ターザンの黄金
劇場公開日:1948年3月
解説
「ターザンの猛襲」に次ぐジョニー・ワイズミュラー主演のターザン映画で「百万人の音楽」のマイルス・コノリーがポール・ガンジェリンと協力して脚本を書下ろし、「逆襲」「猛襲」と同じくリチャード・ソープが監督した。相手役は例によってモーリン・オサリヴァンが勤め「猛襲」のジョン・シェフィールド、「心の旅路」のレジナルド・オーウェン及びフィリップ・ドーン「我が道を往く」のバリー・フィッツジェラルド、新顔のトム・コンウェイが助演している。
1941年製作/アメリカ
原題または英題:Tarzan's Secret Treasure
劇場公開日:1948年3月
ストーリー
アフリカの奥地ムチア絶壁の彼方にターザンはジェーンと少年と共に幸福な生活を続けている。ある日、河で泳いでいる時、少年は光る小石を拾ってジェーンに見せる。それが金であることや文明国の話を聞いて、興味を感じた少年はその後、金塊をもって家出した。彼は飛行機を買いに出かけたのだったが、途中でタムボウという原住民の子がサイに追われているのを助けてやる。親友となったタムボウは少年を集落に案内するが集落では疫病が流行していて、タムボウの母も死んだ。原住民たちは少年を疫病の悪魔と考え、殺そうとしたが白人の探検家に救われる。原住民は怒って襲いかかったがターザンに追い払われる。探検隊長は人類学者エリオット教授で、原住民の一種族の調査に来たのであった。ターザンがそこへ行く道を案内することとなったが、助手メドフォードは少年が持っている金塊を見て、ターザンが金塊のありかを知っていることを知り、金をねらうメドフォードは探検隊を脱退する。教授が疫病で倒れ、少年も病気になる。ターザンが絶壁の下に乗りすてた教授のトラックにある薬を取りに行った間にメドフォードはジェーンと、少年を誘拐し金鉱のありかを知る。ターザンはメドフォードのために谷に落ちるがタムボウに救われジェーンと少年を助け出す。メドフォードは河に落ち、ワニのえじきとなった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- リチャード・ソープ
- 脚本
- マイルズ・コノリー
- ポール・ガンジェリン
- 製作
- B. P. Fineman
- キャラクター創造
- エドガー・ライス・バロウズ
- 撮影
- クライド・デ・ビナ
- 作曲
- デビッド・スネル