生身の人間とナヴィ族じゃ到底ラブシーンは不可能だから
そこでアバターという「仕掛け」が生きてくるのかと納得してしまいました。
ナヴィが微妙に人間と似ていたからよかったけど
もし目が四つとか、女にもひげがあるとか、そういった種族だったら
喜劇になってしまいますね。
ところでキャメロンさんがせっかく仕掛けたにもかかわらず
どうやら途中からのドンパチが激しすぎたためか
文明間の衝突と環境破壊のほうにばかり目が行ってしまい
「ところでアバターどうなった?」みたいな印象無きにしもあらず。
その辺ちょっと物足りなかったです。
肉体とは何か、分身とは何かをもっと考えさせてくれるような脚本だったらもっとよかったのにと思います。
類似作品を観ていない私には、十分楽しめました。
一緒に観に行った姉は、『ラストサムライ』など、
似ている作品は沢山あり、目新しくないストーリー展開だと言っていましたが。
「アバター」や「リンク」という言葉は、ネット用語として日常的に目にしますが、
あの、真っ青なアバターやナビィの姿は、、明らかに非・日常。
なのに、、化け物感、ゼロ。
シュレックのように、
「不気味だけど見ているうちに慣れて、愛着がもてる」という感じでなく、
早いうちから自然に存在を受け入れられる、それどころか、カッコイイ!!と感じました。
そしてナビィたちの、スーパーモデルのようなスタイルのよさや、しなやかな動きに惚れ惚れ。
人間がベースとはいえ、尻尾もある青い生き物に、憧れすら感じる、不思議な感覚でした。
内容より映像を楽しんだほうがいいです
期待しすぎにご注意を…。
アバター3D感動の一言です。森羅万象全てが生きていることを再確認しました。
3Dで観ました。感動の一言です。外国映画になにか日本的な感じがしました。自然の尊さ人間性を見事に描いた映画でしたね。森羅万象全てが生きていることが間違いないことを再確認しまし。
3時間の3D大作は圧巻の出来!
すっかりブームからは取り残されてる気がしますが、先ほどようやく「AVATAR」観てきました。昨年末から観ようとは思っていたものの、3Dはまずは PIXARの「カールじいさん」のほうを先に見ることになって、年明けたら観ようかと思っていたら、アカデミー取っちゃったので、まだ大丈夫だな、なんて思っていたらもう2月も終盤! てなわけで先ほどレイトショー観てきました。
いやー、予想以上にすごかったです。CGとかもここまで来たか~って感じもあり、ストーリー的にもよかったし、3Dもなかなか効果的でよかった。純粋なアニメとしては「カールじいさん」のほうがきめ細かい3Dって感じもしたけど(ところどころ、映像がうまく3Dにならなかったりした)、まあそんなことは言わせないようなストーリーとテンポのよさで、まさに圧巻!という感じの3時間でした。いやいやすごかった~。
で、ふとその世界観とかストーリーとかを観てて感じたのは、この作品には、結構日本のアニメが影響してそうだな、ってこと。世界観は「ナウシカ」と「もののけ姫」を足して2で割った感じ。で、その世界で展開されるのは、若干「指輪物語」的な戦闘シーンという感じですかね。やっぱり先達にいろいろ影響されてこの作品ができてるんだなと感じました。
あと、「LOST」好きな僕としてうれしかったのは、味方のヘリパイロット役に、「LOST シーズン2」のアナスタシア役のミシェル・ロドリゲスが出てたこと。最近、アメリカのテレビドラマで有名になってハリウッドデビューする役者が多いらしいけど、これもその1つ。存在感あった役柄と肉体で、今回もなかなか魅せてくれました。
ともかく終わる前に観られてよかったっす!
観るのではない。そこに居るのだ。
映像はキレイ
最高
川崎のIMAXで観ました。
この映画を観るなら絶対3Dがいいと思います。
映像が飛び出す迫力というよりか、
私たちが映画の世界に吸い込まれたかのような感覚でした。
なので先端恐怖症の私でも平気でしたよ(*^_^*)
ディズニーランドのミクロアドベンチャーみたいなのを想像していたので
始まるまで正直結構ビビってました(笑)
字幕まで浮き上がっているので慣れるまで読みづらいですね…
ストーリーは完全に私の好きなタイプです。
最後の1時間ぐらいはずっと号泣していました(;O;)
こんなに泣いてたのはたぶん私だけです。
なんでみんな泣かないのか謎(?_?)
