月曜日に乾杯!
劇場公開日 2003年10月11日

解説
退屈な日常にうんざりした中年男の気ままな旅を描くコメディ。監督・脚本・編集・出演は「素敵な歌と舟はゆく」のオタール・イオセリアーニ。撮影は近年のイオセリアーニ作品や「恋ごころ」のウィリアム・リュプシャンスキー。音楽はイオセリアーニ作品常連のニコラ・ズラビシュヴィリ。美術・出演は「素敵な歌と舟はゆく」のマニュ・ド・ショヴィニ。出演はこれが俳優デビューで、「ルムンバの叫び」などのプロデューサーとして知られるジャック・ビドウほか。2002年ベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)、国際批評家連盟賞受賞。
2002年製作/127分/フランス・イタリア合作
原題:Lundi Matin
配給:ビターズ・エンド
ストーリー
フランスの小さな村。工場に勤めるヴァンサン(ジャック・ビドウ)は、毎朝5時に起き、1時間半かけて通勤している。工場ではタバコを吸うこともできず、単調な仕事をこなすだけ。家では家族からあまり相手にされていない。でも雑用ばかり言いつけられて、趣味の絵を描くこともままならない。いつものように出勤したヴァンサンは、仕事をさぼり、そのまま旅に出ることを思いつく。彼は街で一人暮らししている父親(ラズラフ・キンスキー)のもとを訪れる。すると父親は旅の資金をヴァンサンにくれた。彼は列車に乗りヴェニスへ。そして父親の旧友であるマルティーノ侯爵(オタール・イオセリアーニ)を訪ね、駅で出会った男カルロ(アリーゴ・モッツォ)と意気投合して遊び、思いっきり羽をのばす。やがてある日、ヴァンサンは突然帰宅。次の朝、工場へ出勤しようとするヴァンサンに、彼の妻(アンヌ・クラヴズ=タルナヴスキ)はいつもより優しい態度を取るのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- オタール・イオセリアーニ
- 脚本
- オタール・イオセリアーニ
- 製作
- マルティーヌ・マリニャック
- 撮影
- ウィリアム・ルプチャンスキー
- 美術
- エマニュエル・ド・ショビニ
- 音楽
- ニコラ・ズラビシュビリ
- 編集
- オタール・イオセリアーニ
- 衣装デザイン
- コーリ・ダンブロージョ
- 字幕
- 寺尾次郎
受賞歴
第52回 ベルリン国際映画祭(2002年)
受賞
銀熊賞(最優秀監督賞) | オタール・イオセリアーニ |
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