花咲ける騎士道

劇場公開日:

解説

プレイボーイのフランス兵士の活躍と、運命の女性との恋を描くラヴ・ストーリー。ジェラール・フィリップ主演の1952年作品「花咲ける騎士道」のリメイク。監督は「TAXi2」&「III」のジェラール・クラヴジック。製作・共同脚本は「TAXi」シリーズのリュック・ベッソン。脚本は「レセ・パセ/自由への通行許可証」のジャン・コスモス。撮影は「バティニョールおじさん」のジェラール・シモン。音楽は「天使の肌」(レプリカン名義)のアレクサンドル・アザリア。美術は「TAXiIII」のジャック・ビュフノワール。衣裳は「ファム・ファタール」のオリヴィエ・ベリオ。出演は「クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア」のヴァンサン・ペレーズ、「ゴシカ」のペネロペ・クルス、「ザ・レース」のエレーヌ・ド・フジュロル、「ザ・マシーン/私のなかの殺人者」のディディエ・ブルドンほか。

2003年製作/99分/フランス
原題または英題:Fanfan la Tulipe
配給:アスミック・エース
劇場公開日:2004年6月26日

ストーリー

フランス革命の足音が近づく18世紀。”チューリップの騎士“と呼ばれる恋に遊ぶ男ファンファン(ヴァンサン・ペレーズ)は、強制結婚を言い渡されて窮地に追い込まれていた。そんな彼の前に、”戯れの占い師“と呼ばれる募兵官の娘アドリーヌ(ペネロペ・クルス)が現われて、あなたは王女と結ばれる運命にあるという恋の予言をする。それを真に受けたファンファンは、結婚から逃げ出して入隊。彼を乗せた馬車は、戦いの最前線を目指して山道を走り出す。やがて峠に差し掛かった頃、女性たちが賊に襲われているのを発見。ファンファンは見事な剣さばきで悪漢をやっつけ、たった一人で女性たちを救出する。その中には、なんとアンリエット王女(マグダレナ・ミエルカルツ)と、王室の実権を握るポンパドゥール夫人(エレーヌ・ド・フジュロル)がいた。占い通りの展開に、期待で胸が高鳴るファンファン。一方、彼に恋心を抱いていたアドリーヌの心は動揺。そして、ある陰謀が動き出す。謎のスパイに時の王ルイ十五世(ディディエ・ブルドン)の命が狙われ、その騒乱の中で、アドリーヌが誘拐されてしまったのだ。ファンファンは彼女を救い出す戦いの中で、アドリーヌこそが運命の女性だと気づき、二人はめでたく結婚するのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.5恋と冒険のフランス映画のエスプリ再現だが・・・

2020年5月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ファンファンことジェラール・フィリップ主演の再映画化だが、前作とは色合いが違って、気軽なフランス的ユーモアが不足とみる。ヴァンサン・ペレーズ、ペネロペ・クルスも悪くないし、王族たち上流階級をカルカチュアしたのもいいのだが、表面的な面白さに終わっている。舞台美術や衣装など凝った画面作りは楽しめるも、あっさりした流れの演出。フィリップとロロブリジーダのコンビにない新たな魅力は感じなかった。作家主義優位のフランス映画界に、エスプリの効いた軽妙洒脱な娯楽大作を作れる監督を、今や求めることは出来ないのであろうか。

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Gustav

3.0 戦争がゲームと化していた・・・この冒頭の戦争コメディが面白い。副...

2018年11月12日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 戦争がゲームと化していた・・・この冒頭の戦争コメディが面白い。副官との戦いや、スパイとの追いかけっこなんかがアクションのメインになっていて、ストーリーはどうでもよくなってくる。軍隊に送りこむためのデタラメな占い師ペネロペ・クルスとファンファンの結末なんてのは見えているし・・・

 途中、兵士のラッパが“星条旗よ永遠なれ”を吹くところとか、脇のオトボケキャラ。そしてとぼけたルイ15世もよかった。オリジナル版(1952)も観てみたい。

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kossy

3.0昔々あるところに・・・中略・・・めでたしめでたし

2013年3月10日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

幸せ

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Cape God