底抜けもててもてて

劇場公開日:

解説

製作・監督・主演ジェリー・ルイスのコメディ。脚本担当はジェリー・ルイスとビル・リッチモンド。撮影はW・ウォーレス・ケリー。音楽を受け持っているのはウォルター・シャーフ。出演するのはジェリー・ルイスのほか、ヘレン・トローベル、パット・スタンリーなど。

1961年製作/アメリカ
原題または英題:The Ladies Man
配給:パラマウント映画
劇場公開日:1961年11月8日

ストーリー

アメリカの西部に近いここミルタウンにハービー君(ジェリー・ルイス)という青年がいた。大学卒業式の日、幼い頃から憧れていた女に振られた彼は、町を去って仕事に打ち込もうとあちこち当たってみるが、うまくゆかない。みんな美しい女たちのせいだ。やむなくハリウッドのある寮のボーイになったが、男に飢えた女でいっぱい。早速、逃げようとすると、寮長のヘレン(ヘレン・トローベル)がなだめすかして引き止めた。寮の女たちは、かれがイカれていると思い込む。フェイ(パット・スタンリー)だけは好意をよせ、彼もまた親切にしてやる。ある日、もとプリマドンナのヘレンにテレビ局からインタビューにきたが、ハービー君が録音機とカメラをこわしたので、リンチをくわえられる。海岸へピクニックに出かけた日、同行の女たちにちょっかいをかける16人の猛者連中を出しぬいたことで、ハービー君はいささか威信を挽回。他事多難な彼の生活に、2人の有名人が顔を出した。それはジョージ・ラフトとハリー・ジェームズである。そんな毎日の中で、わがハービー君はやっと女性恐怖症から開放されそうになると、こんどは犬だ。ベイビイと呼ばれるこの犬は、餌を与えようとして戸を開けるか開けないうちに、すごい声で吠えつくのである。たまりかねて脱出をくわだてる彼を、なんと寮長以下全員の女たちが通せんぼするではないか!「みんなあなたにいて貰いたいのよ」とフェイにいわれ、ハービー君は思わずスーツケースを抛り出して彼女を抱きしめた。寮にとどまる気になったのはいうまでもない。

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