終わり方も私の好きなタイプなので
清々しい気持ちで映画館を出ることができました。
DVD絶対に買います♪
何度も観たくなる。誰にでもお勧めできる一押しの作品
最初に豊洲の巨大スクリーンで2D版を鑑賞。
とても感動したので3D版も観たくなり、川崎iMAXシアターで3D版を鑑賞しました。
2Dは映像の細部まで綺麗に観ることができ良かったですし、
3Dは奥行きのある映像に圧巻され、また3Dならではの演出も発見できたのは驚きでした。
約3時間近い上映時間もあっという間に過ぎ、最初から最後まで興奮、感動の連続。あの青いキャラクターも、映画を見終える頃には、いとおしく思えてくるから不思議です。
惑星パンドラの自然を描いた映像(CG)も惚れ惚れするほど綺麗です。
鑑賞後、日常生活に戻ってからも、ときどきアバターの魅力的なシーンを思い出し、またスクリーンに足を運びたくなります。
何度も観に行く人って、きっと同じ感覚なんでしょうね…
これまで観た映画の中でも、誰にでもお勧めできる一押しの映画作品だと思います。
アバタもえくぼ?
壮大な世界観
ターニングポイント
この映画は臨場感がものすごいです。まるでそこにいるような錯覚に陥りました。だけど、見終わった後の余韻が無いんです。何故だろうと考えたら、登場人物に感情移入できなかったからだと気付き、3Dによる臨場感が、その場
の傍観者にしてしまい、体感はできても、経験を想像することをしなかったからです。もちろん自分の場合ですが。
惑星のジャングルはものすごくいいのに、そこの草の匂いや、動物達の臭い匂いを想像できず、白黒なのに黒澤映画の合戦シーンの血しぶきの色や匂い、傷みといった感情が湧くのと違い、そこではただ傍観者になってていました。
またアバターに似ている映画でラストオブモヒカンを見たとき、モヒカン族の戦士の汗の匂いと彼女を救うんだという揺ぎ無い信念が伝わり、助けてみせると映画館で一人、心で叫んでいました。
3Dはほんとに凄い技術です。映像も素晴らしく良かったです。これからも主流になるに違いありません。ただ活動写真は終焉を迎えたのかもしれません。
IMAXで観たかった。。
2D字幕と、2D字幕なし、それから3Dの吹き替えで 計3回観ました。
吹き替えはお勧めしません、
ぜったい 英語で観たほうがいいです!
吹き替えは キャラクター(性格の表現)が微妙に変わっている気がしました。
ジェイク(主人公)はパンドラに入るころ、
すごく礼儀正しい(元兵士)役なのに吹き替えでは 少々ぶっきらぼうなイメージになっています。
トゥルーディ(ヘリの操縦士)も もっと男勝りなカッコいい役なのに、
女性らしさが出るしゃべり方では キャラが丸つぶれです。
それより何より、なぜ地方では IMAX3Dを取り入れてもらえないのでしょうか。。。
いろんなことに不満が残るものの、
映画自体は大好きです☆
下半身不随のジェイクが アバターで再び走ることができるようになった喜びや、
植物のリサーチ(ボディガード)を手伝って パンドラを歩きながら 見る物一つ一つに興味津々な姿、
ジェイクの気持ちになって観た映画は また違った感動が得られました。
続編が出るころには(きっと作ってくれると願って)
ぜひ全国どこでも IMAX3Dで上映されることを期待します・。★
21世紀の3D映画の幕開け
アバター
映画「AVATAR」を観た。
「ターミネイター」、「タイタニック」を作った映画監督ジェームス キャメロンの最新作だ。1997年に監督賞ほか、沢山のアカデミー賞を総なめした「タイタニック」の大成功から12年間 映画から遠ざかっていた監督が「タイタニック」と同じ製作者、ジョン ラントンと共に戻ってきた。
2時間40分、最新の技術を使った新作だ。
実写でもアニメーションでもない 実際に役者が演じている姿をデジタル化したモーション キャプチャー(CG)といわれる映像をふんだんに使っている。前に「クリスマスキャロル」で モーション キャプチャーフィルムを3Dの眼鏡をつけて観るおもしろさについて書いたが、「アバター」では 普通の人々の動きとCGのフィルムとを 上手に編集してあって 一つの画面に人とCGで作られた異星人とが同時に出てきても 全く不自然さがない。
そのフィルムを3Dの眼鏡で見るので 画像が立体的で深みのある画面になって まるで自分が映画の中に居るような臨場感が得られる。
この映画をひとことで説明すると、「デジタル3Dモーションキャプチャーフィルムで観るSF」ということになる。
このCGに世界に出てくる惑星パンドラのナヴィの世界がおもしろい。普通の人間の倍以上背が高い 緑色の肌をしたナヴィの人々、大きな翼をもった怪鳥、空中に浮かんでいる島、不思議な色で光を放つ植物、浮遊する生物、こんな想像上のおとぎの国に、自分もアバターになって入り込んでみたくなる。
