家族のかたち

劇場公開日:

解説

夫と別れ、娘と共に優しい男と幸せな関係を築いていた母娘のもとに、突然元夫が戻ってきたことから始まる騒動を暖かな眼差しで描くハートフル・コメディ。主演はリス・エヴァンスとロバート・カーライル。共演は「ひかりのまち」のシャーリー・ヘンダーソン。監督は「トゥエンティフォー・セブン」のシェーン・メドウス。

2002年製作/104分/イギリス
原題または英題:Once Upon a Time in the Midlands
配給:クレストインターナショナル=エレファント・ピクチャー
劇場公開日:2004年7月10日

ストーリー

テレビ番組『フェルツにおまかせ』の人気コーナー「英国で最低の夫」にキャロル(キャシー・バーク)とチャーリー(リッキー・トムリンソン)夫妻が出演中。観客の前でどちらが悪いかを決めるコーナーだ。証言者には、キャロルの親友シャーリー(シャーリー・ヘンダーソン)とその娘マーリーン(フィン・アトキンス)。ところが司会者はいきなりシャーリーに「あなたの恋人のデックが今どこにいると思う?」と質問。そこへ突然デック(リス・エヴァンス)が大きな花束を抱えて登場、シャーリーに愛の詩を読んでプロポーズする。しかしシャーリーは嬉しさよりも動揺が先に立ち、慌てて「ノー」と答えてしまう。スタジオ中は一挙にため息に包まれた…。気まずいムードで地元ノッティンガムに戻ってきた一行。シャーリーは、自分と娘を捨てて街を出て行った元夫ジミーのことを思うと、再婚は少し怖い。しかし、デックとの平穏な暮らしは愛している。12歳の娘マーリーンも、デックのことが大好きだ。シャーリーは、落ち込むデックに「このままずっと3人で暮らしていきたい」と言う。なんとなくごまかされたような気持ちになるデックだが、それでも今のこの平穏な生活が続いてゆくと思っていた。ところが、なんと街を出たまま行方知れずだったジミー(ロバート・カーライル)が、偶然にも『フェルツにおまかせ』を観ていたのだ。自分にもまだチャンスはありそうだ、と故郷に戻ってくるジミー。それも、通りがかりに強盗仲間の大金を奪って逃げてきたというトラブルつきだった。「自分たちを捨てたジミーなんて、関係ない」と言うシャーリーだが、デックは心配で仕方がない。ジミーはかつてこの街で一番のワルだけど、魅力的な男だったのだ。そして、シャーリーはパブでジミーと再会する。デックを愛しているのに、ジミーを前にしてシャーリーは動揺が隠せない。彼女の表情に、まだジミーへの愛が残っていることに気づいたデックは、マーリーンに慰められてどうにか自分を保っていた。父親の形見の時計をマーリーンの誕生日プレゼントにするが、男物の時計は13歳になろうとする彼女にはぶかぶかだ。だけど、そんなデックがマーリーンは大好きだ。マーリーンやキャロル夫婦の息子たちを連れてデックはある日ドライブに出かけるが、途中でシャーリーとジミーがふたりでいる現場を見てしまう。ジミーに嫉妬したデックは、彼を捜しにグラスゴーからやってきた強盗仲間の3人組に、ジミーの居場所を教えてしまう。ジミーがやっかいになっているチャーリーの家は3人組にめちゃめちゃにされてしまい、デックは自分が引き起こしたこの顛末に責任を感じ、シャーリーと別れ街を出ることを決意する。シャーリーはデックの優しさを想いながらも、マーリーンの実の父親はジミーであることを考え、チャーリー宅を追い出された彼を招き入れるが……。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0イギリス中部の大河ドラマを思わせる原題。

2019年6月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 いきなりのテレビ出演にてサプライズであるプロポーズ。番組を見ていた元夫ジミー(カーライル)が自分にまだ愛情があるのではないかと思いこんで、ノッティンガムへ向かうのだ。しかも、彼は強盗をやって、仲間を裏切り金を1人占めして資金を得たのです。

 仲良く会話しているシャーリーとジミーの姿を目撃したデックは彼の仲間を呼び寄せて、ジミーが寝止まりしていたチャーリー宅を襲わせる。これも軟弱・・・ずるい野郎だ。しかし、こんな田舎町にも復讐の連鎖があった。本人同士で話し合わないのに回りからいやがらせを繰り返すなんて、縮小代理戦争だ。

 結局は今の彼か元さやに収まるかといったことを想像するためだけの映画。それにしてもデックだって、結構ダメ男だぞ・・・

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kossy

4.0「愛」とは、単純で複雑なものである

2013年11月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

幸せ

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旅人