夢の渚

劇場公開日:

解説

リチャード・パウエルの原作をチャールズ・レデラーが脚色、「セブンセントの決斗」のゴードン・ダグラスが監督したエルヴィス・プレスリー主演のロマンチック・コメディ。撮影はレオ・トーヴァー、音楽はハンス・J・サルター。共演は「魔法の剣」のアン・ヘルム。「ポケット一杯の幸福」のアーサー・オコンネル。プレスリーは「夢の渚」「私の天使よ」「いかす生活」「ぼくは一人もの」「よけいなお世話」の5曲を歌う。製作はデイヴィッド・ワイスバート。

1962年製作/アメリカ
原題または英題:Follow That Dream
配給:ユナイテッド・アーティスツ
劇場公開日:1962年9月4日

ストーリー

生活保護を受けているのん気者ポップ(アーサー・オコンネル)、その息子で軍隊から傷病手当をもらっているトビー(エルヴィス・プレスリー)、それに養女のエリアン、双児のテディと19歳の子守りホリー(アン・ヘルム)からなるクィンパー一家は、おんぼろ車でアメリカ南部の海岸地方をドライブする途中ガソリンが切れ、ハイウェイぞいの海岸で一夜を明かした。道路公団のお役人は翌朝、一家を発見、立ち退きを迫った。と、そこへハイウェイ開通式で州知事が通りかかった。アメリカには自作農法といって、未開国有地は所有を宣言して住めば自分のものになるという法律がある。ポップは知事に所有を宣言、立ち退き命令は無効となった。クィンパー一家はここに腰を落ち着けることにした。ホリーが釣り道具を売って儲けたのをきっかけに一家は事業?を拡大、貸しボート屋を開いた。自農法を利用してトレーラーを引っぱりこんで住みつく家族も現れ周囲が賑やかになってきた。中に1台、ひときわ見事な大型トレーラーがあった。ギャブラーのボス、ニックのもので、彼は警察の目の届かぬここで賭博場を開こうとし、先住者ポップから全権利を取り上げようと買収にかかった。ポップは断ったが賭博場は開かれ大繁盛。深夜のバカ騒ぎに怒った住民はトビーを保安官にして秩序を保とうとした。ニックは3人の殺し屋を呼んでトビーを殺そうとしたが、手ちがいで自分のトレーラーが大爆発、とうとう逃げ出す始末。ところが、法律的に認められていない養子を民生局に引き渡せという命令。トビーに言い寄って断られた州民生委員アリシアの差金だ。しかし一家の明るい生活態度を知った判事は申立を却下、一家には平和が蘇った。ギターを弾きながら歌うトビー。そばにはホリーが……。

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