アナライズ・ユー

劇場公開日:

解説

マフィアのボスと医者との奇妙な友情を描いたコメディ「アナライズ・ミー」の続編。「悪いことしましョ!」のハロルド・ラミスが監督、製作は「ショウタイム」のジェイソン・ローゼンサールに「抱擁」のポーラ・ワインスタイン、出演は「ミート・ザ・ペアレンツ」のロバート・デニーロ、「アメリカン・スウィートハート」のビリー・クリスタルと、キャスト・スタッフともに前作を引き継ぐものが多い。

2002年製作/96分/アメリカ
原題または英題:Analyze That
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2003年3月29日

あらすじ

収監中のマフィアのボス・ポール(ロバート・デニーロ)の様子がおかしい。突然「ウエストサイド・ストーリー」のナンバーを朗々と歌い上げたかと思うと一気に塞ぎこんで無反応。そこで以前ポールを診ていたベン(ビリー・クリスタル)が呼ばれ、ポールはベンの保護観察下におかれる。ベンは父を亡くしたばかりなのにポールの身勝手さが追い討ちをかけもううんざり。ポールを更正させようと堅気の仕事に就けても持ち前のマフィア気質が邪魔しどれもうまくいかない。ギャングドラマの監修を依頼され引き受けるが、リアリティがないと昔の仲間を集結させる。一方、ポールの後釜・パティー(キャシー・モリアーティ・ジェンティエリー)たちとリガッチ(フランク・ジオ)のファミリーは抗争中で、両者ともポールを引き入れようと画策。ポールはリガッチ一味と強盗を企て、ベンも加わることになってしまう。強盗は首尾よくいくが、ベンは不安からパニック状態になり、父を亡くした喪失感を吐露。ポールとベンは悲しみを共有する。ポールはひっそりと暮らすことを約束。感謝するポールに自信を取り戻したベン。二人は「サムウェア」を歌い、別れる。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5【マフィアのボスと精神分析医の可笑しなコンビ再降誕。ロバート・デ・ニーロ、ビリー・クリスタルの相性は変わらずに良いクスクス第二弾。エンドロールで流れる二人のNG集もとても面白いのである。】

2025年1月25日
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鑑賞方法:VOD

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■前作で刑務所に入ったマフィアのボス・ポール(ロバート・デ・ニーロ)。刑期終了を間近にしていたが殺し屋に狙われノイローゼになった振りをして一時釈放を勝ち取る。
 FBIが出した条件は、前作で彼を診ていた精神分析医・ベン・ソボル(ビリー・クリスタル)の保護観察下に置かれることであった。
 一方、父を亡くしたばかりのベンは、相変わらずのポールの自宅でのやりたい放題にうんざりしつつ、ポールを職に就かせようとするが、上手く行かない。
 そんな時に、ポールにマフィアのTVドラマのアドバイザーの話が来て、俄然ポールは張り切るのであった・・。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・前作では、ポールの精神の不安定は、マフィアだった父を12歳の時に目の前で殺された事であったが、今作ではベンの父親が亡くなり葬儀のシーンで、ポールから電話が入る所から始まる。
 そして、前作同様にポールとベンの夢想癖は相変わらずにおバカに展開されるのである。

・ポールがアドバイザーになった事で、張り切って自分の部下の連中をTVのロケに多数読んだ事から、敵対するマフィア、リガッテと微妙な関係のパティ―は警戒し、ちょっかいを出してくる。

・可笑しいのは、そんな中でもポールとベンは、お互いに亡き父親の事を想い出し、抱き合って泣いたり、ベンもストレスの余りクスリを飲んでいながら、寿司屋で酒を飲んじゃうので、呂律が周らなくなったり、相変わらずにおバカコンビである。

■このシリーズの一番の面白さは、マフィアのボスを演じるロバート・デ・ニーロと、精神分析医弁を演じるコメディアン、ビリー・クリスタルの可笑しき会話であるが、今作でもその面白さは健在である。

<そして、第一作と同様にハッピーエンド(何故か、二人は無事で、敵対マフィアが摘発される。)を迎えるのである。
 エンドロールで流れるロバート・デ・ニーロと、ビリー・クリスタルのNG集もとても面白いのである。茶目っ気タップリのロバート・デ・ニーロと、それに引けを取らないビリー・クリスタルの演技の相性の良さは、今作でも健在なのである。>

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NOBU

3.0今度はウエストサイド

2024年11月1日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

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収監中の主人公(ロバート・デ・ニーロ)を、FBIの都合で引き受けることになった精神科医(ビリー・クリスタル)、マフィアの抗争に巻き込まれれ・・・というよりも中心的な存在になり、ドンパチにも参加してしまう。
詐病でウエストサイドの歌を歌う二人がおかしい。

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いやよセブン

3.5『アナライズ・ミー』の続編。二匹目のどじょうもいた?

2024年6月3日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

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単純

2002年公開のアメリカ映画(日本公開は2003年)。
監督は2作目もハロルド・ライミス。

キャストも、敵役以外は1作目『アナライズ・ミー』とほとんど同じ。
そういうところは、大切だ(笑)。

マフィアのボス、ポール・ヴィッティにロバート・デ・ニーロ。
分析医ベン・ソベルにビリー・クリスタル。

二人のバディ感もより強まり、作品全体に娯楽色を付けやすくなっている。

◆服役中のヴィッティが『ウェスト・サイド・ストーリー』の曲を歌い踊るほか、ラストも同作の挿入歌でしめくくる。
◆ヤンキースのトーリ監督も本人役で出演。
◆マフィアから足を洗おうとするヴィッティが、アウディのカーセールスなど堅気の仕事に挑戦。

1作目の『アナライズ・ミー』とは、異なる設定で楽しませてくれるので、1作目を見てなくても大丈夫。
『アナライズ・ミー』では、デ・ニーロの性格演技が重要だったが、本作は、純粋にストーリー展開で楽しませてくれる。

ちょっとおバカなマフィアたちが、『タイムボカンシリーズ』のドロンジョたちを思い出させる。

面白いなあ、で終われる映画はとても貴重。
ゆえに☆3.5。

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Haihai

4.0続編としては上出来。

2024年4月20日
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鑑賞方法:VOD

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云わずと知れた🎦アナライズ・ミーの続編だが、上質感は身後tに維持されている。セットでお薦め。

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mark108hello

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