夜顔

劇場公開日:

夜顔

解説・あらすじ

「アブラハム渓谷」「クレーヴの奥方」などで知られるポルトガルの巨匠マノエル・ド・オリベイラが監督・脚本を手がけ、ルイス・ブニュエル監督による1967年のフランス映画「昼顔」の登場人物たちの38年後を描いたドラマ。

老紳士アンリはパリのコンサート会場で、かつての親友の妻セヴリーヌと偶然にも再会を果たす。セヴリーヌはアンリから逃げるようにその場を去るが、アンリは彼女を捜し出し、真実を打ち明けるという口実で食事に誘う。

「昼顔」でアンリ役を務めたミシェル・ピコリが再び同役を演じ、カトリーヌ・ドヌーブが演じたセヴリーヌ役には「ブルジョワジーの秘かな愉しみ」「北の橋」などのビュル・オジエを起用。2025年4月開催の特集上映「オリヴェイラ2025 没後10年 マノエル・ド・オリヴェイラ特集」にてデジタルリマスター版を上映。

2006年製作/70分/G/ポルトガル・フランス合作
原題または英題:Belle Toujours
配給:プンクテ
劇場公開日:2025年4月18日

その他の公開日:2007年12月15日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

4.0「オリヴェイラ、変な方だ」「でも好きでしょ」(笑)

2025年4月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ブニュエルの「昼顔」の続編ですが、ストーリー云々はさておき、単体でも充分に堪能できました。

とにかく撮影が凄すぎます。ピラミッド広場のジャンヌ・ダルクと騎馬の像の表情、バーのシーンの鏡、レストランの窓から見える夜景の画角と壁の絵画、そして蝋燭の揺らぎ...

撮影はサビーヌ・ランスラン あのアケルマンの「囚われの女」の撮影監督じゃないですか!納得です。鶏の歩行が微妙にぎこちなかったのは演技指導でしょうか。

食事のシーンは一言も会話がなく、カトラリーが食器に当たる音のみ。マナー講座の体をした無言の対局という感じでした。

怪優の面目躍如たるピコリの凄くいやらしい表情がいつまでも心に焼き付きました。

緊張感を持続させて観たせいか、69分の短さにもかかわらず、見終わってどっと疲れてしまいました。

ちなみにイケメンバーテンダーはオリヴェイラ監督の孫らしいです。娼婦役のレオノール・バルタックとは同監督の「コロンブス 永遠の海」で夫婦を演じています。

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