ライフ・オブ・デビッド・ゲイル

劇場公開日:2003年7月26日

解説

同僚の女性をレイプ・殺害した罪で死刑目前の元大学教授にインタビューすることになった女性記者が、やがて彼の冤罪を信じ、独自の調査に乗り出す。ケビン・スペイシー、ケイト・ウィンスレット共演の重厚のサスペンス・ドラマ。監督は「ザ・コミットメンツ」のアラン・パーカー。

2003年製作/131分/アメリカ
原題または英題:ThE Life of David Gale
配給:UIP
劇場公開日:2003年7月26日

あらすじ

元大学教授デビッド・ゲイル(ケビン・スペイシー)に、死刑判決が下される。罪状は、元同僚の女性をレイプした上、殺害。皮肉なことにゲイルは、死刑廃止論者であった。彼は処刑までの3日間、高額で契約された自分の手記を綴るために女性記者ビッツィー(ケイト・ウィンスレット)を呼び寄せる。そして語られるゲイルの人生。妻子に逃げられ、酒に溺れたこと。逆恨みした女子生徒に陥れられ、大学を追放されたこと。そんな自分に救いの手を差し伸べてくれたのが、事件の被害者だったこと。話を聞くうちビッツィーは、ゲイルは冤罪ではないか、と疑問を抱きはじめる……。

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写真:Album/アフロ

映画レビュー

4.5 力強いメッセージ

2019年10月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

難しい

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くまの

5.0 観客としての価値、評価する人としての価値、評価の価値。

2025年10月10日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

知的

自分の事を騙せたか否か
( 自分にはオチが予想出来たかか否か )とか、
右翼とか左翼とか、で
映画に点数つけてしまう人に
観客としての価値、或いは
評価する人としての価値は
見出せないと感じた。

映画は満点。
ケヴィン・スペイシーって
意外とマトモなヒトの役が多いのね。
疑ってるのに感情移入してしまう
哀しい人生から逃れられない
(けど、IQ異常に高くて性質が悪い)人、
ばっかり演ってる訳でも無いみたい。

世の中を正しく変えたい。
自分の為ではなく、世の中の為、
悪人から救いたい。
その為には殉教も厭わない。
寧ろ、殉教したい。

あと、音楽の比重が非常に大きい。
イイ感じで刺さる。
どっかで聴いた誰かの曲だったかも。

ケヴィン・スペイシーに
自分の演らせたい役ばかり演らせてたい
というのも、叶っちゃイケナイ夢らしい。

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equinox

3.0 BGMがわざとらしい

2025年4月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

知的

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蜷川吝塀

3.0 予想外の展開に驚かされるが、それ以上の印象が無かった

2025年2月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 予想外の展開に驚かされる映画。だが、登場人物にも共感できないし、驚く以上の印象は受けなかった。

 まず、デビッドの「未来の人々を救うために少数の人間を犠牲にする」という行動の理屈は、それにどれだけの効果があるのかと疑問に思うので、共感できないが理解はできる。だがその割には事件が公になってからアルコール中毒になったり、公衆電話に八つ当たりしていたりと、現状を悔やんでいるような場面が出てくる。そこが、言動がちぐはぐな印象で、視聴者のミスリードを狙うだけの展開に見えた。

 また、後半からの急展開の鍵となる、記者のピッツィーがビデオの秘密に気づくのに、それまでの行動があまり手がかりとして役立っていない。そのため強引に急展開のシーンを入れたような印象で、それまでのシーンは何だったんだろうと思う。

 U-NEXTにある今作の紹介文は「死刑制度の是非や冤罪について問いかける、考えさせられる内容。」とある。だが、個人的には思考のねじ曲がった狂信的な死刑廃止論者の話で、別に考えさせられる内容でも無いと思えた。

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根岸 圭一