バリスティック
劇場公開日:2003年10月4日
解説
「マスク・オブ・ゾロ」のアントニオ・バンデラスと、「チャーリーズ・エンジェル」のルーシー・リューが対決するガン・アクション映画。監督は本作がハリウッド・デビューのタイ出身のカオス。タイ本国の歴代興行記録を更新したバイオレンス・アクション「Fah」でデビューを果たし、本作の監督に抜擢された。
2002年製作/90分/アメリカ
原題または英題:Ballistic: Ecks vs. Sever
配給:ギャガ・コミュニケーションズ、ヒューマックス
劇場公開日:2003年10月4日
ストーリー
国防情報局(DIA)長官ガント(グレッグ・ヘンリー)の息子マイケルが誘拐された。旅先から帰国の際、不可解にもガントの部下たちに無理矢理連れ去られたのだった。しかし、彼らの目の前に突っ込んできたトラックの中から1人の女(ルーシー・リュー)が現れ、男たちを鍛え上げられた技で瞬く間に打ち倒すと、マイケルを連れ去り闇に消えていった…。 一方、7年前に妻ヴィン(タリサ・ソト)を眼前の爆発事故で失って以来、失意のまま酒浸りの生活を送っている元FBI捜査官エクス(アントニオ・バンデラス)のもとに、かつての同僚がやってくる。同僚は、死んだはずのエクスの妻が実はまだ生きていることを告げると、妻の居所と引き換えに、誘拐されたマイケルを捜し出すことを依頼する。妻の居所を知る人物は、マイケルを誘拐した謎の人物という。半信半疑ながら、エクスはFBIの最前線に復帰する。情報によると今回の誘拐事件は、ベルリンの生物兵器工場からガントが盗み出した新兵器≪ソフトキル≫が関与しているという。なんとガントは、人間の体内に潜みターゲットを瞬時に死に至らしめるという生物兵器を、自分の息子の体内に埋め込こんで手にいれようとしていたのだった。 捜索を急ぐエクスは現場に残された監視カメラの映像から、ガントの策略をさえぎった謎の女の正体を知る。彼女の名はシーバー。かつてDIAが殺人マシーンとして密かに量産していた中国の女性孤児出身エージェント中、最強の女。しかし何故彼女はボスの息子を誘拐したのか? 一方、バンクーバー図書館に現れたシーバーを、ガントの右腕ロス(レイ・パーク)をはじめ、無数のDIAエージェントが取り囲む。しかしシーバーは、完全武装して立ちはだかる屈強なエージェントたちを、凄まじい戦闘能力を駆使してたった1人で壊滅状態に追い込む。通報を聞き付け、現場に到着したエクスは、妻の行方を聞き出すために現場から逃走するシーバーを追い詰め直接対決を挑むが、あえなく取り逃がしてしまう。 ≪ソフトキル≫の起動まで、時間はあとわずか。果たして人質の命は? エクスの妻ヴィンの生死は? そして謎の女シーバーの真の目的はいったい何なのか? 自らが巨大な陰謀の渦中にあることに、エクスはまだ気付いていなかった……。