赤いアモーレ
劇場公開日:2005年1月8日
解説
外科医の男と貧しい境遇の女性との、不倫の恋愛を描いたラヴ・ストーリー。監督・脚本・主演は「マーサの幸せレシピ」などの俳優として知られ、これが監督第2作となるセルジオ・カステリット。原作は、監督の妻でもあるマルガレート・マッツアンティーニの小説『動かないで』。共演は「トリコロールに燃えて」のペネロペ・クルス、「パッション」のクラウディア・ジェリーニほか。2004年イタリア・アカデミー賞(ドナテロ賞)最優秀主演男優賞、最優秀主演女優賞受賞。
2004年製作/121分/イタリア
原題または英題:Non Ti Muovere
配給:ギャガ
劇場公開日:2005年1月8日
ストーリー
バイク事故を起こした少女が病院に担ぎ込まれた。同じ病院で外科医をする彼女の父ティモーテオ(セルジオ・カステリット)は、娘が瀕死だと聞いて愕然とし、ふと15年前に失った愛の出来事を思い出し始める。ある夏の日、ローマ郊外の貧しい町で、往診の帰りに車の故障に見舞われたティモーテオは、そこに住むイタリア(ペネロペ・クルス)と運命の出会いを果たす。最初は衝動的にイタリアを抱いたティモーテオだが、その後も彼女との密会を重ねるようになった。ティモーテオにはジャーナリストとして活躍する美しい妻エルサ(クラウディア・ジェリーニ)がいたが、イタリアを本気で愛するようになる。そんな時、イタリアの妊娠が発覚。これを機にティモーテオは真実を妻に打ち明けようと決心するが、皮肉にもエルサもまた妊娠していた。事態を察したイタリアは、ティモーテオに黙って中絶の道を選ぶ。やがてエルサが出産。一方、矢も盾もたまらなくなったティモーテオは、故郷に帰るというイタリアの旅に同行。しかしイタリアは中絶手術の不備が原因で、死の病に侵されてしまった。イタリアの命と引き換えたかのように授かった娘。そしてその娘すら失おうとしている今、ティモーテオは病院の窓の外にいる、イタリアによく似た後ろ姿の女性に奇跡を懇願する。すると娘は回復し、一命を取り留めるのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- セルジオ・カステリット
- 脚本
- マルガレート・マッツァンティーニ
- セルジオ・カステリット
- 原作
- マルガレート・マッツァンティーニ
- 製作
- リカルド・トッツィ
- 撮影
- ジャンフィリッポ・コルティチェッリ
- 美術
- フランチェスコ・フリジェッリ
- 音楽
- ルシオ・ゴドイ
- 編集
- パトリツィオ・マローネ
- 衣装デザイン
- イザベッラ・リッツァ
受賞歴
第57回 カンヌ国際映画祭(2004年)
出品
ある視点部門 | |
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出品作品 | セルジオ・カステリット |