Ken Park
劇場公開日:2003年9月27日
解説
様々に欝屈した思いを抱えた若者たちと、その家族の肖像を描いたドラマ。監督・撮影は「ブリー」のラリー・クラークと、「エデンより彼方に」の撮影監督であるエド・ラックマン。脚本は「KIDS/キッズ」でクラークと組んだハーモニー・コリン。出演は、舞台となったヴァイセリアの町でスカウトした素人の若者たちが中心。
2002年製作/96分/アメリカ・オランダ・フランス合作
原題または英題:Ken Park
配給:クライドフィルムズ
劇場公開日:2003年9月27日
ストーリー
ロサンゼルス郊外の住宅地ヴァイセリア。ガールフレンドから妊娠を告げられた少年ケン・パーク(アダム・チューバック)は、近所の公園へスケボーで出かけ、自分の頭を銃で吹き飛ばす。祖父母と暮らす少年テート(ジェームズ・ランソン)は、ある日、スクランブルゲームでいかさまをしたという理由で祖父と喧嘩し、やがて刺殺して逮捕されてしまう。少年クロード(スティーヴン・ジャッソ)は、マッチョな父親(ウェイド・アンドリュー・ウィリアムズ)の抑圧的な態度に悩まされている。しかし実は父親は同性愛者であり、酔って帰宅した時、ベッドに寝ているクロードに突然抱きつく。驚いたクロードはドラッグに溺れ、家を出る決意を固める。インド系の少女ピーチーズ(ティファニー・ライモス)は、信仰に厚い父親と暮らしている。彼女はボーイフレンドをベッドに括り付けセックスするのが好きだったが、その現場を父親に見られてしまい、激しい折檻を受ける。スケボー少年のショーン(ジェームズ・ブーラード)は、ガールフレンドと彼女の母親両方と肉体関係を持っていた。どちらを本当に愛しているのかはわからない。そんな荒れた日々の中、クロードとピーチーズとショーンは、安らぐ部屋に集まって三人で性交するのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ラリー・クラーク
- エドワード・ラックマン
- 脚本
- ハーモニー・コリン
- 製作総指揮
- オリビエ・ブレモン
- パスカル・ブレトン
- 製作
- キース・カサンダー
- ジャン=ルイ・ピエール
- 撮影
- エドワード・ラックマン
- ラリー・クラーク
- 音楽監修
- ハワード・パー
- 編集
- アンドリュー・ハフィッツ
- 衣装デザイン
- ミッシェル・ポッシュ
- 字幕
- 伊藤八奈子