グレート・ビギン

劇場公開日:

解説

「ヒトはどこから来たのか」というテーマを軸に、大自然や地球上の様々な動物、人間の胎児の映像を通して生命の神秘を探るドキュメンタリー。監督は、生物学者でもあるフランスの映像作家マリー・プレンヌーとクロード・ニュリザニー。製作はフランス映画界の名プロデューサー、アラン・サルド。

2004年製作/81分/フランス
原題:Genesis
配給:角川ヘラルド・ピクチャーズ
劇場公開日:2006年1月14日

ストーリー

第一章「はじまり」熱い火の惑星だった地球に雨や水蒸気が発生し、大いなる海が誕生した。海の先には海岸が新しい大地として広がっていき、手つかずの自然に新たな生命が上陸する。第二章「生命のスープ」水の中にミルクをたらすと、生き物のようにひろがっていく。しかしそれは物質であり、生命ではない。その一方で、海の先には海岸が新しい大地として広がっていき、手つかずの自然に新たな生命が上陸する。第三章「進化論」最初に水から陸へあがったのは、トビハゼ・ムツゴロウだった。そして海の生き物達は楽園の陸地の存在を認め、足の生えた陸上動物となった。カエル、イグアナ、ヤドカリ、鳥、バッタ、トカゲなど、地面は何百万もの生き物の足跡に覆われることになる。第四章「戦いと共喰い性」生命は自らを守ると同時に、他の生命を破壊することで己の生命を保持する。イグアナは騎士道的な戦いを繰り広げ、巨大なカエルは匂いで緑ガエルをひきつけ一口で飲み込む。ヘビは卵を飲み込み、アンコウは鼻先の飾りでエビを引き寄せる。動物たちの数だけ戦いがある。第五章「愛の営み」ここでは動物たちの交尾を紹介する。自分の方へ大きな手を振りメスを呼び寄せるカニ、カエルのパートナーの奪い合い、クモの求愛ダンス、タツノオトシゴのいたわり合うような優しい交尾、鮮やかな色合いの鳥たちの心のこもった毛づくろい。恋人たちがひとつになれば、愛の結晶が誕生する。第六章「そして、ヒトへ」胎内に宿っている間、ヒトと動物は双子のように共通点を持っている。ヒトは胎内という海を漂っている間は、魚やカエルのようだ。地球上のあらゆる生物は、一隻の船のように川の流れに逆らい、時の流れに逆らって進んでゆく。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0ネイチャードキュメンタリー

2020年5月30日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 生命の神秘を宇宙の創生にまで遡るナレーションから始まる。水を張った壺で説明する黒人のおっさんがなぜだか哲学者のように思える。

 カオスによって生命が誕生し、動物が進化する過程。交尾などという言葉は使わずに“恋人たちの愛の交歓”とするところがフランス映画らしいところ。ガラパゴスあたりで撮ったであろう珍しい動物など、進化しなが追っていくのは途中まで、なんだか影絵を使って略奪の歴史とかいうところから構成がイマイチ。

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kossy
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