AVATARを辞書で調べてみると インドヒンズー教の神の名とか、化身と 出てくる。この映画では、主人公が高度なコンピューターを使って人と異星人とのDNAを組み合わせてできたアバターとなって、変身してナヴィの人と同じ機能を持つようになる。
時は2154年。
惑星パンドラには 酸素がないので人間は住めない。ここに住む先住民ナヴィは酸素がなくても呼吸が出来て、動物や植物ともコミュニケーションをとる能力を持っている。人の姿に似ているが青い皮膚を持ち 身体能力は遥かに人よりも優れている。英語を話す人々とコミュニケーションをとる必要ができれば 自然と英語を使って会話する適応能力も持っている。
脊髄損傷で下半身麻痺の元海兵隊ジェイク(サム ワーシントン)が、惑星パンドラにやってきた。パンドラで優秀な科学者だった双子の兄が死んだので 兄のプロジェクトの実験を手伝う為だ。アバタープロジェクトは この惑星にしかない貴重な鉱石資源を地球に持ち帰ることが目的だ。そのためには酸素がなくても生きていられる肉体を持ち、先住民ナヴィの人々と良好な関係を作ることの出来る人材が必要だ。それでジェイクが アバターになってナヴィの人々と同じ肉体を持って 彼らの世界に送り込まれることになる。
ジェイクはお金が欲しかった。兄のプロジェクトアバターに志願して 成功して 貴重な鉱石が採掘できるようになったら 莫大な報奨金がでる。それで脊椎損傷を治療して 歩けるようになりたいのだった。
ジェイクは マシーンに横たわり アバターとなってナヴィの人と同じ肉体を持ってナヴィの世界に入っていく。マシーンのなかで眠ったジェイクの人間としての肉体は眠っている。
しかしアバターになって ナヴィの世界に入ったその日に、ジェイクは凶暴な動物に追われて ジェイクを送り込んだ軍の部隊と離れ離れになてしまう。ジェイクが 野獣に追い詰められて殺される寸前のところを、美しいナヴィの娘に救われる。娘(ゾーイ サルダナ)は ナヴィの長老の娘 ネイティリという。彼女ははじめ森の動物と協調して生きていけないジェイクを殺そうとするが、他の森の生物達が 彼女の手を止めさせた。ジェイクには何かナヴィの持っていない能力を持っていることを予測したからだった。ジェイクは ナヴィの人々から 生きるための食生活や 動物達と会話する方法や、大きな翼を持った鳥を自由に乗り回す方法などを学ぶ。また彼らの言語も学習する。そして、ナヴィの人々の文化を知れば知るほど ナヴィの進んだ文化に傾倒していくのだった。ジェイクは知らず知らずに、ネイテイリに恋をしていた。
プロジェクトでは だんだんジェイクがナヴィの すべての生き物と平和的に協調して生きる姿や、高い文化に傾倒していく様子を快くは思っていない。軍としては、貴重な鉱石さえ収奪すれば あとはどうなっても良いのであって、余計な時間や資金を費やしたくない。ジェイクを使って ナヴィと交渉などさせずに、ナヴィの本拠地がわかってしまえば、一方的に侵略して鉱物を奪えばよい。そういった強硬な軍が独走する。
ナヴィの本拠地が襲われ、ナヴィの人々が次々と殺されていった。
これを見て、ジェイクはナヴィの人々と抵抗のために 立ち上がる。
主役のサム ワーシントンは オーストラリアの役者だ。「ターミネーター4」で 初めてハリウッド映画で大役を演じた。パース出身の謙虚な好青年だ。誠実で 繊細な役柄を演じる。
デビュー作は、「ブーツマン」。オーストラリアの炭鉱の街ニューカッスルで 顔も頭もずっとよく出来ている兄には 何一つ勝てない。そんな出来の悪い弟が 兄の恋人を愛してしまう。そんなせつない役を演じて賞を取った。見た目は どこにでも転がっている普通の顔をした これといって特徴のない好青年だが、この人が傷つきやすい繊細な青年の役をやると、俄然 演技が映える。
この映画で、脊椎損傷で車椅子の男の役をやったが 本当に脊椎損傷で足が麻痺した患者のように、腰から下の肉が落ちて 膝から下の両足など、手のように細くなっていた。筋肉の発達した上半身に比べて、動かない足の細さが、本当の下半身麻痺の人にしか見えなかった。
よく役者が役を演じるために 極端に減量したり、逆に筋肉をつけたりして、肉体改造をするけれど、こんな風に足を細くするなんて、、、そこまで体重を落としたのだろうか。これが役のための 努力の結果なのだとしたら、みごと、と言うしかない。
とてもおもしろい映画だ。「SFのCGを3Dで観る」体験をこのクリスマス、正月休暇に やってみる価値がある。
これからの映画だ。
2010年には テイム バートン監督の「アリス イン ワンダーランド」も、「パイレーツ オブ カリビアン」も出てくる。どちらも3Dで観ることになりそうだ。映画を画面から離れたところから鑑賞するのでなく、画面の中に自分が入りこむような体験ができる3Dで、映画がより楽しくなってくれることが、とても嬉しい。
全358件中、221~240件目を表示