劇場公開日：2008年3月15日
犬から人への願い事という形で綴られた短編詩“犬の10戒”をモチーフに、犬と少女との10年間に渡る絆を綴った感動作。函館で暮らす少女・あかりは、ある日迷い込んできたゴールデンレトリーバーの子犬に“ソックス”と名付けて飼うことに。あかりは母から犬を飼うときの“10の約束”を教えてもらい……。成長したあかりを田中麗奈が演じるほか、加瀬亮、豊川悦司ら実力派キャストが揃う。監督は実写版「ゲゲゲの鬼太郎」の本木克英。
2008年製作／117分／日本
配給：松竹
劇場公開日：2008年3月15日
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わんこ、にゃんこ、いずれも大好きです。
わんこ映画は、それこそ「ハチ公物語」に始まり「マリリンに逢いたい」など素晴らしい作品は数あれど、個人的には今作が最も胸に響いたといえます。
短編詩“犬の10戒”がモチーフになっていますが、一事が万事、言い当てています。
本編に出てくるソックスの表情が実に豊かで、いつまででも見ていたくなる健気な眼差しを観る者に注ぎ込んでくれます。
まずソックス役の犬たちの演技が凄すぎるでしょ!そして二人の子役と大人の二人のリンクが天才的。あかりについてはこれって田中麗奈本人じゃないよな?とあり得ない疑念を持つほどでした。いつも的確な演技をされる田中麗奈さんだから、子役のテイストに寄せたのかな?
共に演技面で感心する楽しめた作品でした。
1点脚本で残念だったのは、最後のあかりの「お母さん」というセリフ。あそこは風とあかりの表情だけで十分。監督にはもっと観客を信用して欲しかった。
