コーヒー&シガレッツ

劇場公開日:2005年4月2日

解説・あらすじ

さまざまな登場人物がコーヒーを飲み、タバコをくゆらしながら繰り広げる11のエピソードを、ジム・ジャームッシュ監督がつづったショートストーリー集。1986年にアメリカの人気番組「サタデー・ナイト・ライブ」の依頼で撮影された、ロベルト・ベニーニとスティーブン・ライト出演の短編「コーヒー&シガレッツ 変な出会い」をきっかけにスタートし、89年には2話目のジョイ・リー、サンキ・リー、スティーブ・ブシェーミ出演の「双子」が製作され、93年に製作された「カリフォルニアのどこかで」ではイギー・ポップとトム・ウェイツが共演し、カンヌ国際映画祭の短編部門で最高賞を受賞。それ以降も10年以上にわたって撮りためられた、全11編を収録。そのほかの出演にビル・マーレイ、ケイト・ブランシェット、アルフレッド・モリーナ、スティーブ・クーガンら。

2003年製作/97分/G/アメリカ
原題または英題:Coffee and Cigarettes
配給:アスミック・エース
劇場公開日:2005年4月2日

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映画レビュー

5.0 アイホップに乾杯!

2025年7月19日
iPhoneアプリから投稿

笑える

楽しい

癒される

シチュエーションと会話劇の面白さ!
これに尽きる。
モノクロでご機嫌なBGが流れるアバンからしてもう最高!

パルプフィクションもドン引きするくらいくっだらない会話劇。
でもこれが心地いい。
そこに唐突に現れるブシェミ。
最高!
コーヒーに砂糖ぶっかけてフォークで混ぜて
…って、あーもうめちゃくちゃだよ!!

と思ったらケイト・ブランシェットの一人二役会話劇なんていう、超絶豪華な共演までぶっこんでくる
と思ったら今度はビル・マーレイ?
しかも本人役⁈
どこまでも侮れない

とはいえベースはダウナーな会話劇
心の中でツッコミ入れながら見るのも
何も考えずただ流すのも
どんな楽しみ方をしたって良い

これで良い
これが最高

因みに自分は"お芝居"と"フード描写"に注目して楽しみました

定点カメラで長回しなのもライブ感があってたまらなく好み
オムニバスだからショートショートを連続再生してるみたいで飽きない
なんならストーリーなんて分からなくても楽しい

ストーリーがないからこそ…
人の一つ一つの挙動に目がいく
それがフェティッシュで面白い
食器が鳴らす音
店内BGM
そして何でもない会話に注目できる

映画というよりか人間観察そのものと言っても良い
人を物凄く選ぶが、私はツボにハマってしまった
オススメ

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ジョイ☮ JOY86式。

3.5 何回もチャレンジした作品

2024年5月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

5回ぐらい見ても短編2話目で記憶をなくして寝てしまうすごい作品でした。
個人的には昼間元気な時に見ると良いと思います。
仕事終わりや学校後に見るにはしんどいかもしれません。
やっと今日見ることができました。モノクロ 短編 会話中心という私にとっては眠気誘う塊のような映画。
ただつまらないってことはなく、クスッと笑ってしまう会話もあるし不思議な映画です。
なんだかんだオシャレですし。

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ルゲ式

4.0 煙草の匂いと既視感に包まれる

2024年5月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

禁煙してから約10年。もっと前に この映画を観ていたら、また煙草を吸ってしまっていただろうな。仕事の時は缶コーヒーと煙草の組み合わせだったから、もしそんな話があったら、即喫煙してしまったかもしれない。

即興劇の様な居心地の悪さと可笑しさが混在した話が積み重なっていく。どこかでこんな経験したよな、と自分の記憶をたどる。途中からいつ終わるのかと感じてくるけど、前半の話に出てきた言葉が、後半の話で再び出てくることで新鮮味が戻って来るから不思議。

個人的にはビル・マーレイとGZA、RZAの「幻覚」がお気に入り。どの話も面白いのだが、登場する役者さんのことをよく知っていたらもっと楽しめたかなと、少し悔しく思った。

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komasa

5.0 古い映画のリバイバル上映だけどおすすめ

2024年5月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今年167本目(合計1,259本目/今月(2024年5月度)1本目)。
(前の作品 「辰巳」→この作品「コーヒー・シガレッツ」→次の作品「」)

 古い映画ですが、いわゆるリバイバル上映をしていたので見てきました。

 映画自体は、コーヒー、あるいはたばこに関係する10~12程度のミニ小話といったところで、個々につながりはありません(共通人物もいないはず)。ただ、個々の発言が次の小話に微妙に影響を与えていたり、内容を示唆していたりと、個々面白い工夫がありますね。

 モノクロ映画で、2005年ということなので意図的な表現なのだろうと思いますが、この映画は個々の小話(10~12分くらい)を楽しむものなので、カラーかモノクロかはあまり大きな問題ではないかなといったところです。

 個人的には「問題はない」(問題なし、だっけ?)、ついで「カリフォルニアのどこか」が良かったかなといったところですが、上述通り、そのあげた小話や一つ前や一つ次の作品で当該作品に触れていたりといった部分があるので、ここの「良かったかな」も参考といったところです。

 映画の構成の仕方としてはレアな構成になると思いますが、古い時代の作品を見てよかったなといったところです。採点上気になる点までないのでフルスコアです。

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yukispica