悪女のたわむれ

劇場公開日:

解説

ハリウッドの新傾向を代表するセックス映画。エルモア・レナードの原作をロバート・ドジアが脚色。監督はテレビ畑出身のアレックス・マーチ。撮影はハワード・R・シュワルツ、音楽はマイケル・カーブの担当。出演は「太ももに蝶」のリー・テイラー・ヤング、TV「ペイトンプレイス物語」のライアン・オニール、「特効大作戦」のロバート・ウェバー、「泥棒を消せ」のヴァン・ヘフリン、「猿の惑星」のジェームズ・ダリーなど。製作は「バットマン(1966)」のウィリアム・ドジア。

1969年製作/アメリカ
原題または英題:The Big Bounce
配給:ワーナー
劇場公開日:1969年12月11日

ストーリー

カリフォルニアの労働キャンプで大喧嘩した若い浮浪者ジャック・ライアン(ライアン・オニール)は、ブタ箱にほうりこまれた。それを救ったのはサム・ミラキアン(ヴァン・ヘフリン)という中年男。町を出てくれと言われたライアンは、レイ・リッチー(ジェームズ・ダリー)という男の車に乗せられた。キャンプの男たちは、このリッチーの工場で働いたのだ。リッチーはなかなかの羽ぶり、その車には女秘書と称するセクシーな女ナンシー・バーカー(リー・T・ヤング)が寄りそうように乗っていた。この女がなかなかのしたたか者、リッチーにライアンが前科者であることを教えたり、そそのかしてけんかさせようとしたりした。ミラキアンのモーテルで働くことになったライアン、ある夜ナンシーに誘われて、その白い肉体をむさぼった。リッチーは、有力者ばかりを集めた好色グループのホストでもあった。ナンシーもその相手をさせられる。ライアンは、それを知って嫉妬に胸をかきむしられた。ある日、ナンシーはライアンに恐ろしい計画をもちかけた。リッチーのビーチ・ハウスにある金庫には、労働者に払う給料の5万ドルが入っている。それを盗んで、2人で逃げようというのだ。オンボロ自動車の少年2人とたわむれた、ナンシーは、その車を崖下へつき落としてしまった。ライアンの心は不安にかられた。ナンシーの強盗計画を工場の監督ロジャース(ロバート・ウェバー)に教える。ナンシーは、これを怒りライアンを殺そうとした。ビーチハウスに身を潜めたナンシーは、間違えてメキシコ青年を殺してしまった。その後からやって来たライアンの心には、もはやナンシーへの未練はなかった。そして、黙々とハイウェイを去っていった。

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